【蓮ノ空】104期活動記録 幕間 Bloom the stars【感想】
やっぱり蓮ノ大三角には敵いませんでした~~~~~~~。
もうみんなが言ってるんでストーリーについて別に私が言うことでもないんですが、私が書きたいので書きます。読みたい人だけ読んでください。主観MAX偏見MAX超絶自己満足感想文です。
蓮ノ大三角の3人、この1年で成長したんだなと改めて思います。
何が何でも「ラブライブ!優勝」と言っていた梢は、自分と周りの部員たちのバランスを取れるようになりました。自分のやりたいことは曲げない、でも自分を犠牲にしてまで何かをしようともしない、今までの彼女にあった「脆さ」がなくなったように見えます。
自分が「スクールアイドルになる」ことをずっと大事にしてきた綴理は、今度は新しく入ってきた後輩たちが「スクールアイドルになる」ことを手助けしようと考えます。「つづとさや」で良かった103期から、「先輩」としてそれ以上のことができるように、自分がしてもらったことを返せるように。
慈は「最強のスクールアイドル」を変わらずに目指していますが、わき目もふらず突き進むと見せかけて、後輩たちの想いを汲み取ろうと、そして形ある何かを残してあげようと、"梢の戒めスター"にアレンジをしたいと提案します。瑠璃乃から教えてもらったこと、そして沙知から貰ったものが、彼女にまた違うスクールアイドル像を見せたのでしょう。
ところで「幕間」というのも随分と久しぶりな気がしますが、最後にあった幕間は2023年10月 活動記録12話の「蓮ノ大三角☆」でしたね。
私は散々「104期の活動記録は103期と対比させて過去を踏襲していて~」とくだをまいているのですが、今見たらこれもまあかなりそんな感じなんですよ。
綴理が「お説教、心当たりがない……。」と頭を抱えるところから始まる103期に対して「お説教じゃないとみた」と胸をなでおろす104期、梢が「ふたりが私に言い足りないことがあるなら、」と切り出した103期に対して「いつもは言えないようなこと……。ならちょうどいいわ」と自分から話をする104期、慈が1年時の不干渉条約を「ビリビリに破いて捨てちゃう?」と提案した103期に対して「3色追加したいな」と提案した104期、etcetc……。
探せばキリがない気がしますが、やはりこれも昨年の10月からした様々な経験から、彼女たちの考えが少しずつ変わっていったということでしょうか。
嬉しくもあり、3年生という学年を意識させられるようで寂しくもあり、複雑な気持ちになります。
ただ、これも学年が進んで先輩が卒業して後輩が入ってくる、「スクールアイドル」の物語でしか描けない感情の移ろいなのだなぁと感じました。
蓮ノ大三角みんなの話をしたけどここからは贔屓にしている夕霧綴理に関する感想をば。
3人が修学旅行に行っている間、1,2年生は敦賀のライブに向けて準備をしているわけですが、DOLLCHESTRAの2人には重大なすれ違いとそれを乗り越えて生まれた絆、そしてスクールアイドルとしての成長がありました。活動記録第2話の通りでございます。
その中で小鈴との特訓の中でさやかが思い出した「先輩にしてもらったことを後輩に返す」これを綴理も実践しようと思っていたこと。
そして、さやかが「さやとつづ」の関係をなぞるままではダメだ、と気づくわけですが、時を同じくして綴理も「さやかとの関係のままのボク」ではいけないということを表明します。
離れていても、去年1年間をともに過ごした2人が同じことを考え、同じように受け継いでいく……。DOLLCHESTRAという1つのユニットを脈々と受け継いできたスクールアイドル達と同じく、この2人も自然と次の世代へと受け継いでいくのだろう、そう思って涙が止まりませんでした。
あとは綴理が目指すスクールアイドルが「さち」であることですよね。沙知にしてもらったことを「日陰にうずくまっていたら、日向の場所を教えて」くれたと彼女は表現しました。
これですよ。この言葉を聞いた瞬間に体中の水分が目から流れていってしまった。
私は103期活動記録 第13話 「追いついたよ」の亡霊なのでずっとこの話をしているのですが、1年時にDOLLCHESTRAとしてともに活動していた沙知だけでなく、スクールアイドルクラブを辞めたあとの生徒会長としての沙知の在り方をも「不完全でも熱を持ったボクたちで作る芸術」という枠組みの中でスクールアイドルとして納得できたからこそ(そして沙知と和解できたからこそ)、綴理は目指すスクールアイドルとして「さち」をあげたのだろうと思います。本当に慕われているな、大賀美沙知という人間は……。
そして、(綴理の中では無意識だと思いますが、)ここでも101期から102期へDOLLCHESTRAというユニットの在り方が受け継がれているわけですよ。もう本当に、このユニットが作り出す絆と歴史には逆立ちしても敵わない。
そして余談ですが、私はどうやら「日陰にいる人間を、日向へと連れ出して輝かせる」女が好きみたいで、これまで辿ってきた色々な好き女遍歴を振り返ると該当者が多数いるんですよね。しかもそれぞれの女に変なハマり方をしている……
あとはつづめぐの話もします。
信頼しているからこその不干渉がこの2人の関係のキモだと話をしましたが、やっぱり話し始めたらそれはそれでその信頼関係が滲み出て好きだな〜と思いました。ちょっとした所を慈がからかって梢が一方的にやりこめられるこずめぐと違って、正直者の綴理を相手にするぶん慈も素直に言葉を紡ぎますよね。歌は梢、ダンスは綴理、言葉は慈、と沙知に言われたように、素直な慈の言葉には強い力があるというか、想いがこもっているように思います。語彙が少ないから日本語が簡単なだけとかいうな
ちなみに慈は上述の「蓮ノ大三角☆」でも綴理のことを天才と評しています。これはちょっとニュアンスが変わってる気はしますが。
とまあそんな感じで、素晴らしい幕間エピソードでした。
流れ的にはおそらく3話はみらくらぱーく!と安養寺姫芽の話になるような気がしますが、安養寺姫芽の株が自分の中でかなり高い現状があるので、次回の活動記録でどんな彼女が見れるのか楽しみです。
え?個人戦?知らない子ですね……。