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サッカーほど危険なスポーツはない。【水本裕貴】

2011.5.7 Jリーグ広島vs甲府
セットプレーにて相手DFダニエルより悪質なファール(故意の肘打ち)により頭蓋骨骨折、脳挫傷の重症を負う。
この時のレフリーの判断ミスによりプレーを続行するも途中意識を失い救急搬送されすぐに開頭手術。あと10分遅れていれば助からなかった。

故意のファールで選手を死に至らしめることもある。
この時の水本の大怪我により、日本サッカー協会及びJリーグはルールの見直しとレフリーの判断を徹底させる動きになった。
そして2012.3月に『脳震盪に対する指針』が設定されることになる。

水本は自分のようなケースは2度とあってはいけないと意識し、
自身はそれまでもファールの非常に少ない選手ではあったが、より一層慎重にプレーを、そして個人フェアープレー賞の受賞など数々のタイトルを獲得。特筆すべきは2014、2017年シーズンはイエローカードを一枚も貰っていない。
現在F .I .F.A.も悪質なファールによる怪我の対策を重要視している。

次回以降、どのような悪質ファールがあったかを事例を元に紐解いていく。
決してサッカーを否定しているわけではなく、悪質なファールをなくし、すべての選手が常に相手へのリスペクトとフェアプレーを忘れないでほしいと願っている。

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