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WWDJAPAN アフターインタビュー【and wander デザイナー池内啓太さん】#雨の止まない世界
ファッション業界専門誌「WWDJAPAN」とコラボレーション。24年1月8日発売号「FUTURE FASHION. 起こるかもしれない未来のファッション」にて「雨の止まない世界」「空中で暮らす世界」「月を行き来する世界」「菌類に覆われた世界」「仮想空間で生きる世界」FFEの5つのテーマでファッション業界 x 異業種でディスカッション。想像力を駆使して、5つの未来のファッションを予想・想像・妄想しています。
ここでは「雨の止まない世界」の対談に参加してくださったand wander(アンドワンダー)の池内啓太デザイナーに感想をお伺いしていきます。
and wanderデザイナー池内啓太さん x アーティスト 神楽岡久美さんのWWD座談会はこちらから
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1978年神奈川県生まれ。多摩美術大学卒業後にコレクションブランドに勤務。2011年に森美穂子さんとともに「アンドワンダー」をスタートさせる。
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①異業種対談ありがとうございました。感想を教えてください。
普段、我々の仕事は、半歩先の未来に向けた提案の物作りを行っていて、それは早くても遅くてもダメで加減を日々模索しています。今回の「もしかしたらの世界」は、リアリティを持った架空の世界、制約を忘れてイマジネーションが広がりました。
②対談のお相手であるアーティストの神楽岡久美さんから受けた刺激などはありますか。
身体と美の関係におけるリサーチやアウトプットのクリエイションが、アーティストという立場ながら非常にファッション的で興味深く拝見しました。
③ 「雨の止まない世界」がきたときに期待する世界はどんな世界ですか。
雨は防水ウエアやシューズなどで守り、肌に触れる洋服さえ濡らさなければ実はそれ程不快ではない。一方、ヨーロッパの冬のようなどんよりとした暗い空が毎日続くととても憂鬱になるので、願わくば同じ雨でも明るい空が好ましい、叶わないなら照明の計画を駆使して少しでも明るい気分になれる都市作りをしてもらいたい。
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④ 池内さんが「FUTURE FASHION AWARD」に応募するならどんなファッションを企画しますか。
雨具の歴史を掘り下げるのは面白いコンセプトになるのではないかと思います。
例えば、日本に古くからある蓑の帽子や羽織は、傘と帽子、ポンチョの役割を担った面白いプロダクトに感じます。実は、天然由来の素材を使用していてサスティナブル、しかも軽量(多分ですが)と時代に合った要素が多い。現代の解釈をすることで新しい何かに生まれ変わらせることが出来るかもしれません。
⑤ 環境変化が激しい世の中で次世代のファッションデザイナーに求める素質や期待することはありますか。
環境の変化は、今の価値観を過去のものに変えていくパラダイムシフトを生むと思います。次は自分の番だと、強い信念を持って答えを探し続ける人が、次代を担うかと思います。
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池内さん、ありがとうございました!ファッション業界でない方との対談によって、少しでもクリエーションの発想法の刺激になると本企画の甲斐があります。
他のもしもの未来テーマの異業種対談もとても面白い記事となっています。WWDJAPANの記事をまだ読んでいない方や興味ある方はぜひご覧ください。