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J-POPの経歴プレゼン通話の薦め

Discordのグループ通話・画面共有を使い、友人と、「第一回 チキチキこれが俺のルーツだ!J-POPプレゼン大会~!!」が開催されました。こんなタイトルでは無かったですが。

ルールはあまりなく、
・自分のJ-POPの歴史を遡るプレイリストを作る
だけで、特に時間制限もなく、時期も人それぞれ(全人生、聴いてた時期まで等)、アニソンを入れるかどうかの判断も人それぞれといったところ。
土曜20時~27時、日曜14時半~18時、20時~25時まで15時間ほどやってました。大型音楽番組か。

発表メンバーは主に音ゲークラブイベントをやっているDJやスタッフと、俺の計5人。客代表ではなく、これの発端となった通話の際にたまたま俺が居合わせ、参加に至った次第です。 通話なので地域もバラバラ、年齢層も10歳以上歳が離れており、唯一の共通点が音ゲーで繋がってる事のみ。 

さてそのプレイリストがこちら。
順番は「大雑把にそのアーティストに出会った順」、その中で「そのアーティストの中で出会った曲順」といった感じです。 完全時系列にしたかったのですが流石に無理でした。

この貼り付けリンクで表示できるのが100件までですが、実際には300曲弱あります。

1987年7月。 この世に生を受けてしまう。

1992年。 当時幼稚園児だった俺はこの頃から寝つきが悪く、親が匙投げてラジオをかけたところ、嘉門達夫の番組(ワールドエンターテインメントショー)がやっており、俺が寝るどころか笑い転げてたという鉄板エピソードがあります。 親が子育てを失敗した、悔やんでも悔やみきれない瞬間だったと思います。
ただこの出会い、「ラジオ」「お笑い・バラエティ」「音楽」という、今に繋がる全てのきっかけになってるんですよね。 その結果こんな子に育ってしまったわけです。 なので嘉門達夫は案外音楽を語るうえで外せない存在なのです。

吉幾三は親父が一時期はまっており、俺もその中のコミックソング系(おら東京さ行くだ、絶対プレスリー、ドタバ富士など)を気に入り聴いてました。 今回選んだのは出会いという意味では違いますが、そのころ聴いて今聴いてもいいと思う故郷という曲。地元離れたからこそですね。

「愛が生まれた日」は初めて買ってもらった8㎝シングルCD。
「ポンキッキーズメロディ」は初めて買ってもらったアルバムCD。 前者は詩とか小学生なので全く分からないですが、あのハモリとかボーカルのメロディラインが好きなんですよね。 歌謡曲チックというか。 その傾向は今も続いています。

Spotifyになかったので入ってませんが、小学生時代に「HOUND DOG」と出会います。これは親がファンであり、ライブにも何度も連れていかれたため、自然と聴くようになった感じです。 現在まで続くRock系を聴く傾向はここからだと思います。

2000年。中学生になり、MDCDラジカセを買ってもらうと、徐々に親と関係ない曲を聴くようになります。

2000年12月頃。 当時、大阪のMBSラジオの遠距離受信にはまっており、その番組内で「筋肉少女帯」の「踊るダメ人間」と出会ってしまいます。
もう、当時は衝撃的で。 ツインギターに力強いドラム、そしてあの歌詞。中二病をこじらせようとしている時期に、出会ってはいけない出会い。 徐々に、所謂売れ線の曲を聴くようになっていたのですが、ここから一気に自分の世界が始まります。 既に凍結してたので、中古を買いあさり、聴き続ける日々です。 これを「黒歴史」と呼んで封印してましたが、演奏をちゃんと聴くRock聴取路線はここから始まり、自分の音楽を語るうえで欠かせない存在だと思い、解禁となりました。 あの尖り方(笑)は黒歴史ですが。

2003年。 音楽ゲーム「beatmaniaIIDX」を本格的に開始。 HOUSE、TECHNO、TRANCEといったジャンルがあるという事をここで知ります。ただ、ゲームやサントラはハマりましたが、J-POPに影響が出たかというと、多少打ち込み系も聞くようになった程度でさほど変わらず、バンドサウンドばっか聴くのは今も変わりません。

2005年。 ORANGE RANGE。 チェストを聴いたとき、いいバンドが出てきたなーとは軽く思ってましたが、友達に借りたmusiQで一気にはまります。基本的に天邪鬼なので、売れてるというより流行りに近い音楽と距離を置く傾向にあるんですが、これは乗らざるを得ませんでした。 「FULLTHEROTTLE」が先頭にあるのは、この曲がはまるきっかけとなった為です。 ここからしばらくRAPブームが来ます。 ただ、あくまで歌唱方法におけるRAPばっかで、HIPHOPにはハマらなかったと記憶してます。
Nobody knows+などもこの時期ですね。

またこの辺りで地元友達とカラオケブームが起こります。ど田舎の貧乏高校生の大衆娯楽です。 わざわざ隣町まで電車で行かないとカラオケが無いのに、毎週のように行ってました。 持ち曲が無い事に気付き、ある程度知名度があるバンドも聴こうと意識し始めます。筋少路線からの回帰です。 ただ、これは同時に「カップリング曲やアルバム曲ばっかり歌うカラオケ」路線の始まりとなってしまい、結局友達と音楽の話が合わないままとなります。何も変わってねぇじゃねーか。

