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サッカーほど危険なスポーツはない。【サッカー協会幹部】

サッカー協会幹部の犯した悪質ファール!?

アーセン・ベンゲルの代役フィリップ・トルシエ。
日本サッカー協会(JFA)は2002年W杯自国開催の代表監督にアーセン・ベンゲルの招聘に失敗。代わりにベンゲルからフィリップ・トルシエを推薦される。ベンゲルはトルシエが就任後に自分が引き継ぐと言う趣旨のコメントをしてる。 そしてトルシエは1998年9月20日フランスワールドカップ終了後に日本代表監督に就任。契約期間は2年で、その後2年はオプション。ファルカン監督以来5年ぶり、3人目の外国人監督となった。

トルシエに対しての風当たりは厳しかった。トルシエがこだわった”フラット3”なる戦術が選手にフィットするのに時間がかかったのだ。”フラット3”は当時は毎日のように耳にした言葉だったが、分かりやすく言えば、昔からある”オフサイドトラップ”である。 このトルシエに対してメディアを巻き込んでトルシエ解任キャンペーンが始まる。その先頭に立ったのが釜本邦茂だ。

釜本は1998年7月にJFA副会長に就任し、1999年7月、JFAの2002年強化推進本部長に就任。日本代表のフィリップ・トルシエ監督を評価する立場となり、両者の対立や釜本によるトルシエ解任の意向などがしばしばマスコミを賑わす。 しかしこれはあまりにも軽率な行為だった。

ベンゲルに対し、2002年本大会に再度監督要請を考えていた当時の岡野俊一郎JFA会長は、直接ベンゲルにラブコールの手紙を出したが、自身が推薦したトルシエに対し、サポートの立場である釜本邦茂の対応に疑問を持ち、再度招聘は失敗に終わる。 ベンゲル監督、トルシエヘッドコーチ体制が実現していたら2002年はどの様な結果になっていただろうか。

釜本強化推進本部長の軽率な行動は、悪質ファールと言えるのでは?

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