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AI副業用 ローカルPCの選び方

💮この記事をおススメする人💮
・AI副業用にローカルPCの購入検討をしている
・Google Colabから卒業したい
・AI副業に必要なローカルPCの知識を入れたい

⚠️この記事をおススメしない人⚠️
・ローカル版StableDiffusionを使わない/使う予定がない人
(ローカル版SDを使用する前提で紹介しています)
・AI副業をやったことがなく、最低限の初期投資で始めたい人
(初期投資を下げるならGoogle Colabをおススメします)

⚠️執筆時点(2024年10月)での情報です⚠️
感想、質問等ありましたら下記DMお願いします!

れすと(@rest_8888)
※フォルダ分けされてしまう為、フォローしてからDMお願いします。


はじめに

こちらの記事ではAI副業用のローカルPC(下記PC)に関して
使い勝手、コスパ、目的用途、主観を重視してまとめています。

💡元家電量販店で働いていた私の主観に加え、有識者の情報や
  実際に使用しているPCと比較した上で執筆しております。

 もし情報が誤っていた場合はご連絡いただけますと幸いです。

なお、ローカル版のStableDiffusion(下記SD)を使う前提で執筆しています。SDを使用しない場合は参考になりませんのでご注意ください。


【番外】ローカル版とGoogleColab版の違い

AI副業を始めたい!→AI美女を生成したい!→StableDiffusionってやつを入れればいいんだな!→Colab版?ローカル版?どちらを設定すればいいの?

AI副業を始める際、一番最初にぶちあたる問題ではないでしょうか。
(実際にこの問い合わせかなりありました)
本編からズレますが下記にまとめてみました。

GoogleColab版とは

Google社が提供する、ブラウザからSDが使用できる環境です。
(Colab環境とも言います)
PCがあれば環境構築できるので、まずはここから始める方も多いです。

Colab版のメリット
・PCの性能関係なくAI画像を生成できる(SDを使える)
・最低限の初期投資でAI画像を生成できる

Colab版のデメリット
・Colab Pro版(毎月1,179円)に加入する必要がある
・1ヶ月の生成時間に制限がある(≒生成枚数に制限がある)
・一定時間でセッションが切れる(生成放置しにくい)

ローカル版とは

自身のPC内でSDが使用できる環境です。
(ローカル環境とも言います)
慣れてきてガッツリ生成したい方はほとんどこちらかと思います。

ローカル版のメリット
・インターネット不要でどこでも生成が可能
・生成時間無制限(≒無制限に画像生成が可能)
・セッションが切れる心配も無し(生成→放置して別の事ができる)
・拡張機能が導入しやすく、自分好みにカスタマイズができる
・月々は電気代のみ

ローカル版のデメリット
・それなりのスペックがあるPCが必要
・環境構築が若干複雑
(細かく紹介しているサイトや導入ツールもあるので今はそこまでかも?)

それぞれのメリット・デメリットを紹介しましたが
私は強くローカル版をおススメします。
なぜならAI画像をただ単に生成するだけでは稼げないから。
生成した画像を加工・編集して販売することで初めて利益が発生、
"副業"と言えるレベルになります。

低スペックPCだと加工・編集するソフトがまともに動かなかったりします。
もちろん生成した画像をそのまま売るビジネスもありますが、1日何百枚と生成しないといけません。Colab版だとまず厳しいかと思います。

もし私がこれからAI副業を始めるのであれば
ローンを組んででもローカル用PCを買います。


デスクトップPCとノートPCどっちが良い?

