フジ住宅裁判・ブルーリボン訴訟とは?経緯や判決は?真相や会社の実態を調べてみた!
本記事は企業から取材費や提供を受けた商品・体験させていただいたサービスをもとに記事を執筆しています。
こんにちは!しおみんです。
今回は、フジ住宅株式会社の裁判・訴訟について調べてみました。
ブルーリボン訴訟の経緯とは?判決結果やフジ住宅の口コミ評判などについてもまとめているので、裁判・訴訟について知りたい方や同社への転職、就職を検討している求職者の参考になれば幸いです^^
どんな会社?フジ住宅の会社概要・事業内容をチェック
まずは、フジ住宅の会社概要をみてみましょう。
フジ住宅株式会社は、南大阪・泉州や大阪市内、大阪北部、兵庫県、和歌山県などの関西エリアを中心に事業を展開する総合デベロッパーです。
フジ住宅のキャッチコピーは「住まいのトータルクリエイター」。
このキャッチコピーの通り、注文住宅などの新築一戸建てからマンション、中古物件や土地の仲介、賃貸・分譲物件の管理業務など、幅広い不動産事業を展開。
あらゆる顧客のニーズに応える対応力の高さが強みの1つといえるでしょう。
また、同社は「売りっぱなし・建てっぱなしにしない」ということを大切にしています。本当のお付き合いは物件の引き渡し後から始めると考えるフジ住宅は、何かあればすぐに駆けつけられる距離のみに営業エリアを限定しています。
創業から50年以上に渡って地域に密着し、顧客の満足度、サービスを追求してきたフジ住宅の売上高は、1,144億円(連結・2023年3月期)、従業員数は1,247名(連結)と、業界大手の不動産会社として、成長を続けています。
女性従業員が会社に損害賠償を請求!「フジ住宅裁判・訴訟」とは
東証プライムに上場しており、関西エリアを代表する大手不動産会社であるフジ住宅。物件の購入や就職先として検討している方も多いはずです。
じつは、フジ住宅は2015年に女性従業員から訴訟を起こされています。
提訴したのは、パート従業員として働く50代の在日韓国人女性。
フジ住宅が全社員に向けて配布していた資料のなかに民族差別にあたるものがあったとし、精神的苦痛を受けたとして3300万円の損害賠償を求めたのです。
判決は3300万円の請求に対して132万円の支払い
2015年に提訴されたフジ住宅の裁判は、2021年11月の第二審により、132万円の支払い命じられました。
結果的にフジ住宅の敗訴となりましたが、3300万円の要求に対して、132万円とかなり減額されています。
減額された理由として、裁判官は以下のように述べています。
ちなみにこちらが実際に配布されていた資料ですが、確かに差別的な表現があるかといえば、わたし的にはよくわかりません…。
差別的な言葉は、YouTube動画のコメント欄に書き込まれていたようで、フジ住宅の社員によるものではありません。
また、ネット記事ではあたかもフジ住宅がヘイトハラスメントをしたように書かれていますが、判決において「差別的言動とはいえない」とされています。
これらのネット記事によって、企業のイメージダウンなど、フジ住宅側も何かしら被害を受けたはずです。
とはいえ、差別と捉えかねられない表現や内容がある資料を訂正せずに何度も配布してことについては、1000名近い従業員を抱える大企業ということもあり、もっと配慮が必要だったのかもしれませんね…。
現在は、配布物に差別的と受け取られかねない表現や内容がないよう、十分に配慮しているとのことです。
フジ住宅の裁判・訴訟への考えは?気になるQ&A
今回の裁判・訴訟について、フジ住宅側はどのように考えいるのでしょうか。公式に質問答えているページから気になるものをピックアップしました。
裁判においても、個人への人種差別的言動を行ってはいないとされています。
提起した女性従業員は現在も在籍しているそうです。このことから、問題は解消されていると推測できます。
もう1つの裁判「ブルーリボン訴訟」とは
女性従業員とフジ住宅が係争したこの裁判と同時期に世間の注目をあつめたもう1つの裁判があります。
それが「ブルーリボン訴訟」と呼ばれるものです。
訴訟の要因は、女性従業員の支援者たちが「ヘイトハラスメントストップ!」とデザインされたバッジを着用していたことに対し、フジ住宅も富士山と太陽がデザインされたバッジを付けて入廷したこと。
この一連により、法廷でのメッセージ性のあるバッジの着用が禁止されました。両者のバッジ着用により、対立の激しさが増したとし、裁判官は法廷の秩序を守るための「法廷警察権」を行使したのです。
すべてのバッジの着用が禁止になったことにより、かねてからフジ住宅側が着用していた「ブルーリボンバッジ」も外すように指示がありました。
ブルーリボンとは、北朝鮮による拉致被害者の生存と救出を信じる意思表示をであり、ブルーリボンバッジは歴代の首相や多くの著名人が着用しています。
ブルーリボンバッジの着用禁止は、ヘイトハラスメントをめぐる裁判とは無関係であり、フジ住宅は「憲法が保障する表現の自由に反する」として、390万円の国家賠償を求め提訴しました。
この訴訟は、2023年5月の第一審、2024年1月24日に第二審が行われ、いずれも「法廷警察権の行使は適切だった」とし、控訴は棄却となっています。その後、上告したかどうかの情報はありませんが、表現の自由が争点となった「ブルーリボン訴訟」は世間から多くの注目をあつめました。
フジ住宅はやばいの?社員の評判・口コミを検証!
業界大手であり、東証プライム上場企業であるフジ住宅を就職先として検討している求職者も多いはず。
ヘイトハラスメントをめぐる裁判は終結したものの、マイナスなイメージを抱いてしまった人も少なくないかもしれません。
働きがいや社風、労働環境などについて、現社員や元社員の口コミ評判をピックアップしてみました。
顧客の幸せ、要望を叶えられた時、それに対して感謝された時にやりがいや喜びを感じる社員が多いようです。
資格取得支援制度や全従業員に1万円が支給される「親孝行月間」、誕生日休暇や脳ドック補助制度など、福利厚生がとても充実していることもフジ住宅の特徴の1つです。
業務上や待遇の不満やがあれば、吸い上げて改善に繋げてくれるような風通しの良い社風のようです。
フジ住宅では、上司が部下を評価するだけでなく、部下や同僚が上司を評価するなどの「360度評価」を導入しています。これにより、頑張りが必ず認められる公平な評価を実現しています。
まとめ
フジ住宅の裁判、ブルーリボン訴訟の経緯や判決などについてまとめました。
従業員が提訴したということもあり、フジ住宅に対してネガティブなイメージを抱く人のいるかもしれません。しかし、口コミ評判からもわかるように多くの社員がやりがいを持って、業務に取り組んでいることがわかります。
また、公平な人事システムや充実した福利厚生からも社員を大切にしている企業であることもわかります。
フジ住宅では、インターンシップや会社見学会を実施しているのでぜひ自分の目で確かめてみてください^^
▽フジ住宅の最新の採用情報・募集要項はこちら
それでは~!
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