仕事がなく、孤立している人たち〜『孤立無業』★3.5 (玄田有史, 2013) (9月9日)
『孤立無業』★3.5(玄田有史, 2013)
友人との交流が一切なく、仕事もしていない人たちを「孤立無業者(スネップ)」と玄田有史先生が定義し、その実態を発表したのが本著です。162万人がスネップであると警鐘を鳴らしていて、2016年は求人増加したもののスネップは156万人と横ばいです。無職の方が孤立すると労働意欲が損なわれ、社会全体で仕事が増えても必ずしも職場復帰しないためでしょう。
玄田先生はアウトリーチの必要性と、支援者の担い手が必要だと提言し続けています。
さて、今日は(9月9日)は宇和島にいます。政府がすすめる地方版孤独孤立プラットフォームに宇和島も採択されており、その関係会議に出席することになっています。宇和島でも、食材提供を通じたアウトリーチにより、孤立した方へのつながりをつくり、支援に繋げられるかも実証していく予定です。
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