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すきなことをすきなだけ。

*「好きなことを仕事に」みたいな謳い文句が、一昔前から流行り出したように思う。それは時代的に「仕事がしんどいもの、我慢をするもの」だと思われていたから、そういう風潮が流行ったのだろう。だからこそ、働いているみんなが、そしてこれから働く人たちが「好きな人を仕事にできたら」と思い、そう言う考え方がいいものとして世にちゃんと出たわけだ。

かくいう僕も、もともとは「そりゃそっちのがいいよなぁ」と思っていた側の人間だった。ただ、実際に働き始めたり、それなりに働いてきたり、好きなことをやってみたりしたうえで、思う。そんなことはどっちだっていい。ただ「好きなことをやり続けられる」ことが幸せで、仕事だろうが趣味だろうが、遊びだろうがお金になっていようがいまいが、そんなことは二の次なんだと思う。

好きなことを仕事にしたら、それでお金がもらえて、より好きなことに邁進できたりもする。ただその中でもちろん、やりたくないことも出てくるし、さまざまな制限も出てくるだろう。それでもやり続けることは格好いいし、だから仕事以外でやるんだよ、という人にも共感する。お金とか、人の期待とか、そういうものとなるべく縁の薄いところでつくりつづけられるものも等しく、いや、「もの」にはそんなことはとくに関係がないからだ。

仕事だろうがそうじゃなかろうが、願わくば、好きなことのある人がどんな形であれ、好きなことをやり続けられるといい。好きなことをやっていく中で、嫌いになりそうになったり、迷ったり、わからなくなったり、思い出したりしながらも、好きなことを好きなようにやり続けられるのが理想なんだ。と、絵を描くのが好きな人の誕生日に思った。どうか僕の好きな人たちが、好きなことを好きなだけ、続けられますように。

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