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職場での趣味の公表について

最近こういう話をする機会というか「(身体を見て)何かやってるの?」と聞かれた事があったので、当時考えていた事を思い出して書いておきます。

自分は新卒一年目の職場(地方の市役所、今は転職済み)でクソ野郎に目を付けられてパワハラされていたクチです。で、そのクソ野郎のさらに上司の方が、私を不憫に思って翌年の異動でクソ野郎から離れられるように働きかけてくれたおかげで、そのクソ野郎から逃れる事はできました。

その翌年(異動1年目)に「なんとなく身体を動かしたい」と思い、職場や自宅からも近い空手道場に通い始めました。理由は「運動不足の解消」などと周りには言っていましたが、正直なところ上記の1年目の体験から「他者に頼らない自分個人の戦力や武力の保持」の重要性を薄々感じていたと云うのも本音ではある気がします...。

周りに趣味の事を話し始める

それで始めてしばらくして「続けられそうだなー。」と思うと、通常の会話(趣味や休日の過ごし方など)の中で「空手をやっている」という事も周りに伝えるようにしました。

(こういう「格闘技・武道系」の趣味を自分から「やってるんだぜ。」と吹聴するのははしたないという気はしていたので、聞かれた時だけ答えるようにはしていましたが。)

「もしかして異性にモテるかな?」という下心もありましたが、当時の職場(市役所)の一部の雰囲気から、「上手く周りにアピールした方が得かな?」と薄々感じてたからだと思います。

当時は上手く言語化できませんでしたが、その雰囲気の内容は主に以下の2つです。

・田舎者や反インテリに特有の、スポーツ経験者や現役で続行中の者に甘い雰囲気

・戦力を隠し持っている事により、自称武闘派...という名のパワハラクソ野郎、決裁権を腕力と勘違いするようなバカどもに対する威嚇となる

もちろん殆どの職員は紳士的で、上に挙げたような特徴には当てはまりません。しかし、こういった輩が運悪く一人でも上位者にいると、サラリーマンとしてはメンタルをやられて死活問題になりかねません。

公務員のパワハラ野郎は基本イキリオタクである。

公務員界隈やお役所の中でパワハラをする人間に、最初っから筋金入りの不良や反社会的な人間はいません。そういう人間では流石に最初っから公務員試験に受かるような学力も人間性も無いので、当然といえば当然でしょう。

どちらかというと、学生時代を不良でも秀才でもなく目立たずに過ごしてきて、この空間で「俺、もしかしてヤンチャなほうじゃね?」と勘違いして青春を取り返しているような人が多い印象です。

彼らはどちらかというと一時ネット上で流行語になった「イキリオタク」に近い存在です。ガチの不良ではないため、他人の戦闘力を図る習慣や経験がありません。

また、思考が悪い意味でオタクですので「あの人は〜をやっていた」「あの人は〜出身」という類の”設定”に弱い傾向があります。

そのため、多少「はしたない」と思っても自分から戦力をアピールすることが必要となります。ですので、やや積極的に自分の趣味(空手)については会話に織り交ぜていたと思います。

もちろん、これら(上記)は昔の話である。

当時の自分の考えを言語化するとこんなところかと思います。今思えば「我ながら、随分やさぐれてんな...。」という感想を持ちます。

なんかもう「力こそパワー」という理念に脳が犯されてましたね(たぶん語録の用法として違う)。

幸いにも現在の職場では「戦力アピール」をする必要は今のところ感じません。偉そうに聞こえるかもしれませんが、リテラシーの問題だと思います。

正直、格闘技・武道系の趣味を持つからこそ、普段の振る舞いは厳し目に見られても仕方ない事だと思います。そのため自分から話す事はせず、「定期的に身体を動かしている」に留めておき、過度なアピールはしたくないという気持ちもあります。


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