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呼吸器機能障害1級のわたしが、障がい者キャリアスクールに入ってみた結果…
初めまして。
RESTA卒業生の長谷川梢と申します。
まずは私の簡単な自己紹介を・・・
呼吸器機能障害1級で昼間は在宅酸素、夜間はマスク型の人工呼吸器を使用しながら生活している28歳です。
学生時代から受付事務や営業事務のアルバイトをしてきました。
持病が小さい頃からなので、社員として働いた経験はありません。
障害者手帳を取得できたのが最近ということもあり、
今までのアルバイトは一般の方と同じように、特別な配慮などは受けずに就労していました。
当時、仕事中は酸素も利用していませんでしたので、
だから一般就労できたということもあるのかもしれません。
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今回は初めて「障害者雇用」という枠を利用して就職活動に取り組みました!
身体の負担を減らしながら待遇面でも良い結果を得られ、利用して良かったと思っています。
-------今回のトピック------------
■なぜRESTAに入ったのか
■RESTAに入って得たもの、変わったもの
■転職活動中に行ったこと
■仕事に望む条件、妥協した点
■今後のRESTAに求めるもの
■私の思い
■RESTAに興味を持っている人に一言
----------------------------------------
このような内容を書かせて頂きました。
仕事について、将来について、悩みをお持ちの方も多いかと思います。
当事者目線で全力で思いを書きましたので、ぜひ最後までご覧ください。
■なぜRESTAに入ったのか
「自分のもやもやを晴らしたい!」
それがRESTAに入ることにした一番の理由です。
私と社長の松川さん、CS日高さんとの出会いは、RDDJapanという世界希少・難治性疾患の日のイベントでした。そこではZOOMでいくつかのテーマについてお話をさせていただきました。
障がいや病気のある方たちときちんとお話したのはその時が初めてで、
こんなにもアクティブにポジティブに活動されている方たちがいるのか!と
圧倒されたのを覚えています。
(松川さんと日高さん以外にも数名いらっしゃいました)
そんな経緯でその後もお二人とはSNSで繋がっていたのですが、
ある日松川さんが障害者のためのキャリアアップスクールを立ち上げることを知りました。
漠然とした将来への不安を拭えずに生活していた私は、
今まで不安には思っていたけど、
「アルバイトの経験しかないしな」
「どうせすぐ体調を崩すしな」
「通院も多いし入院もするしこれ以上は働けないし」
「どうせ私にはできることが限られているんだ」
そう思ってもやもやな気持ちを抑え込み、
もっと働きたい!自分のやりたいことをしたい!という思いを押し殺して
何年も一歩を踏み出せずにいました。
でも、RESTAの告知を見たとき、
松川さんなら
私のできること、やりたいこと、向いてることを一緒に探してくれるのではないか。
と直感的にそう思い、勇気を出して声をかけました。
そうしたら私が予想していた通り
「こずえさんなら大丈夫だよ、どこでも働ける!むしろ企業を選ぶ側だよ!俺に任せて!」
という風に前向きな言葉をかけてくださって
同時にCSは日高さんだということも知り、
「この二人なら安心してついていける!」
そう思ってRESTAで学ぶことにしました。
もともとの人柄を知っていたというのが大きいと思います。
「この人たちになら任せられる」
「私のために(生徒のために)全力で動いてくれる」
そんな確信があったので、スクール費用などはあまり考えずに入会を決めました。
■RESTAに入って得たもの、変わったもの
①自分に自信が持てるようになった
②自分のやりたいことが明確になった
この2つが私の中で大きく変わったもの、RESTAを通じて得ることができたものだと思います。
【①自分に自信が持てるようになった】
課題を進めるごとに沢山褒めて下さいました。
自分で考えて取り組む課題が多く、正解がないようなものも多くありました。
自分が考えて悩んで提出した課題を褒めて頂けることは、素直に嬉しかったです。
