「働けるうちは働く!」ための仕事と人生の設計方法#67
「エイジレスで定年のない働き方」の実現をサポートする中高年専門ライフデザイン・アドバイザーの木村勝です。
せっかくの制度にもかかわらず使い方をわかっていないサラリーマン
現時点では、すべての会社で兼業・副業が解禁になっているわけではありません。「うちの会社は兼業・副業を認めていないから自分には関係ない」と思いがちですが、重要なのは「兼業・副業的視野」を広げておくことです。
会社によっては、社会貢献活動(CSR活動)の一環として地域の緑化運動や地元のお祭りイベントに参画している場合もあります。
また、企業によっては、先ほど紹介させて頂いた紳士服のコナカのような有志による勉強会やプロジェクト活動を行っているケースもあります。
こうした活動は、ご自身の通常の業務とは異なった業務体験やネットワーク拡大につながります。ぜひ、積極的に参加されてみることをおススメします。
会社派遣の東日本大震災のボランティア経験がもとで、支援地域のNPO活動に継続して参加しているシニアの方もいます。
企業内プレゼンで培ったパワーポイントによるプレゼンテーションスキルを活かして地方のNPO法人や市区町村PRで貢献している人もいます。
会社にいるうちに、こうした異業種での経験を積んでおくことでご自身の複合スキル(第二章参照:独自の専門性を複数掛け合わせることよるあなた独自の専門性)の幅も広がります。
兼業・副業というとどうしても別の会社・事業で収入を得ることを考えてしまいますが、ポイントは将来につながる「副業・兼業的な視点」を経験することです。
こうした視点を獲得するチャンスは、「会社が兼業・副業を許可している・していない」にかかわらず、実は社内に多く種が転がっているのです。
今まで参加を考えてもみなかった社内活動も「複合スキルを獲得する」というアンテナを立てた(意識した)だけで関連情報がどんどん飛び込んでくるようになります。
副業・兼業を狭い範囲で考えずに日本企業で働くメリット(幅広いCSR活動や地域活動への参画)の一つとして前向きに活用することもぜひおススメします。
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