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天井詐欺を見抜くには
今は暴騰相場開催中です。暴騰相場でありがちな天井詐欺を見抜いていきましょうね。去年の暴騰時のチャートを参考に、ラインチャートを使用するとノイズを排除して相場の本質を見ることができるためお勧めです。例えば、4時間足のラインチャートを確認してみます。
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ある程度の谷が形成され、その後ネックラインを割って天井のような形が現れるところに→を入れています。3回の騙しが確認できます。これに対して「こんなの騙されるか」と思うかもしれませんが、実際にこうやってチャートをリアルタイム風に見るとどうでしょうか。
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矢印がついたところを見ると、確かに下落を警戒せざるを得ない状況です。警戒することは悪いことではありません。ただし、必ずしも100%その方向に進むとは限らないので、慎重に動向を見極めつつ柔軟に対応しましょう。
ダブルトップや三尊トップなどは確かに天井のサインなので、その時点で『一回利確しておく』といった動きが発生します。それに加えて、天井売りのショートも多く入ります。強い相場は、これらの売りを吸収しながらさらに上昇していくんですよね。実際、これは売り玉を出させる演出の一環とも考えられます。
問題はこれが何回繰り返されるかです。これについては誰にも予測できませんが、1,2,3回くらいは発生する可能性があると考えておくのが無難かもしれません。
例えば、これを日足で見るとどのような傾向が現れるか
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日足では1度目のネックライン割れが天井のサインとなる確率高そうですね。実際には細かいですが、→の手前に三尊天井がつけられて、その後三尊下げを経て、反発したところで高値切り下げが起き、その後ネックラインが割れたところが矢印のポイントです。
とりあえず、日足でしっかりとした天井のサインが出るまでは、騙しに警戒しておきましょう。
今の相場を4時間足のラインチャートで確認すると
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先日のダブルトップ騙しのポイントに矢印をつけてます。これを日足で確認すると
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現状を考えると、まだ上昇の可能性があると思っておく方が安全かもしれません。矢印の箇所を日足で割るまでは、慎重に判断するべきかなと。
仮に矢印を割ったとしても過去の傾向から、再び上昇して、その際に高値を切り下げて初めて本格的な下落が始まる可能性なども考えられます。この時、現物は高値を更新する一方で、先物はその上昇を見せないとかもあるかもしれません。2021年に起きたようなサインとか。
週足が強い下落の形を示唆してるので、来週は戻り売りの圧力が高まりそうです。
大口目線で、例えばもし上昇トレンドを維持したい場合は、迅速に高値を越えることが最も効果的で、これがない場合はある程度上昇させてから強めに下落させることで、ガス抜きするかも。例えば、37000付近まで上昇した後、再び36000を下回る場面を演出し、上髭が伸びた陽線を描いてきたりとか。その後の週には、このロウソク実体を包み込むような大きな陽線を描いて、急騰させるとか。
あるいは、一時的に上髭陰線の圧を抜くために、一度大きく下に動いてから、長い下髭の陽線を描くことも考えられますね。
もし上昇トレンドを維持したくない場合は、単純にハシゴを外してくる可能性もありますね。これについては、日々の値動きを確認しながら検証していくしかありません。
来週は難しい週になりそうです。大きな損失が生じる可能性がありますので、充分に気をつけて慎重にトレードしましょう。
参考になりましたらモチベーションアップのため是非イイネやリツイやリプお待ちしてます。反響があればこれからも定期的に有益な情報をこのような形でシェアしていこうかと思います。