身につまされる「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」
まずは松重豊主演に惹かれて!そして北川景子との年の差夫婦役ってのもいいな!と思って楽しみに観に行ったけど、むしろ自分たち夫婦の現状も踏まえて、予想以上に考えさせられる内容だった…バキバキにネタバレしていきますのでご注意を!
いきなりルンバ突撃の二日酔いシーンから入ったのにはびっくりやったけど、それぞれの仕事で自立もしつついい夫婦な感じの2人。子どもは産まない選択をしていたけど、妻の希望でやっぱり子どもが欲しい!ということで妊活に入るけど、まーーーーーー不妊治療の大変さときたら。。
タイミング法を1年試して、ヒキタさんの精子が20%しか動いてないことがわかって、精子の活性化のために出来ることいろいろやって、人工授精を試して、一旦受精するも途中で育たず、顕微授精を繰り返して…果てしない。。。
体質改善のため大好きなお酒やめたりめっちゃ走ったり桃缶食べたり、迷信でしかないと思うようなことまで試して努力してもしてもなかなかうまく行くわけではなくて。そこへ義両親からのイチャモン。頑張ってもなかなか元気にならない自分の精子のために、健康体の妻を治療台に乗せることへの辛さとか情けなさとか、切なかったなー。「こんなに公平なことってないですよね。」っていう不妊治療6年目の夫婦の夫の言葉、深い…けど、本当にそれ公平なんかね。それを公平と言うんか。。
にしても『駄目金玉大臣』というワードの破壊力よの。一瞬でコメディにしちゃうもんね。
あと濱田岳の編集者。ぽこぽこ子供出来るのはええけど浮気相手と子供できたあとどーなったかめっちゃ気になるやーーん。とんでもねー奴めーちゃんと解決したんかー!?
主役がヒキタさんで、書いたのもヒキタさんやからか、妻側の感情のことはともかく体調のことはあんまり描かれてなかった気がする。私が会社で主婦社員の皆さんと話した時に、治療したことあるよーって人結構いて、黄体ホルモン投与とか排卵誘発剤使ったりとかで卵巣がパンパンに腫れて痛かったり、気分が悪くてご飯食べられない辛い時期過ごしたって聞いてたので、きっとかなりしんどかったのでは。。会社の人の1人は、しんど過ぎてもう諦めて2人でやってこう!って不妊治療やめてしばらくで双子妊娠したって人もいた。本当、授かりものやねぇ。。
とにかく、結婚式して家建てて子ども…と思ってたけど全部並行作業で進行していかないとうちの場合は私の方がタイムリミットには近いし、今すぐどうにかしても高齢出産になるわ親も歳行ってるわで大変だなぁと思ったので、いろいろ励みます!!…頑張って働かんとお金が保たんなぁ。。