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損切り=将来の利確


質問を頂きました。

損切りやドテンが早いとよく驚かれます。これは特にうまいというわけではなく、ただ少し違うやり方をしているだけかもしれません。同様の質問をよく受けるので、この機会に記事にしてみることにしました。

ここで紹介する方法が最高というわけではありません。あくまで元スパイのボヤキであり、参考程度に聞いていただければと思います。もし少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

損切りがうまくできない問題には、主に二つのパターンがあるんです。一つ目は、そもそもどこで損切りすればいいのかわからないケース。二つ目は、損切りする場所はわかっているけど、いざというときに自分をうまくコントロールできないケースです。

この二つの状況には、それぞれ違うアプローチが必要になってきます。

そもそもどこで損切りすればいいのかわからないケースに対するアプローチ:


事前の準備と明確な基準づくりが大切です。特に、損切りの計画は必ず先に立てましょう。ポジションを持つ前に、「いつ」「どこで」「どんな時に」損切りするかを決めておくと、実際のトレード中に迷わずに済みます。

ポジションを持ったまま考えて出した答えは、ほぼ間違いが多いものです。そういうものだと理解しておきましょう。

エントリーの考え方も変えてみましょう。「これからどっちに動くかな?」と考えるのではなく、「ここで反転しそうだな」というポイントで逆張りしたり、そのポイントを超えたら順張りしたりするのはどうでしょうか。

ここから上か下か?これは正直難しいです

例えば、ただ上か下かを予想してエントリーすると、お祈りしながらトレードすることになり、ロスカットはしづらくなります。

でも、予めセットした場所で、例えば赤のラインで抑えられると仮定して赤を背にショートを入れる、そして赤を越えたらロスカットする。または、緑のラインでサポートされると仮定して、緑を背にロングを入れ、緑を割ったらロスカットする。こうすれば、エントリーする時点で「ここまでいったら撤退」というのが自然と決まり、迷わずサッと切れるわけです。

「今から上か下かどっちだ?」なんて考えてエントリーするのではなく、相場が反転しそうな場所や、逆に勢いがつきそうな場所を見つけて、そこで流れに乗るとロスカットしやすくなります。


自分をコントロールできない方へのアプローチ:


損切り場所を決めていても躊躇してしまう方は、含み損からプラスに転じた成功体験や、少しでも損したくないという気持ちが邪魔をしているかもしれません。

そんな方には、こんな工夫をおすすめします

トレードを始める前に、最大の損失額をしっかりイメージしてみましょう。例えば10万円の損失なら、その金額を「ポイッ」と捨てる様子を頭に思い浮かべてみるんです。こうすると、リスクがより現実的に感じられますよ。

そして、自分に問いかけてみましょう。「この損失を覚悟してまで、今このタイミングでエントリーする価値があるのかな?」って。これで、冷静に判断できるようになります。

こう考えていくと、「この程度なら損しても大丈夫かな」という金額が見えてきて、適切なポジションサイズで取り組めるようになります。

トレードを有料のゲームだと考えてみるのもいいかもしれません。ロスカット代は、そのエントリーをするために必要な代金だと思うんです。

ただでゲームを遊んで景品だけ持って帰るわけにはいきませんからね。

このやり方を続けると、感情に流されずにリスク管理ができるようになります。大きすぎるポジションも避けられるので、致命的な損失を防ぎつつ、長い目で見ると利益も積み重ねやすくなりますよ。

自分を律するのは難しいですが、この方法が合う人もいれば、合わない人もいるでしょう。ご自身に合った最適な方法が見つかるといいですね。

お互いがんばりましょう。先物においては損切りは絶対に大切です。


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