「〇〇が良かった」「△△のような発想はなかった」「ここはこうした方が良い」など
具体的に良かった部分や改善点を挙げて下さるので、
自分では気づかなった視点に気づくことができます。
改善点はもちろんのことですが、
良かった点についても具体的なので、
自分では普通と思っていたことも他者から見ると魅力的に見えるのかと
自分の能力や考え方を客観的に見ることが出来るようになりました。
自分のことを客観視出来るようになると、
自分の長所や得意なことが明確になり、自分に自信が持てるようにもなりました。
元々、自分の長所や得意なことを聞かれても曖昧な答えしか出来なかったのですが、
RESTAで学ぶうちに具体的な言葉として答えることが出来るようになりました。
「自分はこんなにもできることがあるのか」と
自分に価値を見出せるようになったことが、自分への自信に繋がったように思います。
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【②自分のやりたいことが明確になった】
「自分がやりたいことは何なのか」
これは私の最後までの課題でした。
キャリアカウンセラーの黒原さんと初めて面談をしたとき、
私は、自分が何をしたいのか全く言葉に出来ませんでした。
アルバイトとしてしか働いたことのなかった私は、
企業の裏ではどんな仕事の人たちが動いてくれていて、
どんな業務を行っているかを知らなかったので、
どのような職種があるかどうかすら想像が出来なかったのです。
そんな私のやりたいことを一から聞き出してくれ、
何回も時間を設けてくださるうちに、
自分のやりたいことは「人事」の仕事であることに気づかせてくれました。
急いで結論を出させようとするのではなく、
ゆっくり私のペースに合わせて考える時間を設けて下さり、
私が「こういうことがやりたいのかも」と曖昧な答えをしても
それをその都度、具体的な言葉にしてくださいました。
また、業務の内容だけでなく、体調を考慮した優先順位をつけ、
どの部署を目標にすべきかどうかを一緒に考えてくれました。
面談をしていくうちに「こんなことがやりたい!」という具体的な業務内容が明確になり、
面接を受ける上でも迷いなく、自分の携わりたい業務を伝える事が出来ました。
一緒に考えてくれる方がいるという安心感はとても大きく、
実際に面接にも同行してくださり、当日も安心して面接に臨むことができました。
そのおかげで希望だった人事の部署で内定を頂けました。
■転職活動中に行ったこと
面接のシュミレーションを何回も行いました。
黒原さんとの面接練習の中で実際に出てきた質問だけでなく、
「ここは突っ込まれるかもしれないよ」と補足で教えてくださった部分の回答を用意し、
それに関連する質問の答えをいくつか用意するようにしました。
大まかに答える内容を決めておき、
実際の面接では状況に応じて、
決めておいた内容を少し変更するなどするだけで答えられるように準備をしました。
なんとなくでも答えを用意しておくと、
急な質問でも慌てずに答えられるようになったように思います。
また体調管理にもいつも以上に気を遣いました。
普段は体調の良いと言える日が少なく、どうしても無理をしがちなのですが、
少しでもしんどいと思ったら休む!これに限ると思います。
面接の日程はどうしても重なってしまい、忙しくなりがちです。
なので面接期間中はいつも以上に早めに休息を取るようにしていました。
おかげで当日キャンセルすること等もなく、
全ての面接日程を終えることが出来ました。
■仕事に望む条件、妥協した点
条件 結果
・フルリモート勤務 → △週1出社
・週4勤務 → ◎
・やりがい → ◎
・給与 → ◎
今回妥協した点としては、フルリモートではなく週1出社であるということです。
フルリモートの企業様にも内定を頂いていたのですが、
仕事内容でのやりがいを重視し、週1出社の企業へ就職を決めました。
その他についてはどれも求めていた条件に合うものだったと思います。
契約社員での雇用ですが、給与も以前の倍以上になりました。
(勤務時間が以前より長いという理由もあります)
1社目の内定が出た後も、私の希望で就職活動を続けさせて下さり、
最後は「ここで働きたい!」と思える企業に就職することができました!
