Reバースデッキ紹介かぎなど

2023年8月21日 23:54

環境上位デッキ紹介の第三回は「かぎなど」
前期に環境を支配した強力なデッキですね。

サンプルデッキ

前提：除去ライブって強かったよね

まず前提として、「除去型ホロライブ」というデッキがあります（ありました）
これは「多数の除去による」「ターン中に何度もエントリー更新できるカード」「8ヒール」を特徴とした非常に安定した結果を残しているデッキタイプです。
そして「かぎなど」もこれらの要素を持ち、更に「除去型ホロライブ」に無かった詰め性能を持っている「除去型ホロライブ」の上位互換と言っていいデッキです。

イメージ的に言うと、除去ライブから「新時代のアイドルはあと」による遅延・耐久要素を抜いてアタッカーに振ったデッキという感じです。

強力な詰め性能と連パンTD恭介とあゆ

「棗恭介」は名称指定無しのReコンボと控え室5枚以上で初パンがブロッカー不可になります。効果の性質上Atk9以上は簡単に出るので基本的にはどんな相手も倒すことができます。
同じく名称無しReコンボの「数多の綺羅星たちあゆ」との噛み合わせも素晴らしく、ブロッカー不可を含む4パンが簡単に出てきます。
「数多の綺羅星たちあゆ」は他にも「水瀬名雪」や「リトルバスターズのリーダー恭介」と言った強力なアタッカーと組み合わせられます。

「普通に構築してブロッカー不可が入る」というのは非常に大きく、昨今の主流である10枚程度のブロッカーが入り終盤に耐久してくるデッキ相手に確実な詰めを行うことができます。
特に遅めの本領発揮から真価を発揮し、後半になると相手の通常アタックは全てブロックしてしまう性能を持った「ヴィーナス（Reバース）」や「算数（ホロライブ）」のようなデッキタイプ相手にかなり強く戦うことができます。

除去の常識を覆したカード「水瀬名雪」

「水瀬名雪」はメンバーとリタイアの種類数が3枚以上で8/8に、5枚以上で除去効果がついてきます。
種類っていうと難しそうに聞こえますが、サンプルデッキのように特に種類を散らせるような意識をしていない構築でもほとんどの場合で5枚目の時点で名称が散っているのでほぼ「本領発揮Lv5」だと思って使っていいです。

今までの除去カードは防御が低いことが多く、PA+Atk4で2パンなどされるとダメージを抑えることができず、またアタックを止めたとしても貧弱なスタッツのためにアタッカーに張り替えるなどが必要でした。
しかしこのカードは効果で8/8となるので相手のアタックを高確率で止め、自ターンに降った場合はそのままAtk8で3点を狙ってくれます。

さらにこのカードを強烈サポートするのが「数多の綺羅星たち篝」
相手ターンに降った名雪の効果を再発動することにより自ターンで再度除去しつつ、Atk8による3パンをしてくれます。（効果の性質上、相手ターンに降った名雪はかなり残って返ってきます）
篝は名雪以外にも「リトルバスターズのリーダー恭介」や、このデッキには入っていませんが「数多の綺羅星たち天使」などと組み合わせても強力です。挙げたカード全部防御9なのがすごいですね。

優秀なカード恭介と沙耶

入っているカードはどれも優秀なのですが、特に「リトルバスターズのリーダー恭介」と「朱鷺戸沙耶」はかぎなどで初出の強力な効果を持ったカードです。効果の強さは言うまでもないですね。

小ネタですが、「朱鷺戸沙耶」はレストしてるカードは相手のカードを選ぶ必要がありますが、もう1枚置くカードは自分のメンバーでもいいので、ヒールを掘りに行く時は狙ってもいいです。
また、レストしているカードを控え室に置く効果は任意なので、相手の「アズサ」や「#生神もんざえもん」のような除去に反応する効果が怖い場合は除去しない選択肢を選ぶことができます。

デッキを回転させるパーツもある

ここまでアタッカー寄りのパーツについて説明しましたが、やはりベースは8ヒールデッキ。デッキをめくってヒールしてなんぼのデッキです。
その点かぎなどにはデッキを回転させるパーツも豊富です。これらの他に上で書いた沙耶や、「一ノ瀬ことみ」もデッキを回転させるパーツになります。

特に「国崎往人」はデッキの安定性に大きな役目を果たしてくれます。
どんなカードでもAtk4として扱えるので最悪の事故が避けられます。
またこのデッキは意外とデッキの半分程度は高スタッツのカードが占めているので、スタッツに不安のあるカードでエントリーが止まってしまった場合のケアになります。
「除去ホロライブ」は「新時代のアイドルはあと」や「上に上げるころね」で自発的にメンバーを空けてヒールを掘りにいくことができましたが、その部分を担うカードになります。

まとめ

かぎなどの強い点

・除去、デッキ回転を擁した8ヒールデッキとしての高い安定性
・ブロッカー不可のTD恭介や連パンあゆによる高い詰め性能
・名雪や沙耶といった優秀な除去カードと、それをサポートする篝

かぎなどと戦う時に意識する点

・ブロッカー不可で殴られるのでリタイア5+手札にブロッカー2枚は安全ではない。ブロッカーは早めに使おう。
・「水瀬名雪」が綺麗に決まるとゲームが終わる。キャンセルはここにあてたい。
特に相手がパートナーを使って篝の効果で名雪を起動してきた時にキャンセルできると大きくダメージを減らせることがあります。

・8ヒールデッキとはいえ、除去は意外と効果的
初手の往人や篝は放置すると大きな効果を生むので積極的に除去したいところ。かぎなどの負けパターンはTD恭介や名雪といった高コストがエントリーで詰まってメンバーが埋まらないというケースが結構あります。

また「数多の綺羅星たちあゆ」は除去に耐性を持つカードですが、「沢渡真琴」や、手札に抱えておきたいカードが多かったりといった関係上、意外とエネルギーが細くなりがちなのであゆに除去を当てることは意外と意味があるので覚えておいてください。

以上、「かぎなど」のデッキ紹介でした。
いかがでしたでしょうか？
8ヒールと言うデッキタイプがゲームの性質と非常に相性がよく、4回くらいヒールできれば格上相手にもあっさり勝てたりするので是非使ってみてください。
最近は前期ほど使用者数がいない傾向にあるので、一敗ラインからの通過を狙うのもアリかもしれません。

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