私、池戸万作の過去の講演テーマをまとめてみました。

 政治経済評論家の池戸万作です。最近の私はオンラインサロン上で、毎週末の金曜日or土曜日に20~30分ほどのミニ講演を行って、その後会員の方々から90分間の質疑応答を行っていますが、

 今回はオンライン上ではなく、過去のオフラインで御依頼を受けた講演テーマのについて振り返ってみようと思います。
 私のオフラインでの講演の御依頼に関しては、本当に様々な方々や団体、それこそ政治思想の左右を問わず、幅広く頂いております。本当に個人で呼んで頂ける方もいらっしゃれば、国会議員などの政治家の方や政治的な団体に、NPO法人から青年会議所、また民間の企業様よりも御依頼を頂いたことがあります。
 オフラインでの講演は、主に私が60~90分講義を行った後に、15分ほどの休憩を挟んで、質疑応答に60~90分ほど行うといった流れになっています。いつもだいたい2~3時間ほど講演を行っています。
 それでは、過去の講演テーマについて振り返ってみたいと思います。

1.消費税廃止(減税)に関する講演テーマ

 まず、講演テーマとして多かったのが「消費税」に関するテーマです。これは恐らく2019年にれいわ新選組が結党され、党の政策の一丁目一番地として「消費税廃止」を掲げた影響もあり、「消費税廃止(減税)って、本当に可能なのか?」いったことが、議論の対象として注目を浴びたという背景があるのではないかなと思っています。円安・物価高の今こそ、改めて消費税廃止(減税)の政策的意義に、もっとスポットライトが当たって欲しいものです。講演タイトルは以下の通りになります。

・消費税は必要ない!日本が財政破綻をすると信じている方々へ
・消費税って無くす事できるの?
・何で増税したのだろう?消費税って何だろう?
・消費税は廃止にできる!

 このようなタイトルで、消費税の問題点を指摘した講演も過去に行って来ました。消費税に関しては、やはり逆進性の強さ、要は貧困層ほど負担が重い税金であるということが、税の「応能負担の大原則」に反しており、これが大きな問題点として挙げられることを講演でも述べて来ました。

2.MMT(現代貨幣理論)に関する講演テーマ

 次いで多かったのが、この消費税廃止とも絡むのですが、2019年に一大ブームとなった「MMT(現代貨幣理論)」に関するテーマです。私が政治経済評論家としてデビューした令和元年(2019年)は奇しくもMMT(現代貨幣理論)にも注目が集まった年でもあり、デビュー当初はMMTに関する多くの講演依頼を頂きました。講演タイトルは以下の通りになります。

・消費税は5%にできる?~MMT・反緊縮から考える消費税減税論~
・消費税ってホントに必要?〜知識ゼロからわかるMMT~
・お金は刷って配ればいいんです!~MMT・新貨幣理論~
・歌舞伎町と麻布十番。歴史ある商人街の住人みんなでお金のことを勉強しましょう~MMT・新貨幣理論~
・貨幣発行の仕組みと日本の経済財政データ~目からウロコの財源論~

 このように、MMT(現代貨幣理論)という貨幣発行の仕組みに基づく、新しい経済理論にも注目が集まった時代もありました。その後、MMTブームは2020年のコロナ禍突入により終焉してしまい、私のMMTに関する講演も出来なくなってしまいました。今思うと、このコロナ禍が無ければなあとも思う次第です(その年は持続化給付金を貰えたので生活費の方は何とかなりましたが)。
 今日ではMMTの考え方に基づくコロナ禍での大型財政出動が、高インフレをもたらしたみたいなネガティブキャンペーンを貼られてしまい、MMTに基づく正しい通貨発行の仕組みが浸透しづらくなってしまった側面もあろうことかと思います。

3.国の借金問題に関する講演テーマ

 次に、このMMTの経済財政理論にも結び付くのですが、いわゆる「国の借金」問題に対する正しい認識を教えて欲しいといった講演の御依頼も頂きました。タイトルは以下の通りです。

・国の借金1000兆円はウソ!?~コロナ影響下における経済政策について~
・国の借金1000兆円はウソ!?~瀕死の地方経済の分岐点、消費税と公共投資削減~
・健全な財政運営は必要なのか?~債務対GDP比率とは一体何か~

 上の2つはどちらも国の借金1000兆円はウソというタイトルになっています。正しくは「政府の負債」という話であり、日本国は対外純資産世界一の債権国家ということですね。なので、しっかり国債発行をして、当時はコロナ対策を行ったり、地方に対しても公共事業を通じてお金を回すべきだといった趣旨を展開した講演内容になっていました。
 下の債務対GDP比率に関するテーマは、昨年の日本経済復活の会の講演会で行ったテーマであり、経済財政の基礎知識がある方々に対して向けた、ちょっと発展的な内容だったかと思います。こうしたコアな経済財政に関するテーマも取り扱うことが出来ます。

4.給料アップに関する講演テーマ

 次に講演テーマとして御依頼頂いたことのあることは給料アップや賃金上昇に関するテーマです。これは企業様向けの講演としても行ったことがありますし、また労働組合を支援組織として抱える政党の議員さんからも講演の御依頼を頂きました。タイトルは以下の通りです。

・アナタのお給料を年間40万円も増やす経済政策
・「給料が上がる経済」を実現するための経済政策とその論理的裏付け

 内容としては、結論は積極財政によって景気を回復させることで、給料も上がっていくといったことになるのですが、この25年間日本人の給料が下がり続けている原因や、その背景として名目GDPが全く増えていないことにも講演では言及していきました。

