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下敷きを買うかどうか
迷っている。
非常に迷っている。
何を迷っているかって、下敷きを買うかどうかだ。そりゃあね、タイトル見りゃあわかるでしょう。
金額にして120円程度、特に絵柄はどうでもいいから赤シートになるクリアーレッドか透明なやつで構わない。それを買うかどうかでもう1週間悩んでいる。
ここ最近、長野県の全小学生のトラウマノートこと「白文帳」でフランス語のスペリングを練習しているのだが、まあ裏写りが酷い。
ん? 白文帳がなにかって?
それはあとでググればいいと思うが、少し説明するとこんなふうに、細かい方眼がびっしり印刷されたまっさらなノートだ。
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長野県の小学生は宿題として、このマス目にミッチリギッチリ漢字を書かされるらしい。私は群馬県の小学生だったので経験はないが、その壮絶さは想像にたやすい。
地獄だろ。
しかも絶対覚えらんないだろうし。こんなことしても絶対漢字を使いこなせないと思う、作業になっちゃうから。これで身に付くのは効率的に手を動かす技術だけになるんじゃねえかな。恐ろしや。
で、まぁこのノート、紙が薄いのか柔らかいのか、むちゃくちゃ裏写りするのだ。見ての通り、不純物のない真っ白な紙面なので品質は高いのだろうが軟弱だ。
私の2Bの鉛筆を駆使した濃く強い筆圧には耐えられないようだ。語学力向上のためには、杉浦貴の細胞壁のように強靭な紙繊維が求められる。
だから、下敷きを敷いて書きたいのだが、まあ私はケチだ。
新たに買ってもいいのだが、実家に帰れば学生時代に使ってたものが山ほどあるからだ。
新たに買う意味がない。だからこの120円で目の前の快適さを買うかどうかに葛藤しているのだ。この葛藤自体がもう120円以上の喪失になってる気がしてもやめられない。
ということでゴールデンウィーク。私の帰省の主目的は下敷きです!!
おしまい。
せっかくなので、日本一の下敷きソングをご紹介だ。なお虫や節足動物が苦手な人は注意したまへ。
好きな言葉 何?
好きな人は 誰?
遠い空の下で 下敷きになったって