Agapanthus幕張公演の構成・演出について

麻倉ももさんのAgapanthus幕張公演に参加しました。
構成・演出で特に心に残ったものについて書きます。

「当たり前が当たり前じゃないんだな」
「いつもの日常がこんなにありがたかったんだな」
そんなMCから始まる花に赤い糸と今すぐに。のパート

花に赤い糸の「ねぇ」は、ウィスパーまじりの語りかけるような歌声から始まりました。しかし、Bパートからは荒々しく、歌唱から“痛み”が伝わってくるようでした。

一緒に植えた花たちが 季節の終わりを告げていく 君と会えなくなった時は

そんな歌詞に到達したとき、「なぜDay1では花に赤い糸じゃなかったんだ」と思わずにはいられないほどの衝撃を受けました。

ーー会えない夜は長い
実は、今すぐに。後のメッセージ映像の「同じ空の下、手紙の向こうで応援してるよ」がずっと引っかかっていました。「手紙の向こう」なんて表現、使うだろうか。

今日のライブに参加し、改めて「手紙」はAgapanthusなのだと解釈しました(もちさんご本人もMCで仰ってましたが、実感として)。だからこそ、メッセージ映像で場面転換するときのBGMは、Agapanthusでなければならなかったのだと思います(場面転換前は今すぐに。が流れている)。

「花束にして会いに行くね」
そんなメッセージと共に客席に映る少数の花の照明と、そこから始まるGood Job!で映る蕾の花束の照明

この一連の構成・演出を見ることができて、とてもよかったです。​

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