PCはデスクトップとノートの2種類ありますが、
個人的にはデスクトップパソコンを強く推奨します。

デスクトップパソコンを推奨する理由
・同性能で比較するとデスクトップPCの方が安い場合が多い
・大型モニター使用で作業効率アップ(24インチか27インチがおススメ)
・ガジェット/サプライで自分好みにカスタマイズ可能
(好みのキーボードやモニターアーム、スピーカーを導入できる)
・常に電源を供給しているので、生成放置していても安心

ノートパソコンを推奨しない理由
・ノートPCは排熱に難ありな機種が多い
(AI画像生成はPCに負荷がかかりやすいので発熱が激しいです)
・バッテリー消耗が激しい(=バッテリー劣化が早い)
・モニターが小さいため同時作業がやりづらい
・唯一のメリットが外に持ち運べる(外でAI美女画像生成する…?)

パソコンに限らず精密機械にすべてに言えることですが、
精密機械にとって発熱は一番の大敵です。
高熱が続くと、パフォーマンスの低下、バッテリー劣化、いきなり電源断等
故障の要因の一つになります。
画像生成に発熱はつきものです。
なるべく抑えるためにもデスクトップPCを推奨します。


ゲーミングPCって?

AI画像生成するならゲーミングPCがおススメ!

こんなタイトル見たことありませんか?
個人的にあながち間違いではないと思っています。

なぜならゲーミングPCは画像生成に必要な
グラボ(GPU)とメモリ(RAM)を重要視して構成されたPCだからです。

後述しますが、
SDにおいて重要なのもグラボ(GPU)とメモリ(RAM)です。

なので目的がマッチしているんです。
PCでゲームをする予定がない方でもゲーミングPCを購入して間違いないです。(私もPCでゲームしませんがゲーミングPC使っています。)


PCを選ぶ基準とは?

PCの構成要素でよくあげられる部分に関して、
AI副業用という視点から重要度を付けてまとめてみました。
★が多いほど重要、重視するべき項目です

また各項目で紹介しているパーツは「動作保証上の推奨」ではなく、
「SDを用いたAI副業を行う上での個人的推奨」となります。

実際にセラーで比較しやすいよう項目を並び替えています。
(重要度順ではなく)
予めご了承ください。


✅OS(重要度★★)

OSとはOperating System(オペレーティングシステム)の略で、コンピューターやスマートフォンなどのデバイスを動作させるための基本ソフトウェアです。

代表的なのはWindowsやmacでしょうか。

Stable Diffusionを使用するなら、Windows(64bit)をおススメします。

macでも動作はしますが、処理速度が遅く、メモリの消費も激しいようです。
またWindowsのみ動作するツール等もありますので、今後を考えるとWindowsが良いかなとは思います。(macカッコいいんですけどね…)

Currently most functionality in the web UI works correctly on macOS, with the most notable exceptions being CLIP interrogator and training. Although training does seem to work, it is incredibly slow and consumes an excessive amount of memory. CLIP interrogator can be used but it doesn't work correctly with the GPU acceleration macOS uses so the default configuration will run it entirely via CPU (which is slow).
日本語訳:現在、ウェブUIのほとんどの機能はmacOSで正しく動作しますが、最も顕著な例外はCLIP interrogatorとトレーニングです。トレーニングは動作するようですが、信じられないほど遅く、メモリを過剰に消費します。CLIP interrogatorは使用できますが、macOSが使用しているGPUアクセラレーションでは正しく動作しないため、デフォルトの設定では完全にCPU経由で実行されます(これは遅い)。

引用元
 https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui/wiki/Installation-on-Apple-Silicon

✅CPU(重要度★)

CPUとはCPU(Central Processing Unit)とは、パソコンの頭脳とも呼ばれる「中央演算処理装置」で、データの処理やプログラムの実行、システムの管理などを担うパーツです。

代表的なのはIntel社のCoreシリーズやAMD社のRyzenでしょうか。
正直SDを動かす際に重要なのは後述するグラボとRAMなので、
CPUはそこまで重要ではなかったりします。

とはいえ古すぎるCPUだとそもそもの動作が怪しいですし、
画像編集ソフト等他のソフトも使用すると思うのである程度は必要です。

Intel社だと
Core i5-13600
Core i5-14400F

Core i7-13700F
Core i7-14700F

AMD社だと
Ryzen 7-5700
Ryzen 7-7700

この辺で十分かと思います。


メーカー既製品PCの場合、選択肢はかなり少ないと思います。
ちなみに私はCore i7-14700Fを使用しています。



✅グラフィックボード(GPU)(重要度★★★)

