<ステップ01>仕込み期 「“半” 個人事業主化」に向けて着々と準備を進める~<55歳からは社内人脈ではなく社外人脈>~
既に解説したように、第一ステップである“半”個人事業主化の際には、当面の潜在クライントである今の会社や今お付き合いのある会社との関係が特に重要になります。
しかしながら、“半”個人事業主戦略では、まず“半”個人事業主として独立を果たし、次のステップとしてはさらに今の会社や関係の深い会社以外のクライアントを広げていくことを想定していますので、サラリーマン時期から先を読んだ準備をしておく必要があります。
それが社外人脈の構築です。
20代は学生時代の友人との交流もまだまだ活発ですが、それが30代後半を過ぎると途端に自分の会社以外の人間との付き合いが少なくなります。
この時期は、結婚する同期も増えてきます。また、会社でもリーダーとして責任を持ち始める時期に当たりますので、体力的にも疲れ果てて平日定時後や土日にわざわざ家を出ることができなくなります。
筆者の経験ですが、それが55歳を過ぎると学校の同期会、会社の同期会などが再び増えてきます。
30代から50代前半までは、出世や昇給のために馬車馬のように社内で成果をあげることに専念しますが、55歳を過ぎると管理職は役職定年になり、60歳定年が間近に見えてきます。
もはや社内飲み会や接待ゴルフなど社内営業に専念する意味も薄れてきます。
多くのサラリーマンは、社外人脈づくりといってもこうした昔の旧交を温めるに留まるケースが多いのですが(これはこれで重要ですが)、55歳から60歳までの5年間はぜひさらに一歩踏み込んで新たな社外人脈の構築にチャレンジしていただきたいと思います。
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