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『魔王学院の不適合者』が面白すぎる

今期のアニメ、衝撃的な作品に出会ってしまった。

何が衝撃って、題名も中身も典型的な「なろう系」「俺TUEEE系」ラノベなのにめちゃくちゃ面白い。正直、ラノベ原作のアニメでここまで面白いのは初めてと言っても過言ではないくらい面白い。

では、この作品の何がそんなに面白いのか。俺が面白いと感じたのは大きく分けて5つ。

①出し惜しみしないその強さ、まさに魔王

ラノベにありがちなのが主人公の舐めプ(舐めプレイの略)。俺は舐めプが大嫌いなため、ラノベが基本的に好きじゃない。だがこの作品は主人公が一切舐めプしない、最初から一撃で敵を倒している。まぁもしかしたら主人公的には舐めプしてるのかも知れないけど、そんなの関係ないくらいブッチギリで主人公が強すぎるので舐めプしても一撃で終わる。「俺TUEEE系ってのはこういうことを言うんだよ!」て感じ。
この作品を見て気付いたけど、俺は舐めプというよりダラダラ戦うのが嫌いなんだ。「本気を出せば一撃で倒せた」ていう奴、じゃあ本気出せや!て思うし、「どうせ主人公が本気出したら勝つんでしょ?」て思うから戦ってる場面を見ててもあまり楽しめない。
この戦闘の冗長さが嫌いになった一番の原因は多分『ドラゴンボールZ』だろう。原作ではテンポ良く次から次へと戦いが展開されるのに、アニメでは引き延ばしに次ぐ引き延ばしでとても観ていられない。高校生の時に観たのが『ドラゴンボール改』で良かった、『Z』だったらここまでハマってなかった。
話を戻すと、この主人公は舐めプでもめちゃくちゃ強い。じゃあ敵が弱いのかと言うとそうではない。主人公がそれ以上に強すぎるだけなんだ。

②題名に偽り無しの「不適合者」

他の作品の批判になってしまうので題名は伏せるが、題名や作品内で「劣等」とか「最弱」とか言っておきながら実際は強い、なんてことがよくあるのだが、こちらは正真正銘の不適合者である。その理由はあまり書くとネタバレになるので避けるが、主人公が知っている歴史と実際の世界の歴史に差異が生じているのだ。そのため、入学時に受けた試験で間違った答えをした結果、不適合者になってしまう(それ以外にも理由はあるが、ネタバレなので割愛)。
まぁ正直他の作品も理由はちゃんとあるんだけど、「劣等」とか「最弱」とかの言葉がつく作品を観てみると「別に劣等ではないやん」と思ってしまう。でも「不適合者」だと「何で不適合者なのか」という考える余地も生まれて凄くいい。

…どうでもいいけどさっきから褒めてばっかで気持ち悪いな。

③ラノベなのに主人公が謎ハーレムじゃない

この作品のこと褒めてばっかだけど、それと同時にラノベ全般の批判ばっかしてるな。全国のラノベファンの皆様すみません。
で、謎ハーレムだけど、そんな言葉があるのか知らんけどラノベ主人公はとにかくなぜかモテる。しかもたくさんの女子から。モテるのはまぁいいけど、理由がないのが気に入らない。
それに比べてこの主人公はちゃんとモテる理由もあるし、何よりヒロインにめちゃくちゃ囲まれてモテるわけでもないから凄く良い。観てて違和感がない。

④単純だが見応えのあるストーリー

これに関しては何書いてもネタバレになるので、Wikipediaに書いてある範囲で説明する。

魔法の時代に前世の記憶を持ったまま、とある人間の夫婦の子供として転生した魔王アノスは、世界の魔法レベルが2千年前とは比べ物にならないほど低次元なものとなっていることを知る。そんなアノスのもとに、「魔王学院」からの招待状が届く。その学院は、かつての魔王城デルゾゲードであった。

という「転生もの」と言ってしまえばそうだが、よく使われる「現実世界の人間」が「異世界(ファンタジー)の人(または生物)」に転生するのではなく、「2000年前の異世界の魔王」が「現代のその異世界の人間」に転生するという設定。
しかも2000年間で世界の魔法レベルはかなり下がってるというんだから、もうずっと魔王様のターンですわ。

⑤魔王様の言葉が凄い

一番気に入ったのは「殺したくらいで俺が死ぬとでも思っているのか?」的な台詞。
意味分からん(褒め言葉)

他にも、周りの人が聞いたこともないような魔法を使う際に「そんな魔法あるの?」って聞かれたら「今作った」って答えたり、敵が放つ最強の魔法に対して最弱の魔法で勝ったり(明らかに「今のはメラゾーマでは無い…メラだ…」を意識した台詞を言っている)、とにかく無双っぷりが凄い。こんなに観てて痛快な作品はない。


以上、『魔王学院の不適合者』についてでした。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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