グラフィックボード(GPU)とは、パソコンの映像処理を専門に行う半導体チップ(プロセッサー)を搭載したパーツです。映像の処理を担うことから、ビデオカードとも呼ばれます。

上記でずっと言っていた「グラボ」の事です。
画像生成の処理速度に一番関係してくる超重要なパーツです
AI副業において画像生成時間は効率に関わる一番重要なポイントです。
ケチらずしっかり良いものを購入した方が良いです。

⚠️グラボにお金をかけたくないのであれば
間違いなくColab使った方がいいです。

グラボはNVIDIA社のGeForce、AMD社のRadeonのどちらかになるかと思いますが、ここはGeForce一択でいいと思います。

RTX 4060 Ti
RTX 4070
RTX 4070 SUPER(★)
RTX 4070 Ti
RTX 4070 Ti SUPER(★)

おススメするとしたらこの付近でしょうか。

★が付いているSUPERシリーズは最近発売された各モデルの後継です。
今は価格差が大分無くなってきたので、
SUPERシリーズのどちらかで良いと思います。

4070 SUPERと4070Ti SUPERの大きな違いは
ビデオメモリが12GBと16GBな点。
もちろんメモリが大きい方が動作は安定しますが、価格も上がります。

私は4070 SUPERを使用しています!
現状特に不満なく、スムーズに画像生成できています。

AI動画を生成したいのであれば4080や4090も視野に入るかと思います。
ただ価格が跳ね上がるのと、私自身AI動画でマネタイズでした事が無いので強くおススメは出来ないです!

お金に余裕がある方は選択肢の一つに入れてもいいとは思います。
(そもそもお金に余裕ある人は副業やらないか…?笑)

https://www.dospara.co.jp/contents/geforce-rtx-4070super.html



✅メモリ(RAM)(重要度★★★)

メモリ(RAM)とはRandom Access Memoryの略称で、パソコンが一時的にデータを保管するためのパーツを意味します。一般的には、メモリと呼ばれます。

https://www.nec-lavie.jp/products/contents/ram.html#anc1_1

その前に…

⚠️メモリ(RAM,ROM)の勘違いに注意⚠️
通信業界の接客業において一番あるあるなんですが、
RAMとROMがごっちゃになっている方がかなり多いです。

メモリ(RAM): 8GB
メモリ(ROM):128GB
ややこしいんですがこの2つって単位が同じギガ(GB)なんですよね。
ただ、それぞれ意味が全く異なります。

一つの処理=仕事の書類と例えると
メモリ(RAM)→作業机の大きさ(広さ)
メモリ(ROM)→引き出しの大きさ
とよく例えられます。

机が大きければ大きいほど(広いほど)
一度に書類をたくさん広げられますよね。
これが小さいと書類が下に落ちてしまう
(=アプリが落ちたりフリーズする)原因になります。

引き出しが大きければ大きいほど
たくさんの書類を中に保管できますよね。
これが小さいと書類が保管できない
(=容量がいっぱいになって保存できない)原因になります。


本題に戻ります。

メモリ(RAM)は個人的にグラボと同じレベルで重要です!

SDの動作推奨やブログの記事等ではメモリ(RAM)16GB~推奨なんて書いてありますが、絶対にメモリは32GB以上を選んでください!

大事な事なのでもう一回言います。
メモリ(RAM)は8GBでも16GBでもなく32GB以上です!!

