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「働けるうちは働く!」ための仕事と人生の設計方法#48

「エイジレスで定年のない働き方」の実現をサポートする中高年専門ライフデザイン・アドバイザーの木村勝です。

【事例その2】丁寧な地域対応スキルはシニアの独壇場

Fさんは、規模は小さいが部品メーカーに長年勤務し、工場の生産技術の実務の要として活躍してきましたが、勤務していた企業が海外メーカーに買収され外資系に。

外国人トップ、新たなスタッフが工場に赴任し、一部社員のリストラも始まり、生産技術の同僚も櫛が欠けるように退職していきました。

上司には外国人が赴任してきましたが、原料や製品物流、納入先会社の品質検査の厳しさ・複雑さ、また工場の環境対策、地域対策など複雑なジャパンルールに外国人上司は戸惑い、さじを投げそうな状態になりました。

こうした中、生産技術の担当ではあったが、積極的に担当外である環境対策や地域対策などルールづくりを進め、地域住民の信頼度アップに貢献したのがFさんです。

外資系経営者からの信頼も厚く部長に昇格し技術担当役員の候補にもノミネートされています。

【解説】
環境問題の意識の高まりもあり、地域渉外活動の重要性は年々高まっています。

従来こうした仕事は、総務部のベテラン社員がコツコツと時間をかけて人間関係をつくり対応してきましたが、最近こうした「コツコツと地道な取り組み」を必要とされる業務を直接企業収益に直結しない付加価値を生まない仕事として軽視される傾向も一部に見られます。

AI・RPAが進んでも最後まで残るこうした対面業務こそシニアの独壇場です。

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