ANAの福島復興支援のまとめ

2011年3月に発生した東日本大震災で甚大な被害に見舞われた福島県は、現在も不自由な避難生活を継続している人達がたくさんいます。そんな福島復興に向けて寄り添う企業も多く、ANAもその一企業として貢献しています。
では、ANAが震災後取り組んでいる復興支援についてご紹介していきましょう。

福島空港に向けた復興プロジェクトの立ち上げ

ANA福島空港では、震災の影響によって給水専用のパイプラインが破損してお米の作付けができなくなってしまった農地を利用し、ハート型のひまわり畑を空の上から見下ろすことができる夢のプロジェクトを考案しました。
ここで行われた種まきを「須賀川市復興のシンボル」と名付け、福島支援プロジェクトとしてふくしまシードをメインに実施されています。

ANAは福島復興事業を成功させるためにこのプロジェクトを大々的にPRし、福島空港周辺にひまわりを植栽する活動を行いました。ANAグループ100名の社員と地元住民約100人の方々と協力し合いながら、滑走路横にある斜面に70×50㎡のハート型に描くひまわりの種まきをしました。

このプロジェクトは震災翌年の2012年にも継続されており、同年6月には福島空港で「ハートのひまわりを咲かせよう」というイベントが開催されています。地元須賀川市と玉川市のボランティアの方々と、ANAの社員ボランティアを合わせ総勢150名のひまわり畑を作り、福島復興を盛り上げていく活動が行われているのです。

「ANAバーチャルハリウッド」を実施

ANA福島空港の社員は「東日本大震災を風化させない」「福島の元気と感謝を全国に届けたい」という願いを込めたオリジナルの機体デザインを提案しました。福島県出身の写真家・野口勝弘氏をはじめ東北市民の協力のもと、東北に咲く花々を「ボーイング737-800型機」にあしらいました。このFLOWER JETの就航は2020年まで日本全国の空を運航します。

東日本大震災以降、ANAグループは航空事業を通してこのような復興支援や地域活性化に積極的に取り組んでいます。ANAグループの社員も被災地に訪れ、地元の方々との交流をはじめ情報交換や現実の姿を実際に見聞きし、気持ちの寄り添いを強めることで少しでも復興支援が進められるようサポートしています。

2014年3月には福島航空教室に参加した小中学生を羽田機体工場見学に招待し、子どもたちの元気を少しでも取り戻せるよう心から応援し続けているのです。ANAは福島復興事業以外にも、熊本地震や九州北部豪雨で被災した地域に向けての支援活動も行っています。多くの支援活動を通して企業としてのあり方や、人と自然が元気になる姿を少しでも増やしていきたいと考えています。

注目記事:「アトックスの福島復興支援のまとめ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?