そしてこちらも2005年。 Dragon Ashと出会います。 遅くね?って思うかもですが、一番売れてた時代はラップ等興味なく、むしろあんなもん音楽じゃないと毛嫌いしてました。 で、夕凪UNIONを知り、Dragon Ashめっちゃ格好よくね!?となり、一気にはまっていきます。
出会った時期がこの時期だったのもありますが、今聴きなおしてもこの「ラテンロック期」(Rio、INDE、FREEDOM)が一番好きですね。なかなかこの音を出せるバンドはいないんじゃないかと思ってます。
ここからミクスチャーロック、オルタナティブロック路線がしばらく続きます。 ストレイテナー、藍坊主、Base Ball Bear、アジカンなどですかね。

2007年。大学2年。 ここで音速ラインと出会います。 TSUTAYA のポップ借りでした。これによって、より一層「漁る」事の大切さを知りましたね。 とにかく爽快なギターロックにもの悲しい歌詞、そして音速節と呼ばれる独特なしゃくりというんでしょうかね、ボーカルメロディが大好きです。 他の三つ巴バンド(Dragon Ash、後述のschool food punishment)と違い、あまり音速ラインに似た路線の音楽は探せていない気がします。なかなかいないんですよね、ああいう音使い多用する人らって。

そして2009年。大学3年。 CDTVの30何位だかに入ってた、「school food punishment」の「futuristic imagination」と出会います。30何位だと、5秒とかしか流れないんですよ。ただその5秒で絶対ヤバいと確信。 TSUTAYAでなんか無いかと探し、インディーズの1stミニアルバムを借り、1曲目開始数十秒で大勝利を確信。 俺の中で3大バンドを挙げろと言われたら絶対挙げる「Dragon Ash」「音速ライン」「school food punishment」がここで出揃います。意外と多感な時期をやや過ぎた時期に出会ってます。
ここからしばらく、キーボードがいるバンドとかに傾倒していきます。更に言うと、ここから一気に女性ボーカル物に傾倒していく事に。sfp前後で明らかに毛色が変わっていきます。それくらい衝撃的なバンドでした。 Spangle Call Lilli Line、Heavenstamp、ねごと、UNLIMITS、FiLP、ハイスイノナサなど。

2013年。 ミッシェルガンエレファントと出会い、久々に正統派ロック路線に戻った感じです。 The Birthday、ATOM ON SPHERE、GOLIATH、ビレッジマンズストアなど。

2010年代後半になると、20代も後半に入り、徐々に新規漁りをしなくなってきました。特に2017年、2020年は新規購入・レンタルは音ゲー関連以外ほぼ無しという、典型的な老化現象が起こり始めます。

2018~9年、sleep warp、Awesome City Club、FAITH、三月のパンタシア、羊文学など。 この辺りになってくると、三つ巴バンド(Dragon Ash、音速ライン、sfp)に動きがなくなり、解散したsfpの関連バンドもさほど動きが無く、新たな道を開拓せざるを得なくなります。 徐々にテレビからラジオに回帰し始めた時期であり、ラジオから知ったバンドが多くなります。前述の通り新規開拓は停滞しますが、ラジオで知るという受動的な知り方が増えてきます。それと同時に、やや聴く音楽の傾向も変化し始め、個人的に新時代到来です。 まぁそれでも中心はRockであることに変わりはないんですが。

そして今年、2021年。 For Tracy Hyde、ラブリーサマーちゃん辺りは久々にいいなと思いましたね。


こんな感じでプレゼンをし、1人目なのに3時間越えという完全に企画ぶち壊しなことやって急遽2日間に渡って繰り広げられる大型通話となった次第です。

聴いてた方からは「基本ぶれてない」と言われて、確かにと思いました。
HOUND DOG、筋肉少女帯から始まって今日に至るまで、常にRock 、うるさい人が居るとアレなので俺はよく「バンドサウンド物」と呼んでますが、このバンドサウンド物を聴き続けているなーと。 いい曲あってもソロとかシンガーソングライターだと「バンドじゃないのか」と思うのが自分でも不思議だったんですが、どこかで意識してバンド物を聴きたいという欲があったのかもしれません。

張り切り過ぎて300曲用意したので、当然飛ばし飛ばし、それも1番だけとかサビだけなどで流してました。 それでも、謝りつつも絶対に完全にはすっ飛ばさずに早々に切り上げずごり押ししてた辺り、まだ音楽好きなんだなーと思いましたね。 いいように言うなって話ですけども。

そして他の人の音楽やら話も聴いてたんですが、「ここで2STEPになる」「細かいストリングスがいい」「編曲が○○」「タイトルや歌詞に入ってる文学の名前で知る」など実に聴き方が様々で、大雑把に「J-POP」でくくってもここまで聴き方が異なるものかと勉強になりました。 俺が音楽詳しくない事もあり、コード進行とか分からないし、この音がなんの楽器の音かもろくに分からない、歌詞もろくに覚えておらずとにかく演奏(特にドラム)とボーカルのメロディラインを聴く…と言う聴き方するので、もんのすごく素人臭くてなんか恥ずかしくなりましたね。まぁ素人だしこれで楽しんでるので卑屈になる必要もないんですが。
対抗するとかではなく、もうちょっとちゃんと音楽聴こうと思わせてくれる回でした。 それと同時に、これだけバンド物に傾倒してる人もいなかったため、この路線を突き進もうとも思いましたね。

本当に楽しい回でした。 ありがとうございました。
皆様も「J-POP」という雑なくくりで過去を思い出してみてはいかがでしょうか。なかなか面白いですよ。

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