5.貧困問題に関する講演テーマ

 次に給料アップの講演テーマとも類似するのですが、貧困問題に関して、その問題の解決策として、政府による積極財政を主張する講演も行いました。タイトルは以下の通りです。

・貧困問題を解決に導く経済のあり方について~金融政策・財政政策の仕組みを理解しよう~

 貧困問題と言うと、リベラル左派的なテーマとなり、どうしても企業に対する責任に目が行きがちですが、企業だけでなく、長年緊縮財政を行って来た政府にも大きな問題があることを講演では指摘させて頂きました。だからこそ、貧困問題を取り扱う人々にも、財政や金融の仕組みをしっかり理解して頂きたいところです。ただ、ここの部分はまだまだ日本の貧困問題においては、あまり扱われてはおらず、浸透の難しさも感じるところです。

6.政治的分類に関する講演テーマ

 次に経済財政だけでなく、私のもう一つの専門分野である政治にも絡んだ講演テーマです。これはチャンネル桜の経済討論で、私が披露して反響を呼んだ「国債発行スンナ派・シーヤ派」に関する講演内容となっています。

・これは、もはや宗教戦争である
・国債発行スンナ派とシーヤ派による政治経済政策の四類型とコロナ大恐慌後

 国債発行スンナ派・シーヤ派とは、従来の左右の政治対立に加えて、国債発行に対して消極的な派閥(スンナ派)と積極的な派閥(シーヤ派)が存在し、それを縦軸に加えた4分類となります。その4分類に応じて、現代の世界政治の動きを見ていこうといった講演内容になっています。これは現在の日本政治を分析する上でも、積極財政派と緊縮財政派の分類は非常に重要であり、これを踏まえないことには、例えば立憲民主党とれいわ新選組といった政治的対立も見えて来ないといった内容になっています。

7.れいわ新選組に関する講演テーマ

 政治的テーマとして、もう1つ講演の御依頼を頂いたことがあるのが、れいわ新選組に関する講演テーマです。私は政治経済評論家でもあるので、こうした政治的テーマについても取り扱うことが出来ます。政治的テーマに関しては、こと選挙制度を軸に私は政治を考えるので、選挙分析も踏まえた講演内容となっています。タイトルは以下の通りです。

・「山本太郎がほえる~野良犬の闘いが始まった」出版記念トークライブ
・れいわ新選組のこれまでと今後について

 前者は盟友である高橋清隆さんが出版された本のタイトルにちなむトークライブでのミニ講演です。後者に関しては、れいわ新選組の大西つねきさんの除名騒動を巡って、講演の御依頼を頂いたことがありました。ちなみに、れいわ新選組に関しては、まずは次期衆議院議員総選挙では、比例定数の多い6つのブロックで比例議席を獲得したいところだとは思います。

8.ネットのニュース番組に出演した際のテーマ

 最後に講演ではないのですが、私は過去3度に渡り、ニューズ・オプエドという、インターネット上で政治経済スポーツニュースの動画配信を行っている番組にも出演したことがあります。そこでの出演依頼のテーマは以下のようになります。

2022年7月8日ニューズ・オプエド:どうなる!?今後の日本経済
2022年11月19日ニューズ・オプエド:アベノミクスの総括
2023年11月29日ニューズ・オプエド:今の日本に必要な経済政策とは?

 2本は今後の日本経済における展望や各党の経済政策についても解説した内容になります。真ん中のテーマに関しては、私の中央大学大学院での修士論文のメインテーマでもあるアベノミクスを扱った内容です。意外と過去のオフラインでの講演依頼としてはなかったのですが、アベノミクスに対して賛否も踏まえたフェアな分析に関しては、大学院でも取り扱った私の専門分野でもあります。これに関しては功罪の両面から語ることが出来ます。
 今後の日本経済については、割と経済評論家の講演としてはオーソドックスなテーマになるのかなと思いますが、私の基本的な考え方としては「政府支出の増加率によって、経済成長率は決定される」といったことがあります。なので、緊縮財政をすれば、今後の日本経済は引き続き沈んで行くし、大規模な積極財政や消費税減税などを行えば日本経済は浮上するといった内容で経済を分析し、解説を行っていきます。
 このニューズ・オプエド様からの御依頼のように、私のもう一つの専門分野でもある政治の情勢も絡めた経済財政分析こそ、私の強みが最も発揮出来る講演テーマではないかなと思います。

 以上が、私が過去に行って来たオフラインでの講演のテーマ、タイトルの一覧となります。ちなみに、最も気になる講演料に関しては、依頼される方や参加人数にも依りますが、基本的には講演+質疑応答の計3時間で、数万円+交通費・宿泊費と考えて頂ければと思います。
 個人的なスタンスとしては、参加者の方々との質疑応答も重要視したいと思っている政治経済評論家ですので、質疑応答を1時間以上受けることも可能です。この辺りはオンラインミーティングでも毎週1時間半に渡る質疑応答を行って来ていますので、割と慣れている得意な部分ではあるのかなと思います。
 私は企業団体様向けはもちろんのこと、個人の方に対しても講演依頼を受け付けておりますので、上記のこれまでの講演テーマもご参考にされて、メールアドレス:mansaku.ikedo@gmail.com まで講演の御依頼やお問い合わせを頂けましたら幸いです。
 また、YouTubeのライブ配信やツイッターでのスペース上など、オンラインでの講演や対談の御依頼も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせ頂ければと思います。
 皆様からの講演の御依頼を心よりお待ち申し上げております。


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