睡眠と睡眠の間に、仕事を済ませる。
あれをやっているあいだに、これをやる。これを待っている間にあっちを終わらせて、それをしている時間以外で、あんなことやこんなことをやっておこう。料理でも仕事でもそんな時間の使い方をしている。いや、1日の過ごしかたも、そんなふうにできているかもしれない。あれとあれの時間のあいだにメシでも済ましとこうか、なんて。
「あいだ時間」や「空き時間」と言ったらよいのだろうか。そういう時間を上手く使っていきながら、ぼくたちは過ごしている。おおきな意味でもそうだし、細かく砕いていけば、現代なんてそんな「あいだ時間」を潰そうとしてくるものがたっくさんあるでしょう。スマホの中も外も、いろーんな情報ですぐに隙間が埋め尽くされたりする。隙間が空いていたら、埋めなきゃ不安!って気持ちになったりするくらいだしね。
そうした「あいだ時間」を上手く使うのは、きっと「要領がいい」ことになるんだろうけど、それはなんだか、さもしいことのようにも思う。生きるのが上手いってのは、本当に褒められたことなのだろうか?いや、どちらかといえば、生きるのが下手ってのは、そんなにわるいことだろうか?
こうした「あいだ時間」の代表的な時間を、逆にメインの時間に当てこんでみるのはどうだろう。そうだな、たとえば「仮眠」とか。「仮」がついてしまってるけれど、気にしちゃいけない。仕事と仕事のあいだに仮眠するのではなく、仮眠と仮眠のあいだに、仕事を済ませておくのだ。
こうした「表と裏」の発想の転換は、日常をすこーし刺激的にしてくれそうだ。仕事、恋愛、睡眠、家事、遊び、趣味、食事、お風呂、勉強、スポーツ、おしゃべり、、、お風呂とお風呂のあいだに飯と仕事を済ませて、空いた時間で恋愛する、みたいなさ。