見出し画像

「一度も転職をした事がない」はむしろリスクでしかない?!

1 【最初に】この記事を読んで頂きたい方

この記事は、以下の悩みを持っている方向けに書いています。
・転職をしたことがなく、この先どうすべきか悩んでいる
・一社のみの経験しかなく、自分の今後の市場価値が心配

2 【この記事を読むと得られること】

・一社で長く勤めていることの評価のされ方
・一社しか経験がないことのリスク

3 【「長年勤めていること」の評価は、昔と今では大きく違う】

終身雇用が崩壊し、年功序列制度にもヒビが入っており
今後ますます転職をすることが当たり前になっていく状態で、
自分はず〜っと一社のみの経験で良いのか不安になったことはありませんか?

昭和時代の頃は、まだ転職をせずに一社で最後まで勤めることは

・根性がある
・忍耐力がある
・社会人として立派
・真面目で勤勉だ!

などの評価をもらう事が出来ましたが、最近では大きく異なります。

三十代後半まで一社のみしか経験がない場合、市場からの評価としては

・他の会社でやっていけるのか?
・新しい環境に馴染める人材なのか?
・他社での実績がない人を雇うのには抵抗がある

上記のように、評価がこれまでと大きく異なっているのが実情です。

一社のみしか経験がなく、これから先の自分の将来性に不安を抱えている方へ
一社のみしか経験がないことのリスクを説明していきます。

4 【一社しか経験がないことの6つのリスク】

他社での経験がなく、一社のみの経験しかない方のリスクとして考えられることは
大きく分けて以下の6ポイントが挙げられます。

  • 転職の際に、転職回数が多い人よりも不利になる可能性がある

  • 自分の市場価値がわからない

  • 新しいことに挑戦する機会が少ない

  • 視野が狭くなる

  • 人間関係が固定化される

  • 会社の倒産やリストラなどのリスクに備えられない

  • 自分の強みや弱みがわからない

  • キャリアアップのチャンスが減る

  • モチベーションが低下する

  • 働き方や文化の多様性への適応力が低くなる

  • 市場価値が低下する

詳しく見てきましょう!

・転職の際に、転職回数が多い人よりも不利になる可能性がある

一社しか経験がない人は、転職の際に、転職回数が多い人よりも不利になる可能性があります。
これは、一社しか経験がないと、その会社の仕事しかできないと思われてしまうからです。
また、転職回数が多い人は、さまざまな会社の仕事経験があり、幅広いスキルや経験を持っていると思われるため、企業からより高い評価を得られる可能性があります。

・自分の市場価値がわからない

一社しか経験がない人は、自分の市場価値がわからない可能性があります。これは、さまざまな会社の仕事経験がないため、自分のスキルや経験がどの程度評価されるのかわからないからです。
そのため、転職の際に、自分の強みやアピールポイントが分からないまま転職活動をしてしまいます。
また、自分が想定していた市場価値よりも低い給与や待遇になってしまったり、希望する仕事に就けなかったりする可能性があります。

・新しいことに挑戦する機会が少ない

一社しか経験がない人は、転職をした事がある人に比べて、新しいことに挑戦する機会が少ない可能性があります。これは、その会社の仕事しか経験がないため、新しいスキルや経験を身につける機会が少なく、キャリアアップの可能性が少なくなっていきます。
逆に転職の経験がある人は、新たな会社で働いたことがあること自体が「新しいことに挑戦すること」にあたります。

・視野が狭くなる

一社しか経験がない人は、少なからず視野が狭くなる可能性があります。これは、その会社の仕事しか経験がないため、他の会社の仕事や業界の事情を知らないからです。そのため、新しいアイデアや発想が生まれにくくなり、キャリアアップが難しくなる可能性があります。

・人間関係が固定化される

一社しか経験がない人は、社内の人間関係・部内の人間関係など関わる人・価値観が固定化される可能性があります。これは、その会社の仕事しか経験がないため、同じ人と長く仕事をすることになるからです。
同じ人間関係、同じ価値観の中でいては必然的に成長や新しい視点などは得られず、他社からの評価は低くなっていく可能性があります。

・会社の倒産やリストラなどのリスクに備えられない

一社しか経験がない人は、会社の倒産やリストラなどのリスクに備えられません。これは、その会社の仕事しか経験がないため、他の会社に転職するスキルや経験がない可能性がるためです。

・自分の強みや弱みがわからない

一社しか経験がないと、自分の強みや弱みがわからないことがあります。これは、さまざまな会社の仕事経験がないため、自分のスキルや経験を比較する機会が少ないからです。そのため、自分の強みを活かした仕事や、自分の弱みを補うためのスキルを身につけることが難しくなります。

・キャリアアップのチャンスが減る

一社しか経験がないと、キャリアアップのチャンスが減ることがあります。これは、転職回数が多い人よりも、昇進や役職に就く可能性が低いからです。また、一社に長く勤めると、新しいことに挑戦する機会が減り、スキルや経験が限定的になってしまうことも考えられます。

・モチベーションが低下する

一社しか経験がないと、モチベーションが低下することがあります。これは、同じ仕事や人間関係に長くいると、マンネリ化してしまうからです。そのため、仕事にやりがいを感じにくくなり、キャリアアップが難しくなる可能性があります。

・働き方や文化の多様性への適応力が低くなる

一社の経験しかない場合、他の企業や業界の働き方や文化の多様性についての理解が不足している可能性があります。これにより、異なる環境やチームでの効果的なコミュニケーションや協力が困難になるかもしれません。


・市場価値が低下する

一つの企業での経験のみでは、市場価値が制限される可能性があります。他の企業や業界での経験や多様なスキルを持つ人材の方が、雇用主からの需要が高いことがあります。一社の経験に依存せず、市場価値を高めるためには多様な経験を積む必要があります。

5 【まとめ】他社でも通用する人材であることを証明することが重要

一社に長く勤めることは、安定した収入を得ることができるというメリットがあります。
しかし、一社で長く勤めることが評価される時代は終わってしまいました。
その分、様々な会社で働いた事がある経験、そこでの実績が自分の強みとなっていきます。

もちろん、一社での経験でも実績があれば評価されることはありますが、異なる企業や業界での就業経験やプロジェクト参加、学習やトレーニングへの積極的な参加、ネットワーキングの機会の活用をし、自身のスキルアップ・キャリアアップをしていくことが重要です。

また、様々な仕事を経験していくことで、自身の興味の有無ややりたいことや目標を見つけ、それらに合わせてキャリアパスを考え、幅広い視野を持つことができます。
私は、他社でもやっていける人材であることを証明することは、自身の将来性を高めるためには重要な要素のため、一社のみの経験しかないリスクと転職のリスクを考えて、キャリアを選択していきましょう!

いいなと思ったら応援しよう!