3DCAD「Fusion 360」で室内シミュレーション #13 ~映画「アメリ」のような部屋を作るために~
こんにちは。読んでいただきありがとうございます。
学生の頃から憧れていた映画アメリのような部屋での暮らし。
ここではマンションを購入し、そんな憧れだったアメリ部屋づくりの道のりをつづっています。
以前までのお話 ↓
ようやくメインの壁紙2種類を候補から絞り決めたわけだが、小さなサンプルだけ見て決定するのはあまりにも無謀な気がする。今回は決定打に欠けて決めきれない私に助け舟を出してくれた夫の提案の話。
【3DCAD「Fusion 360」を使ってシミュレーション】
「Fusion 360」という3DCADを使って部屋を再現し、出来上がった面に壁紙の画像を嵌め込んでシミュレーションしてみては?ということで実際に夫に作成してもらった。
コンピュータ関連に詳しい夫とは言え、CADに携わる仕事をしているわけではない。「Fusion 360」の使い方をネットで検索し、かなり手こずりながら作ってくれた最初のシミュレーション画像がこちら ↓
スマホでパソコン画面を撮影したので画質が荒くて申し訳ない。
そうそう、これこれ、3Dシミュレーションてこんな感じのイメージ(笑)
ものすごくコンピュータで立体描きました感が強い。
これではちょっとイメージしにくいな…
必死に作成してくれた夫にこれではちょっと…とクオリティの高さを要求。
そして再度挑戦して作成してくれた画像がこちら ↓
実際の我が家の写真と比較
おぉ~!!これはなかなかクオリティ高い!
かなりイメージも湧きやすい!
こうなってくると欲が出るもので(笑)
冷蔵庫やキッチンボードも配置してイメージ掴みたいのだけど出来ないか?と頼んでみる。
そして作成してくれた画像がこちら ↓
おぉ~~~!!!それっぽい!!!!!
ちなみに冷蔵庫は今うちで使用している機種そのまんまの写真を貼り付けている状態。キッチンボードもオーダー予定で、当初はこんな雰囲気のものを置きたいと思っていた。
そして写真を見てお気づきの方もいるかもしれないが、キッチンの奥の壁にちゃっかり⑬Vintage Wallpaper / VW-19の黄色の壁紙でシミュレーション。
ものすごく唐突に一面だけ黄色だが、この写真のキッチンボード、
予定では天井までの高さピッタリ、
幅も黄色の壁紙の面にピッタリつけて配置、オーダー予定。
そうすると緑のRosehipの壁紙と黄色のVintage Wallpaperの壁紙との境目がキッチンボードの家具で見えなくなるのでそこまで違和感出ないかな、と。
【「Fusion 360」を使ったことによって見えてきたもの】
ただ…
このシミュレーションでものすごく気になった点がひとつ。
キッチンの緑の壁紙とダイニングの赤い壁紙の境目が気持ち悪い…!!
いくらキッチンとダイニングで棲み分けして貼る場合は「ここからは違う空間」という認識になりあまり違和感は出ないと施工会社の店員さんが言っていたとはいえ、やっぱり唐突すぎる感が否めない。
【上手いコーディネート例をとにかく漁ってみる】
柄物の壁紙を同じ空間内に2種類使っているコーディネートって一体どうやってこの境目の違和感をなくしているんだろう?
そう思いインスタやピンタレストで柄物の壁紙2種類使いしている画像を漁ってみる。
柄物、輸入壁紙でイメージ画像を探す時は日本ではなく海外の人の画像を探す方が個性的なものが見つかってよい。ピンタレストで英単語で検索、するといろいろ参考になる画像が見つかった。
この2枚の画像に共通していること。それは切り替わりの境目に木材のモールディングが施されている!!
この方法をうまく活用できないかと考えた。
そうだ、ちょうど切り替え部分が柱になっているではないか!
この柱を木の柱と捉えて木目調の壁紙を貼るのはどうか?
さっそく木目調の壁紙サンプルを取り寄せる。
【木目調の柱で引き締め、空間を切り分ける】
木目調の壁紙サンプルの話は次回にするとして、決定した木目調壁紙で改めてシミュレーション画像を作成
以前作成したものと見比べてみる
うん!やっぱり柱を木目調にした方が「ここから空間が変わります」感が出て違和感のような気持ち悪さが解消された気がする!!
あと木目調にしたことで空間が引き締まりますね。
施工後の写真をいずれ別の記事にアップするつもりでいるが、
最近の3DCADは侮れない。本当にこの作成した画像のまんまの見た目になったのだ。そもそも冒頭の画像のようなものをイメージしている時点でどれだけ大昔のままイメージが止まっているんだという話もあるが。
ただただ夫に感謝。
このシミュレーションがなかったら柱を木目調にしようとは思いつかなかった。
危うく気持ち悪い境目が出来上がるところだった…