iOSプライバシーマニフェスト対応まとめ
こんにちは!りーさんです。
今回は、プライバシーマニフェストの対応をしたのでそれについてまとめておこうと思います。
プライバシーマニフェストとは
自分の認識ですが、簡単にいうと開発しているアプリ自体や使用しているサードパーティSDKの情報収集しているものやAppleの使用しているiOS APIを明示的に宣言しなければいけないということになります。
2024年2月29日に公式から正式にニュースが!
5月1日以降までに対応しないと申請・更新できなくなる?!
上記のニュースから来ているように、プライバシーマニフェスト対応をしないとApple Store Connectに申請を出しても、リジェクトされるようになると思われます。Appleから宣言を要求されているのに対応しないと、大変になるということなので、今のうちの4月中に対応しておきましょう。
プライバシーマニフェストの対応者
アプリ開発者(現開発しているアプリに対しての対応)
SDK開発者(ライブラリ等で使用しているSDKに対しての対応)
アプリ開発者に関しては、現在開発しているものに対しての使用しているAPIやトラッキングについてなどの明示的宣言が必要になります。
それに対してSDK開発者の方は、アプリ開発者にはどうすることもできないのでSDKの開発者によるプライバシーマニフェスト対応のアップデートを待ちましょう。
Apple公式ドキュメント
https://developer.apple.com/documentation/bundleresources/privacy_manifest_files
具体的なプライバシーマニフェストの対応手順
1. ライブラリで使用しているものがプライバシーマニフェスト対応が完了していたらアップデートする
SPM(Swift Package Manager)
CocoaPods
などからアップデートをかけましょう。
もし、対応していなければ対象のSDKライブラリを検索してissueとして上がっているかなど確認してみましょう。
2. とりあえず、Apple Store Connectにアップロードする
なぜ、アップロードをするかというと、アップしたタイミングでプライバシーマニフェスト対応していないアプリに関してはAppleから直接メールで警告文が送られてくるようになります。
下記のようなメールが来れば警告で
プライバシーマニフェスト対応が必要です。
警告メールには対応してほしいAPIやトラッキング情報が書いてくれているのでそちらを対応していきます。
3. プロジェクト内にPrivacyInfo.xcprivacyを追加する
Fire →New → FireでApp Privacyを選択
下記のファイルが作成されればOK!
PrivacyInfoに追加しよう
Privacy Nutrition Label Type
下記の種類から取集しているものを追記しましょう
https://developer.apple.com/documentation/bundleresources/privacy_manifest_files/describing_data_use_in_privacy_manifests
すでにアプリを公開している場合はAppleStoreのアプリのプライバシーを参考に入力していくのが良さそうです。
paypayアプリで言うとこんな感じに
追加方法
App Privacy Configurationが元からあると思うので、+ボタンを押す
2. Privacy Nutrition Label Typesを選択
3. それぞれの項目を入力する
Collected Data Type
Linked to User
Used for Tracking
Collection Purposes
Collected Data Type
2. Linked to User
3. Used for Tracking
4. Collection Purposes
下記の6種類から理由を選択できます
全体イメージ
Privacy Tracking Enabled
Privacy Tracking Domains
Privacy Accessed API Types
Privacy Accessed API Reasons
Privacy Accessed API Type
Type API宣言が必要なもの
File timestamp APIs
System boot time APIs
Disk space APIs
Active keyboard APIs
User defaults APIs ← これは誰もが使ってそうですね
Reasonsについては
下記に番号が載っているのでこちらを参考に記載しましょう!
https://developer.apple.com/documentation/bundleresources/privacy_manifest_files/describing_use_of_required_reason_api
全体イメージ
PrivacyInfoの全体イメージ
まとめ
大体こんな感じで、プライバシーマニフェスト対応をしていきます。とりあえずここまで、できたら一旦Apple Store Connectにアップして警告メールくるか様子見しましょう!警告メールが来なければ、対応済みになります。もし、警告メールが来たらそこの部分対応やよくわかなければSDK側の問題かもしれないのでアップデート内容もよくみてみましょう。
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