第6回 こわさは、こわさのままでいい。
遠藤:
あと、背景が水色なのも理由があって。
白川:
ブルーですか。
遠藤:
そうです。
私が失敗に対してネガティブすぎて..
絶対にブルーって決めてて(笑)
そこに鮮やかな色でポップに絵を描いて、
水色をにぎやかしていこう!って意味合いで。
白川:
合ってますよね、色合いも、意味合いも。
遠藤:
背景は水色ですけど、
イラストの色はポップな明るい色が多いんです。
白川:
じつは、そこが一番好きなところかもしれない。
ブルーなのを、認めているじゃないですか。
遠藤:
はい。
白川:
本気で失敗したときって、
ブルーじゃないほうが難しいと思うんです。
冷や汗だっらだらかくし。
遠藤:
背景が黄色とかピンクだったら、
ぜんぜん違う感じがします。
白川:
あと、本当のことじゃない気がするんですよね。
遠藤:
ああ..。
白川:
お話ししてて思ったのは、
失敗って感情がつきものなんだな、と。
で、最初の感情はこわさですよね。
Y-PUのサイトのコピーは
「楽しいはつくれる!」ですが、
続く一文は「社会に出るって、こわいです」なんです。
ぼく自身、社会に出るって楽しみの前にこわかったので。
それを書かないと、嘘になっちゃうんです。
遠藤:
私、こわさは払拭できないと今は思ってて。
最初は払拭したいと思ってたんですけど。
白川:
うん。
遠藤:
失敗に対するこわさ、悲しさ、後悔...
それはそれでいいんじゃないかなと思い始めて。
悔しくなかったらまた挑戦しないだろうし、
悲しくなかったら同じことを繰り返してしまうし。
それはそれで大事な感情だけど、
それをきっかけに誰かを責めたり、
自分を責めたりするのがしんどいんだろうな、と。
白川:
そうですね。
遠藤:
そこには行き着かないように、
その感情も含めて肯定したり、
許容できるのは大事なんですけど。
こわさはこわさのままでいいな、と思います。
白川:
ああ、「こわさはこわさのままでいい」
ほんと、そうですね。
こわいから、勇気の価値がある。
気づけば2時間ほど
ほぼノンストップで話し込んでしまいました。
とっても、楽しかったです。
遠藤さんとは、一緒にいろいろできたらいいな。
遠藤:
こちらこそ、楽しかったです!
ぜひ、やりましょう。
ありがとうございました!
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※この特集は、2019年12月に取材、2020年1月に公開したものです。
サイトが閉鎖したため、取材者のnoteへと移行しました。そのため少々の読みにくさはありますが、中身は変わっていないのでぜひお楽しみください。