理由は3つ

・16GB推奨は単純にSDだけを動かす場合だから

・SDで生成している間に他の作業をスムーズに行うため

(画像編集、出品、ブラウザで情報収集等)

・今後高性能なソフトが登場した際に対応できるようにするため
(高性能ソフト=基本的にRAM消費量が多いという認識を持っておいてください)

※デスクトップPCだと後々増設もできますが
手間ですしPC組立したことない方はおススメしません。

せっかく時短効率でAIを使っているのに
その間何もできないのは無意味です💀

ちなみに私はRAM32GB搭載しています。
購入当時は64GBと迷いましたが、32GBでも十分でした。


✅メモリ(ROM)(重要度★)

メモリ(ROM)はRead Only Memoryの略称で、読み出し専用のメモリのことです。揮発性メモリのRAMに対して、不揮発性メモリとも呼ばれます。

https://www.nec-lavie.jp/products/contents/ram.html#anc1_1

わかりやすく言い換えるとPCにデータを保存できる容量です。
もちろん大きいほど便利ですが、いらないデータは消せばいい派なので正直重視していません。

スマホだと過去の写真を見返したりするのである程度の容量を購入しますが、PCの写真(AIで生成した画像とか)ってそんな見返さないんですよね。

もし足りなくなったら外付けHDD買えばいいだけだと思っているので
512GB~1TBあれば十分だと思います。
PCでゲームをしたい方は1TB~あってもいいかもしれませんね。
私は1TB搭載しています。

✅まとめ(ぶっちゃけこれだけ見ればOK)

OSはこれ!
Windows(64bit)

CPUはこれ!
Core i7-14700F

グラフィックボード(GPU)はこれ!
RTX 4070 SUPER
RTX 4070 Ti SUPER

メモリ(RAM)はこれ!
32GB

メモリ(ROM)はこれ!
512GB
1TB

上記が搭載したデスクトップPC(ゲーミングPC)を強くおススメします。


🎓個人的におススメのPC紹介

⚠️2024/10/10時点の価格を記載しています⚠️
 価格、性能は頻繁に変動しますので必ず公式HP確認してください

OMEN 25L (HP社)

①パフォーマンスダッシュモデル(第14世代 インテル® Core™ i7)
¥267,400(税込)~

②パフォーマンスプラスダッシュモデル(第14世代 インテル® Core™ i7)
¥274,800(税込)~(10/15までの期間限定キャンペーン価格)

個人的に一番おススメのメーカーPCです。
ちなみに私は①使用しています。

インテル® Core™ i7-14700Fに加えRAMも安定の32GB搭載。
①と②の違いはグラボが4070SUPER搭載か4070TiSUPER搭載かのみ。

正直この価格差なら②一択でいいかなとは思います。というか②安すぎ。


FRGHLB760/WS724(フロンティア社)

¥184,800(税込)~
※BTOなので選択パーツにより変動します。

BTOならフロンティア社が高コスパでおススメです。
(台数限定!と記載してますが年中セールしてます笑)

BTOパソコンとは、注文を受けてから製品を生産する受注生産のパソコンで、「Build To Order」の頭文字をとった略称です。
CPUやメモリ、ストレージなどのパーツを指定してカスタマイズすることができ、自分の好みや予算に合わせたパソコンを購入できます。


基本的にゲーミングPCはBTOの方が融通が利いてかつコスパが良いです。

ただ唯一HPのOMEN25Lは
BTOを凌駕するコスパだったので今回紹介しました。

⚠️キャンペーンタイミングによって値段変動するため、
常にOMEN25Lが良いとは言えませんので要注意です


さいごに

今回質問が多く来ていたPCの選び方に関して執筆させていただきました。
冒頭にも記載した通り、個人的主観も入れて執筆していますので
あくまで参考程度に読んでいただければ幸いです。

PCは各社様々なタイミングでセールを行っており、
タイミングによっては同じPCでも数万円の差が生じます。

常にチェックしていないと判断が難しいかと思いますので、
もしお悩みの方はお気軽に下記までDMいただければと思います。
※PCメーカーのアフィリエイトはやっていないので安心してください笑

れすと(@rest_8888)
※フォルダ分けされてしまう為、フォローしてからDMお願いします。