ITOまなびラボ「LET'S 夏イチゴを育ててみよう!」 観察記録④ 松原八幡神社「小さないちご農園」の舞台裏
由緒ある松原八幡神社が、子供たちの夏イチゴの観察の場に
松原八幡神社は、鳥居をくぐって石段を登った高台に位置しています。パンプレットによると「伊東祐継公創建、伊東家三代、祐継が心血を注いで拓いた伊東の地、その街と海を見下ろす高台に鎮座」。今回の「LET’S 夏イチゴを育ててみよう!」のための「小さなイチゴ農園」観察の舞台となりました。
今回の活動が実現したのは、子供たちの夏イチゴの観察の場の提供と、日々のイチゴの管理をよろこんでお引き受け頂いた松原八幡神社の鈴木禰宜様ののお陰です。 お話をお聞きしていて、鈴木様は、豊かな国際経験(英国大学院で英語教育資格を取得)をお持ちつつ、由緒ある神社の禰宜をお務めになっています。さらに子供たちの情操教育にも積極的に係わっていらっしゃり、21世紀の伊東の伝統・文化を継承されていく大事な御一人だと強く感じました。
社殿の中に「小さないちご農園」をつくる!
松原八幡神社の鈴木禰宜様のご協力のみならず、ハビエル様のDIYのスキルと設営作業をして頂いたお陰て、子供たちが気持ちよく観察できる場をつくることができました。
最初のステップ 整地とプランター架台の設営
次のステップ 鳥獣被害防止の施設 プロ顔負けの施工
ハビエルさんが、ホームセンターで直管パイプを鳥獣ネットを調達してきて、ご自分で施工した「小さないちご農園」。この施工は普通のDIY愛好家程度では到底できないレベルのものです。 通気性を保ちながら鳥獣・害虫被害を防止する施設が出来上がりました。
大学農学部の試験データに沿った先進的な栽培管理!
今回のいちご栽培・観察の環境は以下の通り先進的で科学的な栽培管理を松原八幡神社の鈴木禰宜様にお願いしました。
● 観察しやすいように1株・1プランターを用意
1株・1プランターで生育の観察の記録が残しやすくすること、病気が出た時に、そのプランターだけを移動させて、継続的に栽培ができること。
● いちご農家と同じ施肥方法(潅水+液肥混入)で管理
夏イチゴの品種開発者である信州大学の栽培ガイド資料の基づく科学的な栽培管理。
● 無農薬栽培、善玉微生物を活用した病害虫対策
いちごは、病害虫耐性が強くありませんが、善玉微生物を活用して無農薬栽培をお願いしました。
毎日2回の液肥混入+潅水作業、病害中対策のための善玉微生物の葉面散布作業。 松原八幡神社の方には長丁場な栽培管理をして頂いています!
信州大学の栽培ガイドに基づく、栽培管理はプロのいちご農家の収穫生産性を最適化するものですが、その分、1日2回の所定量の水に液肥を混ぜて潅水する等、毎日の手間が欠かせません。 それに加え、病気防止のための葉面散布作業(善玉微生物がはいった水をスプレーして葉に吹き付ける)をお願いしました。
いちごの植付作業開始の5月からすでに5ヶ月になりますが、この長丁場の栽培管理を献身的にやって頂いています。
ITOまなびラボ「LET'S 夏イチゴを育ててみよう!」連載コラム
観察記録④ 松原八幡神社「小さないちご農園」の舞台裏
観察記録⑤ 写真で綴る夏イチゴの生育(掲載予定)
観察記録⑥ 猛暑を乗り切るための夏イチゴの管理(掲載予定)