二兎を追う者は

プレイングマネジャーと聞くと、なんだかかっこいいなと思うが、そう簡単にできるものではない。そもそも、自分で手を動かしながら人のことも管理するのは容易でない。だから、どっちかにしなさい（マネジャーはマネジャー業務に集中しなさい）というのが以下の記事の内容である。

一流のリーダーを目指すなら絶対「プレイングマネジャー」になってはならない（ダイヤモンド・オンライン） - Yahoo!ニュース

思えば、プロ野球の世界でもプレイングマネジャーで成功した事例は極めて少ない。捕手出身ならばチーム全体を見ているはずだから…といっても、実際やってみると勝手が違う例もあったかと思う。二兎を追う者は一兎をも得ず、ではないが、やはり役割は役割なのだ。

何でもかんでも自分を通さないと気が済まない人もいるが、はたして、それも正しいのかどうなのか、よくわからない。把握していないことが発生するするのは確かに問題だが、どうして話が通らなかったのかと自問することも必要であろう。自分に通らなかったのには、何かしらの理由があるはずなのだ。

人に任せるというのは、言うほど簡単でないのかもしれない。しかし、自分一人にできることなどそんなに多くない気がするので、やはり多くのことをこなそうとするならば、誰かの力を借りることが間違いなく必要なのではないかと思う。