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【ベテラン女性ITエンジニアのキャリアに関する意識調査】45.0%が「キャリアアップ」に意欲 

今回は、「ベテラン女性ITエンジニアのキャリアに関する意識調査」に関する調査の配信です!

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調査概要

  • 調査概要:ベテラン女性ITエンジニアのキャリアに関する意識調査

  • 調査方法:インターネット調査

  • 調査期間:2022年5月24日〜同年5月25日

  • 有効回答:ITエンジニアとして働いている30歳以上の女性かつ、ITエンジニア経験が10年以上の方91名

Q1:ITエンジニアとなった理由、約4割が「ITが好きだから」と回答

 Q1.あなたがITエンジニアとなった理由を教えてください。(複数回答)

・ITが好きだから:35.2%
・市場価値が高いから:17.6%

・向いているから:13.2%
・キャリアアップがしやすそうだから:12.1%
・子育てとの両立がしやすそうだから:9.9%
・育休後の職場復帰がしやすそうだから:4.4%
・その他:28.6%

Q2:ITエンジニアとなった理由に、「手に職をつけたかった」や「ものづくりをしたかった」などの声

 Q2.あなたがITエンジニアとなった理由を教えてください。(自由回答)

<自由回答・一部抜粋>
・49歳:手に職をつけたかった。
・38歳:ものづくりをしたかったから。
・48歳:今後伸びる市場だと思ったから。
・34歳:地元で働きたかったから。
・42歳:プログラミングの知識があるから。
・36歳:大学で専攻していたから。
・44歳:システム開発の仕事に興味があったので。
・37歳:何かを作り上げるのが楽しそうだったから。
・48歳:高校時代、情報処理科のコースを学んだから。自分のペースで仕事ができるから。
・32歳:勉強すれば自分の価値を上げれると思った。
・45歳:パソコンが大好きなので。

Q3:ITエンジニアとして働く上で苦労していること、「いつも新しい技術の勉強が必要」や「勉強する時間が思ったよりもとれない」などの声

 Q3.ITエンジニアとして働く上で、苦労していることを教えてください。(自由回答)

<自由回答・一部抜粋>
・40歳:いつも新しい技術の勉強が必要。
・49歳:勉強する時間が思ったよりもとれない。
・38歳:技術力の習得。
・39歳:仕事量が多い。
・33歳:忙しいときは家庭と両立が難しい。
・48歳:ITの基礎知識がないため、OJTで覚えていくのが大変。
・48歳:新しい専門用語がどんどんでてくる。
・49歳:新規技術の習得のための学習の時間が取れない。
・36歳:キャリアプランを立てにくい点。
・34歳:スケジュール管理が厳しい。
・32歳:常に技術向上が求められる。
・50歳:相手の要望を汲み取ることに苦労します。色々ヒアリングしていく中で、本当の要望が表面に出てくることも多いので、その点にとても気を遣います。

Q4:ITエンジニアとして働く上で得られたものは、「ものづくりの楽しさ」や「問題解決能力」など

 Q4.ITエンジニアとして働く上で、得られたものを教えてください。(自由回答)

<自由回答・一部抜粋>
・48歳:ものづくりの楽しさ。
・49歳:問題解決能力。
・36歳:論理的思考。
・35歳:PCやプログラミング知識。
・45歳:経験値。
・45歳:自分で開発したものが動く楽しさ。
・40歳:いろんな視点からの業界分析、マルチタスク消化。
・47歳:時間の自由。
・37歳:問題点解決能力とくじけない心。
・33歳:スケジュール管理能力。
・44歳:様々な技術が身に付いた、実務に必要なIT技術以外の技術も身に付いた。
・50歳:協調性、忍耐。

Q5:ITエンジニアとなった当初、45.0%がキャリアアップをしていきたいと考えていた

 Q5.あなたは、ITエンジニアとなった当初、キャリアアップをしていきたいと考えていましたか。

・非常に考えていた:17.5%
・やや考えていた:27.5%

・あまり考えていなかった:38.5%
・全く考えていなかった:13.2%
・どちらともいえない:3.3%

Q6:キャリアアップを考えていた理由、「収入を上げたいため」が61.0%で最多

 Q6.その理由を教えてください。(複数回答)

・収入を上げたいため:61.0%
・レベルが高い仕事がしたいため:34.1%
・新しいIT技術を身につけたいため:34.1%

・より高度なビジネススキルを身につけたいため:31.7%
・役職を上げたいため:7.3%
・将来的に独立をしたいため:2.4%
・その他:2.4%

Q7:キャリアアップ先としての職種、「開発エンジニア」が58.5%

 Q7.どのような形でのキャリアアップを考えていましたか。(複数回答)