雇用条件に関しては、
自分が思っていたよりも柔軟に考えてくださる企業様が多いように感じました。
自分の希望をはっきりと伝えることで、RESTAの担当さんが企業様にその旨をきちんと伝えてくださいます。
自分で交渉するのは気が引けることも多いかと思いますが、
事前に私の希望を伝えてくださったり、交渉してくださったりして、
その上で面接に進むかどうかを決めて下さっているので、
面接でのやりとりがスムーズになったり、
企業様の希望と私の希望の折り合い地点を一緒に探すことができたりしました。
これはなかなか一人で行うことは難しいです。
体調面や通院等色々な条件がある中で、とても恵まれた待遇での就職を決められたのは
私のバックグラウンドを理解してくださっている
RESTAにお願いしたからこその結果だと思っています。
■今後のRESTAに求めるもの
履歴書にかける、面接でアピールできるような専門的なスキルが学べるようになると
嬉しいなと思います。
私が受けた当初のカリキュラムは、
PCスキルに関しては、一般の大学や高校、社会である程度PCに触れる機会がある方だと
少し物足りないような気もしました。
(カリキュラムはどんどん更新されてより良くなっていっています)
もちろんPCに苦手意識のある方々にとっては
一から社会で一般的に求められるレベルまで学ぶことができ、
とても有意義なカリキュラムだと思います。
基礎的な部分は習得している人たちでも、学びを広く持てるように、
希望者には、デザインスキルやExcelのマクロ、経理等(一例です)の
専門的なスキルを学べるコースを選択できるようにすると、
より幅広い年齢層やレベルの人でも大きく成長できるカリキュラムになるのではないかと思います。
今回の就職活動の中で、
アピールできる専門的なスキルが1つでもあると、
特にリモート勤務希望の場合は就職の幅が広がるのではないかと感じていました。
これから更にカリキュラムが充実していってくれることを願っています。
■私の思い
「自分が将来どうなりたいのかわからない」
こう思っている人たちってどのくらいいるのでしょうか。
私は数か月前まで、そう思っていた一人でした。
漠然と将来への不安だけが募り、
そして心の余裕がなくなり、全てが上手くいかなくなってしまう。
そんな悪循環を繰り返していました。
でもどうしたら良いのかわからない。
身体には限りがあるし、
本当にやりたいことは病気のせいで出来ない。
どうせ病気になるなら、もっとおばあちゃんになってから
もっと人生を謳歌してから病気になりたかった。
(傷つくような表現だったらごめんなさい)
いつもそう思っていました。
でも治らない病気になってしまったのは誰のせいでもないし
生まれた時から病気なことも、それは何かの運命で、使命で、
だったら誰かの役に立って、人生楽しく生きていきたい。
そして心に余裕を持って生きていきたい。
そう考えるようになったとき、
私は、人生を楽しく生き抜き、そして心に余裕を持つための手段の一つとして
「社会との繋がり=就職」を考えました。
(あくまでも私が考えた一つの手段です)
私にも出来ることが沢山あると教えてくれたのはRESTAであり、
RESTAに関わってくれている人たちです。
将来の具体的な目標を持てると
生きる目標、生きる目的、そのようなものが見えてくるかもしれません。
「もうちょっと頑張って生きてみようかな」
そんな風に思えるかもしれません。
少なくとも私はそう思うことができ、
今、これから始まる新しい生活が楽しみで仕方がありません ♪
「そんな気持ちになんてなれるのかな?」と思ったら、
軽い気持ちでRESTAに出会ってみるのもいいかもしれません。
きっと知らぬ間に自分の価値を見出せるようになります!
と、私の思いを皆様に全力で伝えたいです!
■RESTAに興味を持っている人に一言
想像している以上に全力でサポートをしてくれます。
迷っている方がいたら、まずはお話してみることを強くお勧めします。
その数十分の間でも、RESTAの方たちの人柄が伝わると思います。
カリキュラムや就職に関する相談だけでなく、
悩み等の相談にも乗ってくれ、家族のように本気で考え、一緒に悩んでくれます。
「自分を変えたいけどどうしたらいいかわからない」
そんな人たちは是非、RESTAで一緒に家族になりましょう!
○RESTAの公式lINE
○株式会社RESTAサイト
障害者の方のキャリアアップを支援 (resta-career.com)
・RESTA Career:障がい者のためのオンラインキャリアアップスクール
・RESTA Challeng:障がい者の方のキャリアアップを支援
・RESTA Create:障がい者雇用のコンサルティングサービス
・RESTA Connect:転職支援サービス
完全オンラインの障がい者キャリアスクール RESTA CAREERのLINE