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インパクト投資の広がり ~KIBOWインパクト投資ファンドの活躍

昨日、介護サービス事業を行うポラリス社が、2億2500万円を調達したことが発表されています。

ポラリス、2億円調達 幸和製作所など5社・団体から(日本経済新聞, 9月28日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3588469028092018LKA000/

 報道の中に、「社会起業家に投資する一般財団法人KIBOW」との表記があります。このKIBOWは、グロービス代表の堀義人さんが東日本大震災を機に設立した団体であり、社会性と経済性を両立する事業に投資をおこなっています。私もこのファンドのアドバイザーを務めています。
 
一般財団法人KIBOW ファンドの概要
http://kibowproject.jp/investment/fund.html

 丁度前日の27日には半年に一度のアドバイザリーボードミーティングが行われています。一号ファンドは投資が完了し、さらに5億円を調達しての2号ファンドが組まれたこと。そして順調に投資が実行されており、投資先の事業規模や社会的インパクトが広がりつつある状況を報告して頂けました。

 近年、NPOや社会起業家による資金調達が広がりを見せています。こうした社会性を含めた投資も、大手金融機関含め参入が相次いでいます。また中小起業向けの信用保証協会融資がNPOにも認められたことを契機に、個人保証なく億円単位の融資を実現するケースも珍しくなくなってきました。
 財務面が強化されたことで、単年度の契約社員が多いこのセクターでも、長期雇用を行うことができるようになり、新卒も増加、待遇面も改善されつつあります(※1)。
 こうした流れに、KIBOWおよび堀義人さんの貢献は大きなところがあります。感謝するとともに、担い手側としてさらに社会問題解決の実績を積み上げるべく、今日は南相馬で活動します。

※1 『ソーシャルセクターの給与・働き方・キャリアとは? ~新公益連盟ソーシャルセクター組織実態調査2017より~』https://drive.media/posts/18586  

□藤沢活動報告(9月29日)
 昨日から南相馬入り。今日からFVC現地ツアーに同行します。


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