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うちの母(Hip joint×宝くじ)

みなさん、こんにちは。相変わらずコロナ対策で鬼のように手洗いしているようちゃんです。そのうち指紋がどっか行くんじゃないかな(笑)

さて、今回は家の母親について勝手に語っていきたいと思います。

母は生まれたころから両側の股関節が脱臼しており、そのまま成長してしまったため歩くのか極端に遅く、デンプシーロールのごとく左右に体幹を傾けながら歩行を行っています。(最近は屋外は車いすを使用しています)

生まれてしばらくして母親に育児放棄され、その後離婚し再婚しますが、再婚相手の母親にも育児放棄気味にされ、うちの母は施設で育ちました。

まぁ、そんなことはどうでもいいのでその辺にぶん投げておいて、全盲の父と出会い、なんやかんやでいい夫婦となったのでした。

母は足が悪かったものの、私をいろんなところに連れて行ってくれており、その背景には「宝くじを購入する」という、公共施設にたいそうな金額を募金するそれはそれは立派な使命がありました。

あまりにもその使命感が強すぎたため、妹の学費まで手を付けて募金(ナンバーズ3,4、年末ジャンボという募金)活動を行っていため、一時期離婚の危機にまで発展。全盲の父と足が悪い母が別居という、両方の首を絞めかねないことまで発展しました。(そんな生活がお互い持つわけもなく、半年で終了)

その後も、以前より量は減りましたが相変わらず募金活動(ミニロト)に対する情熱は半端なく、

母「どこいくんや、出かけるならこれ買ってきて(ミニロトの購入用紙を出しながら)」

母「なんや、コンビニ行くんか?ならこれもついでに買ってきて(ナンバーズの購入用紙を出しながら)」

めっちゃめんどくさい母親でした(笑)時折購入はしていたものの、あまりにも頻度が多かったため、私はついにチ〇ちゃんのごとくキレました!!

私「こんなもん、かってもあたらんやろがいや!(金沢弁)」

マリ〇ーズの佐〇木投手張りのスローでスクラッチくじ(10枚入り)を母に向かってぶん投げました。そして、私は部屋に帰りました。母はきょとんとしており、何事もなかったようにスクラッチくじを拾っていました。

部屋に帰った私は冷静になり、自分がいかに最低なことをしてしまったかとすごく反省することになりました。いくら怒っていたからと言ってモノを投げつけて、罵声をあびせてしまう・・・。このままじゃあかん、あやまりにいこう・・・

私は覚悟を決めて母がいるキッチンに向かいました。そしてキッチンにいる母親に向かって・・・・

私「さっきは・・・」

母「ほらみていみい。あたっとるがいね」

母が持つスクラッチくじには「2等10万円」が当たっていました。

私は瞬時に「ド・ゲ・ザ」をし、当たった金額2割・・・いや1割を所望しましたが結局もらえず。

※宝くじは投げちゃダメ!ゼッタイ!

しばらくはこのことで水あめのごとく粘っこく言われ続けましたとさ。


母を一言で表すと「公共のために募金活動をし続ける聖人」です。



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ようちゃん(たなよう)
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