屋号で職人を名乗る理由(わけ)
私のUVレジン作家としての屋号である『天然職人 』だが、それは全くそのままの意味だ。
自他共に認める根っからの職人であるという意味で、天然素材等の使用という意味は何処にも無いが、作風からしてもそのほうが作品が引き立つからと、作家仲間からはお客様にはそう説明したらどうかと提案された事もあるが、そこの拘りも曲げようとも思わない。
私はあくまでもつくり手であり、その前に人間である。
私にとっての作品作りは、お喋りをしたり料理をしたりする事とそう変わりの無い自己表現の1つであり、心を込めて行う作業である。
1人でも多くの人に作品と共にそれに込めた思いが届くのは、それ以上に無い幸せだが、だからといって自分の拘りを曲げて迄人手に渡ることを望みはしない。
販売員では無く職人気質の作家である事、私にとって1番大切な事はそこであり、それが故に利益優先に考える事に抵抗しか感じない。
1人でも多くの人に満足の行くクオリティーの作品を届け、そのクオリティーで人の心を動かすような作家(職人)で常にあり続けたいと思う。