【ライブ備忘録 No.272】 Cody・Lee(李) LIVE TOUR 「せいかつはつづく TOUR」 @ 池下 CLUB UPSET [23.11.25]
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Cody・Lee(李)
LIVE TOUR 「せいかつはつづく TOUR」
@ 池下 CLUB UPSET [23.11.25]
01 - LOVE SONG
02 - 愛してますっ!
03 - W.A.N.
04 - おどる ひかり
05 - 涙を隠して(Boys Don't Cry)
06 - 在夜市再見
07 - WKWK
08 - 我爱你
09 - 悶々
10 - 世田谷代田
11 - I'm sweet on you (BABY I LOVE YOU)
12 - honest
13 - (新曲)
14 - 異星人と熱帯夜
15 - drizzle
16 - さよuなら
E1 - 初恋・愛情・好き・ラヴ・ゾッコン・ダイバー・ロマンス・君に夢中!!
E2 - When I was city boy
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
【Instagram 感想】2023.11.25 sat
【それでも、せいかつはつづく、日記】
最近、仕事帰りの車中は専ら J-WAVEを聴いている。2週間前に行った東京旅行、見事に引き摺っている。夕方の番組で、Cody・Lee(李)の高橋くんが毎日ゲストで出演していた。今度ツアーをやるらしい。ツアー名は『せいかつはつづく』。今の自分には否応にも響いてしまうタイトルだ。これは行かなければ、と思い向かった、いつ振りだかもう忘れてしまった程の、久々の名古屋。
ライブの前に、行きたかった ON READINGさんへ。記憶が確かならば、来たのは10年ぶり。下の階にこんなカフェあったっけ？ 何組か並んでいる人たちを横目に魅惑の巣窟へ。版画の方の展示を眺めて、その後は店内をゆっくりと堪能。Aマッソ加納さんの新刊エッセイが一冊だけあり少し立ち読みをした。いい...欲しい...。散々悩んだ挙句、買わなかった。その代わり(ではないけれど)、高山なおみさんの ぶじ日記の古本を買った。開いた頁に「フィッシュマンズ、キチム、原田さん、永積さん」というワードが目に飛び込んできたからだ。キチム はこの前初めて行ったし、もうこれは運命だろう(と自分を諭して)。やっぱり、まだまだ東京を引き摺っている。
開演時間まで少し時間があり、会場までの3駅分を歩いた。大通りをひたすら西へと向かう。名古屋はやっぱり道が広い。時折歩道から路地を覗くと、奥の方に森林(公園？)が見える。閑静な住宅街も見えるけど、徐々に飲み屋街も見えてきた。名古屋はやはり、とても雑多な印象。掴みどころがない不思議な街。程よく歩き疲れた頃に、池下周辺へ到着。今回は初めてのライブハウス、UPSET。雑居ビルの5階。階段がとても急だった。今回は整理番号が早かったが故、左側の3列目を確保。周りの子たち、明らかに一世代若いぞ。そうかそうか。でも良いんだ、楽しんでやる、と意気込んで、その時を待った。
UPSET、大阪だとパンゲア位の規模と雰囲気。演奏が始まったら、やはりとても近いな、と実感。バシッバシッと、音が身体にぶち当たる感覚が気持ちいい。凡ゆる熱気もビシビシ伝わってくる。「愛してますっ!」「我爱你」あたりは、やはりメンバーも沢山煽ってくれる。いい。とてもいい。中盤あたりには「異星人と熱帯夜」「在夜市再見」のいい流れ。音源もいいけど、生はもっといいな。もう最早"いい"しか言っていない(語彙力を持ち合わせていない)。だがそれでいい。なんだっていいね。そう思わせてくれる Cody Lee(李)、良いバンドだ。
「おどる ひかり」、「世田谷代田」、「I'm sweet on you(BABY I LOVE YOU)」、聴きたかった曲たちをどんどん演ってくれる。本編ラストは「さよuなら」。尾崎さんの卒業(脱退)があって、高橋くん他、メンバーはこぞってMCで「色々あって」と語っていた。そうなんだよな、人生って色々あるんだよ。うんうんと、心の中で頷いた。高橋くんは最後のMCで、「バイトサボったり、行きたくない飲み会から逃げて、また僕たちに会いに来てください」と言っていた。サボったり逃げたりしても(たまには)良いんだよな。どうせ"せいかつはつづく"訳だから。アンコールの最後に力毅くんが投げたピックが、指と指に挟まり取れ(てしまっ)た。隣に居た女性が、自分のことの様に喜んでくれた。あの女性に取れたピック、そのまま渡してしまえば良かったかもな。色んな事が逡巡して会場を後にした。
Cody・Lee(李) は中華と銭湯が似合う。ライブ後のご飯は、町中華一択。昔「町中華で飲ろうぜ」で、玉袋筋太郎が訪れていた 呑助飯店。ニンニク少なめのあっさり餃子と、黒いこってりラーメン(重油ラーメンとも言うらしい)を食べた。文字通りスープが重い、飲みたい...でも車で来ていたから、633は我慢。カッテェ焼酎も我慢。その代わり(では無いです)銭湯を愛でたい。近くにあった 娯楽湯。名前がいいね。水風呂は無く水シャワー。バイブラでひたすら腰を解してたら、いい時間に。交互浴はしなかったけど、充分満たされた。帰ったら オオギリッシュNIGHT、間に合うかな(そもそもやってる？)。
それにしても、名古屋の方々はライブマナーが良くて驚いた(寧ろ大人し過ぎると思ってしまう程に)。いつもと違う環境に身を置けば、新たな発見があり面白い。でも帰ったらまた、"せいかつはつづく"んだ。ピックは大切に保管しよう。