秋ライブ2022 @実家カフェ
10月1日(土)@実家カフェ
レトロ音楽倶楽部 秋ライブ2022
10月1日、松本市の実家カフェにて、レトロ音楽倶楽部『秋ライブ2022』を開催した。今回はコロナ禍となって初の有観客ライブだった。感染拡大防止のため観客定員数は例年と比較すると非常に少なく設定していたものの、メンバーの招待やTwitterでの告知によって、5名の方に足を運んでいただいた。およそ3年ぶりの有観客ライブはつまり、ほとんどの部員にとってそれが初めての経験であることを意味し、これまでとは異なる緊張感のなか練習をすすめてきた。
だがライブ当日の朝、ある問題が起きた。メンバーの1人の体調が優れず、大事を取って参加を見送ることとなったのである。これによって予定していた6曲のうち、3曲について演奏者に空きができてしまった。連絡を受けるやいなやすぐに可能な限りのメンバーが集まり、編成の組み直しを行った。ライブ開始6時間前のことだった。
午後4時頃。初めての有観客ライブ、さらに当日の編成変更と緊張感のいっそう高まるなかライブが始まった。1曲目は佐野元春、1981年発表の楽曲「Someday」。間奏のキーボード設定にミスがあり、予定していた音が鳴らないハプニングもあったが、なんとか演奏を終えることができた。続いて演奏したのは、久保田早紀の「異邦人」、松本伊代の「センチメンタル・ジャーニー」。「センチメンタル・ジャーニー」はボーカルの飯田が振り付きで歌い、会場は盛り上がった。
3曲終えて、グループチェンジ。プリンセス・プリンセスの「M」、松田聖子の「Sweet Memories」を続けて演奏した。「M」はドラムセットではなく全曲カホンの演奏となったことを踏まえて、全体のテンポを落としたり、冒頭の音数を減らしてみたりと原曲よりも落ち着いた雰囲気を目指した。最後はQueenの「We are the Champions」。こちらもイントロ部分を原曲ようにピアノからの入りではなく、アコースティックギターのストロークから始まるように変更し、会場の雰囲気に合うようなアコースティック風の「We are the Champions」に仕上げた。
こうして全6曲、予定していた楽曲はすべて終了した。なんとか全曲演奏し終えることができたことに胸をなで下ろすも束の間、客席からアンコールを求める声が上がった。他に演奏曲を用意していなかったため、急遽客席からリクエストを募り、「木綿のハンカチーフ」「上を向いて歩こう」の2曲を即興で演奏することとなった。「木綿のハンカチーフ」は飯田、瀬上が2人でボーカルをとり、2曲はグループの垣根を越えて演奏された。
コロナ禍初の有観客ライブは思いがけず発生したトラブルをも乗り越え、無事に幕を下ろした。今後改善すべき課題はいくつも見つかったが、なによりもメンバーが楽しんで演奏を行えたことが良かった。今回のライブはコロナ禍で活動が制限され続けてきた、レトロ音楽倶楽部「再始動」の一歩となったといえるだろう。
会場情報
実家カフェ
所在地:〒390-0861 長野県松本市蟻ケ崎3丁目 7-31
SET LIST
PERSONNEL
YouTube:レトロ音楽倶楽部
レトロ音楽倶楽部秋ライブ2022の模様はYoutubeの以下のリンクにて視聴可能です。