ポルノハブ(Pornhub)、動画数百万を配信停止、削除
ポルノハブ(Pornhub)とは
ポルノハブとは、カナダのサイトで、誰でも簡単に動画をアップロードできるアダルト動画の配信サイトです。
カナダのサイトといっても、カナダのMindGeekという会社が運営しているだけで、日本でも見れますし、むしろ日本人も数多く見ています。
今年の春頃に調べたWebのトラフィック(日本)では、Google、YouTube、Yahoo!、Twitterなどに続いて、第9位でした。
詳細はこちら→ どうゆうサイトから身バレするかトラフィック調査
ほとんど男性しかみてないサイトかと思いますが、それでもこの順位ということが、男性で見てる人が非常に多いことをデータ上でも裏付けていると思います。
きちんとルールを守った動画だけではなく、海賊版や違法動画も数多くアップロードされています。
時には未成年の無許可動画や、かなり悪質な犯罪の動画も流れていることもあり、これまでも何度も問題になっていました。
NewYorkTimesによる指摘
NewYorkTimesは、以下の声明を出しました。
ポルノハブは悪質な動画が存在するとして、検索エンジンや、クレジットカード会社は、女性への性的暴行、未成年、犯罪の動画を収益化する会社を支援する必要がない
これは、まさしくその通りで、違法動画が溢れている昨今、これを普通に検索エンジンに引っかかるようにしていることがおかしいと、かねてから感じていました。
話が脱線しますので、詳しくは触れませんが。
NewYorkTimesによる指摘により、クレジット会社のMastercardとVisaが、ポルノハブでの利用を停止すると発表しました。
有料会員が、こういったクレジットカードを利用できないとなると、ポルノハブ側としても死活問題、この発表の影響はかなり大きかったのだと思います。
未承認ユーザーがアップロードしていた動画を全て削除
ポルノハブ は、2020年12月8日に、ポリシーを変更していましたが、
以上の背景があり、2020年12月14日に、未承認ユーザーがアップロードしていた動画を全て削除しました。
米Motherboardによると、これによって、800万本以上の動画が削除されたといっています。
MastercardとVisaは、調査が終了するまで、ポルノハブでの決済の利用の停止をツイートしており、今後どうなるかは不明ですが、今回の出来事はかなり大きな内容でした。
ポルノハブだけではない違法アップロードサイトについて
違法アップロードサイトはポルノハブだけではありません。その他にも無数に存在します。
ポルノハブの運営会社に全ての責任があるとは思っていませんし、投稿するユーザーに一番の問題があることは前提として続けますが、
それにしても、運営側が、違法なコンテンツがあることを把握していることは明らかです。
結果的に、違法なコンテンツがアップロードされていてたら、運営側もなんらかの責任を負うべきものと考えています。
ユーザーが勝手にアップロードしたものだとゆう建前に異論はありませんが、それにしても限度を超えているかなと感じています。
今回は、クレジット会社の最大手2社が、決済の利用を停止するという強い姿勢に踏み出したことで、大きく事態が変わりましたが、
今後、Googleなどの検索エンジンも、似たような措置をとって頂くことを強く望んでいます。
少し話は変わりますが、世界的な批判も強まっているのか、Googleが性的コンテンツ、アダルトコンテンツに関するポリシーを少し前に変更していますので、その点についても、改めてまとめます。