公式キャラクターの塩梅
2025年の大阪万博の公式キャラクターデザインが決まったらしい。ロゴに関しては、2020年8月にすでに決まっていて、そのロゴを踏襲したキャラクターになったようだが、はたして今回はどうだろうか。
ロゴが決まった当時、賛否両論が結構あったと記憶している。ロゴに関する感想を自分なりにまとめたのが以下であるが、どういうふうに使われるか?に視点を置いた論調である。
キャラクターといえば、比較されるのは東京オリンピックにおけるミライトワ&ソメイティと北京オリンピックにおけるビン・ドゥンドゥンの違いである。前者はそこまで話題にならず、後者は(グッズに長蛇の列ができるくらい)大変話題になったといわれている。もちろん、定量的な比較ではないので、本当にどうだったのかは正直よくわからないが、印象としてはそんな感じである。
識者によればビン・ドゥンドゥンの顔は目に特徴があるそうで、黒目が大きく光沢があるのは最近のディズニーキャラクターと通ずるらしい。
そうした視点でミライトワとソメイティを見ると、たしかにその路線とは異なる。それにすこし複雑なデザインなのかなと思う。見慣れないというか、印象に残りにくい風貌に見えてしまうのだ。Eテレなどでは毎日放送されていたので、子どもたちにはある程度人気があったように思うが、たまにしか見ない大人にとってはSNSで流行らないと、市民権を得ることは難しい世の中だ。そういった点で、多くの人の心を掴むというところまではいけなかったのかもしれない。
とはいえ、シンプルにしすぎてしまうと特徴を出すのは当然難しくなるし、そこらへんのさじ加減は本当に難しい。大阪万博のキャラクターもどこまで流行るのかわからないが、パッと見の気持ち悪さがどちらに転ぶかな…とは思う。
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