北海道マラソン2022
今日は北海道マラソンが開催されたようだ。事前情報をまったくチェックしていなかったが、優勝はルカ・ムセンビ選手(東国大4年)だったとのこと。ムセンビ選手といえば、仙台育英高校ではインターハイに都大路に大活躍だったが、大学に入ってからは、あのイエゴン・ヴィンセント選手の活躍があり、駅伝の主要大会にはほとんど出られておらず、陰に隠れていた。それでも腐らず4年間やってきた大きな成果が出たのだろう。
2位には柏選手(東洋大4年)が入り、MGC出場権も獲得した。柏選手は箱根駅伝未出走ということが謳われていたが、去年の出雲でアンカーを務めている。その後の全日本、箱根と欠場してしまったので、一般的には注目されていなかったと思うが、箱根も9区にエントリーされて当日変更だったので、おそらく調子が良ければそのまま走っていたと思われる。今日の走りで東洋の今年の核であることが証明された。なお、東洋は同じ4年生の清野選手が6位に入り、層の厚さを見せつけている。
これを受けて青山学院の原監督は「東洋強し」の印象を持ったようだ。といっても、リップサービスの可能性もあり本人の腹の内は知る由もないが、警戒度を高めたことは間違いないだろう。青山も箱根後のマラソンに学生を送り出していることから、力のある学生はどんどんマラソンに挑戦していくことが主流となっていくのだろう。
気が付けば8月も終わりに近づき、9月の日本インカレを経て、10月からはいよいよ駅伝シーズンである。その前哨戦の位置付けで奥球磨駅伝(熊本)に出走する大学もあるとの報道もあり、注目されるレースが増えていくなという印象である。ひと夏を越えて、どの大学が調子を上げてくるのか。とても見物である。
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