WWDJAPAN アフターインタビュー【アーティスト神楽岡久美さん】#雨の止まない世界
①異業種対談ありがとうございました。感想を教えてください。
時代の流れや現代人の価値観を把握しながらも信念を持って作り続けているデザイナーさんのお話は畑は違うかもしれませんが、共感する点がありました。
②対談のお相手であるand wanderデザイナーの池内啓太さんから受けた刺激などはありますか。
私は普段雨の日には「ファイナル ホーム」を着ているという話をしたのですが、池内さんの“「体と建物の間のもの」を発想する”というお話しの背景に、雨への対策だけでなくそれによって予測される危機がありました。まさにその先の未来へと派生していくような展開を垣間見たように思いましたし、現代の服を作り続けてきたデザイナーこその視点にはリアリティがあり強く印象に残っています。
③ 「雨の止まない世界」がきたときに期待する世界はどんな世界ですか。
「雨の止まない世界」では雨による土砂崩れや河川の氾濫などの危機から生活や命を守る工夫や設備がある未来を想像したいと思いました。
また、雨は水が天地を循環することによって生まれるものです。そこから派生した水神としての龍など、新たな神話や伝説の生物が未来の人々のイマジネーションによって生まれるのではないかなとも思いました。
④ 神楽岡さんが「FUTURE FASHION AWARD」に応募するならどんなファッションを企画しますか。
池内さんのお話の中に“空調服”というのがありました。そのギミックを生かす事で体温調整は勿論、身体のボリュームやフォルムを調整したり、飛行可能なものが生まれそうだという想像をしました。
⑤ 環境変化が激しい世の中で次世代のファッションデザイナーに求める素質や期待することはありますか。
ファッションに限ったことではないのですが、非日常的、もしくは賛否両論で新たな価値となり得るクリエイションやアイディアで時代は作られてきたように思います。新しいことにチャレンジしていくパイオニア的デザイナーやクリエイターの存在はわたしたちの未来においても重要だと思うのです。
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