「とりあえず今は大丈夫」という考え方に潜む危険性
あなたも「とりあえず今は大丈夫」って思っていませんか?
実は、僕のクライアントの店舗オーナー様の約6割は、「とりあえず今は大丈夫」と最初は言います。
しかし、この記事に書いてあることを話すと、「そっか、それなら・・・」と考えを変えられる方が半分くらいいらっしゃいます。
こんにちは。
僕の記事に興味を持ってくださり、ありがとうございます。
店舗集客マーケターの大久保亮です。
「そっか、それなら・・・」と考えが変わられたのは、別に脅しているわけでもなければ、強引な営業をしている訳ではありません。笑
ただ単純に、より良い状態に成長するお店と、後々困ることになるお店の考え方の違いをお伝えしているだけです。
では、どんなことをお伝えしているのか、ここでシェアしたいと思います。
「現状への依存」は危険
「ま~とりあえず今は大丈夫かな」という考えは、とりあえず“今は”事業が上手くいってるということです。
恐らく、事業が順調に展開できているので様々なストレスから解放され、生活に少し余裕が出てきたところでしょう。
余裕が出てきたことで、歩みを止めてしまうことが多いのですが、これを「現状への依存」と言います。
なぜ、この「現状への依存」が危険なのかというと、今の状態がこのまま続くという根拠のない考えが前提にあるからです。
時代の変化が速く、消費者の行動パターンも変わりつつある今、このまま続くなんて根拠はありえません。
小規模店舗の場合、
・集客の仕組み
・効率よく販売できる仕組み
・リピート利用してもらうための仕組み
・スタッフがお店で働くことに充実感を感じられる環境や条件
・仕入れ先との関係構築
・各種リスクヘッジ
・最低でも売上が半年なくても、お店を続けていける資金的余力
これらがしっかりできていて、ちゃんと機能しているのであれば、「とりあえず今は大丈夫」と思っていても多少は良いと思います。多少ならね。
明るい未来を想像しているので、これをポジティブな考え方だという人もいますが、これはポジティブな考え方とは言いません。
これはただ楽観しているだけです。
ポジティブな考え方とは?
ご存知の方はここは飛ばしてください。
気持ちの在り方とか、マインドセットとか、そういった話になると「もっとポジティブに考えていきましょう」という話が出てきますが、本来のポジティブな考え方とは
交通事故を例に挙げると
事故に遭って怪我して入院することになったけど、もしかしたら死んでたかもしれない。生きていられて良かった。
というように、良くない状況・状態に陥ったときに、それでもまだ最悪な状態よりはマシだ、良かったと考えることです。
楽観主義な「とりあえず今は大丈夫」とは雲泥の差があります。
「現状への依存」から脱却してやるべきことは?
お店を理想的な状態に作り上げることが出来たなら、少しくらい気を抜きたくなる気持ちは分かります。
ですが、店舗経営は今が良ければそれでいい、というビジネスではありません。
地域のお客様に長期的に利用してもらい、価値を提供し続けていくことで利益を得て、地域と共に共存していくビジネスです。
なので、この先3年5年とお店を続けていくのであれば、安定している時こそ余力を残さずに不測の事態に備えるのが賢明だと言えます。
これからの時代は店舗経営には辛くなる要因がたくさんあります。
・個人で事業を始める人が増えたこと
・人口が減少し始めていること
・少子高齢化が進んでいること
・一人世帯が増加していること
・外出する人口が減ってきていること
などなど、しっかり考え、試行錯誤しながらクリアしていかなくてはならない課題が盛りだくさんです。
これらの課題にどう向き合うかを、最悪の状態を想定しながら考えていく必要があります。
まとめ
「茹で蛙」って聞いたことがありますよね?
時代の変化というのは、とても気付きにくく、なんとなく少しずつ変わっていくものです。
自らアンテナを張って情報を集め、それがどんな意味を持つのかをしっかり見つめていかないと、変化していることに気付けません。
ボーッとしてると、気が付いたときには手遅れで、茹で上がった蛙のようになってしまいます。
現状を見ると、新型コロナの感染拡大で、時代が一気に10~15年くらい前倒しになったという印象を感じています。
時代はどんどん変わっていくので、その変化をキャッチし、順応していかなければ茹で蛙になってしまいます。
特に人口減少は、大きな問題です。
お客様が減っていくということですから、死活問題といっても言い過ぎではないでしょう。
上記の問題が既に顕在化し始めています。
だから余裕がある今こそ、未来への対応力を上げてビジネス的な筋力アップに励んでください。
「とりあえず今は大丈夫」と思っていたら、茹で蛙になりかねませんから・・・
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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