
「スペイン」Spain チックコリア
実家の片づけをしてると、昔のエレクトーン演奏を録音したカセットテープがいくつか出てきました。どれもテープ自体の劣化は少なく、とりあえず聴けますが、録音状態があまり良くありません。録音レベルが低すぎるものはノイズがひどく、大きすぎるものは歪んでたり。
ただ、1つのメタルテープに録音されたものは、気を使って録音したのか、かなり録音状態が良いです。
カセットテープのグレードは下から「ノーマル」「クローム(ハイポジ)」「メタル」の3つで、最高グレードのメタルテープは結構高価でした。
カセットの音は現在のデジタル録音とは違って、微妙なピッチの揺れや、かすかなノイズなどが音楽の「味」となっています。
メタルテープに録音されてたチックコリアの「スペイン」EL-90演奏です↓
カセットには94年と書いてあります。(1994年 今からなんと27年前!)
この頃まだまだ若かった自分は、エレクトーンEL-90でチックコリアなどのフュージョンを一生懸命耳コピーして演奏していました。
当時、「難しいフュージョンをエレクトーンで弾くことがカッコいい」と思っていた自分は、かなりハイレベルな曲を背伸びをして弾いていました。
そんな当時の"いきった自分"を、いとおしく思いますW
エレクトーンは、このEL-90の登場をきっかけに今までのものとは違う別の新しい次元に進んで行った気がします。
さらにリアルな音になり、より生楽器を意識した奏法やアレンジをしたり、細かいリズムのプログラムや音作りをするように変化していきました。
この流れは現在のエレクトーン ELS-02Cにも受け継がれています。
ボタンや液晶画面の配置、形状なども今と30年前とで、ほぼ同じですね。

カセットの音をパソコンに取り込んで、音の処理をしました。
ノイズの処理はせず、少し物足りなかった低音と高音部をイコライザーで増やしました。
当時の存在感ありすぎるゲートリバーブのスネアや全体にかかる深めのリバーブが時代を感じさせます。

エレクトーンEL-90演奏 パート2「ラウンドミッドナイト」はこちら↓
エレクトーンEL-90演奏 パート3「A列車で行こう」はこちら↓
初顔出し〜Spain動画〜はこちら↓