・開発エンジニア:58.5%
・プロジェクトマネージャー(PM):39.0%
・ITスペシャリスト:31.7%

・ITコンサルタント:14.6%
・プロジェクトマネジメントオフィス(PMO):14.6%
・インフラエンジニア:14.6%
・フルスタックエンジニア:14.6%
・AIエンジニア:7.3%
・セキュリティエンジニア:7.3%
・データサイエンティスト:4.9%
・その他:0.0%

Q8:ベテランITエンジニア女性の63.4%が、キャリアアップとして考えていた職種で現在働いている

 Q8.あなたはQ7で選択した職種として現在働いていますか。

・はい:63.4%
・いいえ:36.6%

Q9:キャリアップとして考えていた職種で働けている成功要因、「メンバーに恵まれている」や「お客様の信頼を得られた」などの声

 Q9.あなたがQ7で選択した職種で働けている成功要因を教えてください。(自由回答)

<自由回答・一部抜粋>
・38歳:一緒に働く開発チームのメンバーに恵まれているから。
・49歳:お客様の信頼を得られたから。
・44歳:コミュニケーション能力があるから。
・48歳:プロジェクトに長く携わったので業務知識が身についた。
・44歳:未経験でも働ける求人があったため。
・45歳:経歴20年でずっと勉強しつづけているから。
・40歳:常にアンテナを張って新しい技術を身につけているから。
・40歳:業務に恵まれた。
・48歳:最初からこの職種だった。

Q10:「機会に恵まれない」や「女性のキャリア指導の経験が少ない」などが、キャリアップとして考えていた職種で働けていない要因

 Q10.あなたがQ7で選択した職種で働けていない要因や理由、またはキャリアを振り返って改善したほうが良かったと思う点があれば、教えてください。(自由回答)

<自由回答・一部抜粋>
・41歳:機会に恵まれない。
・36歳:スキルを活かせる案件にアサインされず経験を積めなかったから。
・35歳:管理職自体が女性のキャリア指導の経験が少ないのが要因の一つ。
・43歳:下請けの会社にいるから。
・45歳:PM補佐やPLを任される年代になってしまったが、もう少し、若いうちに開発をしっかりやれば良かった。
・50歳:ITの技術は目的ではなく手段となってしまった。

まとめ

 今回は、ITエンジニアとして働いている30歳以上の女性かつ、ITエンジニア経験が10年以上の方91名を対象に、ベテラン女性ITエンジニアのキャリアに関する意識調査を行いました。

 まず、ITエンジニアとなった理由を伺ったところ、約4割が「ITが好きだから」と回答しました。その他の理由には、「手に職をつけたかった」や「ものづくりをしたかった」といった声も挙がりました。また、ITエンジニアとして働く上で苦労していることとしては、「いつも新しい技術の勉強が必要」だったり、そのための「勉強をする時間が思ったよりもとれない」などといった回答がありました。更に、ITエンジニアとして働く上で得られたものについては、「ものづくりの楽しさ」や「問題解決力」などがありました。

 続いて、ベテラン女性ITエンジニアの約5割が、ITエンジニアになった当初、キャリアアップをしていきたいと考えていたことが明らかになりました。その理由として「収入を上げたいため」が61.0%で最多の結果となりました。キャリアップ先としての職種については、「開発エンジニア」が58.5%、「プロジェクトマネージャー(PM)」が39.0%、「ITスペシャリスト」が31.7%という回答になりました。

 最後に、キャリアアップ先として考えていた職種で今現在働いている方は、63.4%となり、その要因として、「メンバーに恵まれている」や「お客様の信頼が得られた」などが挙がりました。その反面、「機会に恵まれない」や「女性のキャリア指導の経験が少ない」などで、キャリアアップ先として考えていた職種で働けてない要因となっていることもわかりました。

 今回の調査では、6割以上のITエンジニア女性が、就職当初キャリアアップとして考えていた職種で働いている実態が明らかになりました。ITエンジニアとして働く上で、「業務時間」や「知識の更新」に苦労を感じつつも、「ものづくりの楽しさ」や「問題解決能力」、「協調性」を学べたという声も多く見受けられました。キャリアアップの意欲が高いITエンジニアの女性が多いことからも、現在は男性が多いイメージもあるエンジニア職ですが、今後女性の活躍が活発になっていくのではないでしょうか。

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