記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

【緊急】104期活動記録 2話(前半)の感想

こんにちは、れそなんすです。
今緊急で動画を回してます。104期活動記録についてちょっと大変なことが起きました。

以下ネタバレです。ご注意ください。









104期活動記録1話では花帆がスリーズブーケの後輩(になる予定)である吟子のために「逆さまの歌」を見つけるお話でしたが、2話は大枠ではそれのDOLLCHESTRA編となるようです。2年生が1年生のために頑張るというか、新たな壁に向き合うというか、そんな感じ。


中身についての一番大きな感想として、103期DOLLCHESTRAのストーリー(4話~6話)と丁寧に対比させて描かれている感じがすごいするんですよね、今のところ。

これは1話のPART7~9でも既に感じていて、「ゴールが明確に定まっているけどたどり着き方が分からない」村野さやかに対して、「がむしゃらに取り組むことはできるけどどこを目標とすればいいか分からない」徒町小鈴という、入学時のスタート地点がまず大きな対比になっている2人だなという感想を持っていました。
そして元々ゴールを持っていたさやかは、そのゴールである「フィギュアの大会で優勝をした」ことで自分の成長と自信を得るのですが、小鈴のチャレンジはあくまで個人的なものに過ぎず、そのような形に残るものは存在しません。しかし、さやかが渡した「湖横断バッジ」が、形あるものとして、小鈴の成長と自信の証として刻まれることになりました。
(他にも話すと長くなるので一旦省略)


2話でテーマになるのは「小鈴が自分の地元で(家族の前で)スクールアイドルのステージに立つ」「心配している家族に自分がスクールアイドルをちゃんと出来ているところを見せる」ことですが、これは「さやかがフィギュアの大会に出る」というところに通じるものがあります(姉もスケーターで、さやかのことを気にかけていました)。
そのためのプロセスも「先輩と特訓」で概ね一致しているのですが、綴理は「スクールアイドルとは一見関係ない近江町市場でのお手伝い」をさせて「さやかが自分でスクールアイドルに足りないものを気づかせる」ようにしたのに対して、さやかは「小鈴に足りないものを教えてあげた」上で「スクールアイドルとしての基礎を徹底的に叩き込む」という形の特訓になりました。本当に正反対の特訓内容ですよね。
もちろん、構成上の対比であるだけということではなく、綴理とさやかがそれぞれの立場でこうするというのはキャラクターの造形として説得力があるものです。

さらにこの特訓を経て、綴理は「自分の想いを言葉にして伝える」ということに取り組み始めた一方で、さやかは「小鈴の想いを歌詞としてつむぐ」という課題に向き合うことになります。歌詞でなら気持ちを伝えられる綴理、会話として言葉を使えるさやか、ここも綺麗に対比になっているんですよね。1年経ってようやく気づいた。


そして極めつけは、さやかと小鈴の「結果と過程に対する向き合い方」の対比です。これはもうマジであっぱれ。感動した、本当に。

さやかとの特訓で夜遅くまでランニングをする小鈴に吟子と姫芽が校門前で出くわします。
小鈴は地元でのステージのために特訓をしているけれど、成功だけを求めているわけじゃなく、ステージにおいてそこまでの過程を見せられることが大事だと思っている、と話します。

これと対になっているのは103期活動記録15話の、ラブライブ本戦敗退の翌日にさやかがランニングをしている所に梢と花帆が出くわすシーンです。
さやかにとっては、大会で見せられるのはそれまでの練習で積み重ねたものでしかない、過程が伴わない結果には自分は満足出来ないのだ、それが辛くても練習をする理由だ、という気持ちがあります。

こうして並べるとほとんど同じ画角だ

小鈴とさやかはどちらも「ステージ/大会の結果には、それまでの努力の過程が表れる」と考えている上で、「そこで過程を示せることが大事」と思う小鈴と、「そこで結果を残したい」と思うさやかと、全く真逆の結論に至っているんですよね。
2人がこの話をする上で念頭に置いているステージの性質の違いによるとこもあるかもしれませんが、あえて同じ場所で、かたや夜練、かたや朝練中のシーンとしてこの描写をしたことに、あまりにも大きな意味があるような気がしました。




ということで理屈っぽいオタクの理屈っぽい活動記録2話の感想でした。後編はよ。

最後に、2話前半で一番グッときたセリフはこれです。
大賀美沙知のオタクなので。

沙知が綴理に伝え、綴理がさやかに伝えたんだなぁ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?