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最後のコミュニケーション

少し重めの話で失礼致します。
先日、元夫から元義父が10月に亡くなったとの連絡をいただきました。
(「元」が多くてすみませんw)

元夫と離婚して約20年。
普段はやりとりすることもないのですが、
何故連絡をもらったかと言うと、
夏に元義父から私に突然不在着信があったのです。

誤発信の可能性は高いけれど
誰かへの重要案件の電話であれば放置できないと思い、
久しぶりに元夫に連絡と確認を入れました。

結果としては、
元義父は認知症のため施設に入所しており、
手当たり次第電話をかけてるから気にしないでほしい、とのことでした。

そんなやりとりをした経緯から、
元義父の訃報を知らせてくれたのです。

突然の訃報にとても衝撃でした。

元義父は独特の世界観を持つ人で意欲的でパワフル。
見ず知らずの方とも自然に話して笑わせる、ボーダーレスな方でした。
リタイア後は手品がメインの趣味。
会合での披露は当たり前、
例えばお菓子屋さんの会計時にもお札のマジックを披露して
店員さんを楽しませることが喜び。
所謂愛すべきキャラ。

結婚当時ももちろん私のことを気に掛けてくださり
とても良くしてくださいました。

夏の着信はもしかしたらご挨拶だったのかもしれない。
でもその後電話は頻繁にかかるようになってしまったので、
後ろ髪をひかれつつ途中から着拒させてもらいました。
一回位出れば良かったのかな?と少し後悔が残る。

まだ完全には消化できず動揺が残るけどそんな姿は元義父は望まない。
明るくユーモラスにあっけらかんとするのが彼のスタイル。

だから、元義父に伝えるならばこの言葉が一番しっくりくる。
「Thank you」
有難うございました。
そして多忙のなか伝えてくれた元夫にも感謝です。

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