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劇場でジブリを見た感想

大号泣しながら合間にトイレで書きなぐったオタクの感想ですので、誤字脱字乱文長文、ご了承ください。

「風の谷のナウシカ」

開始数分で号泣した。
ナウシカが白い鳥のように飛ぶだけで号泣した。

未来少年コナンの「ラナは軽いなぁ!鳥みたいだ!」が頭の中で反芻した。(あとクシャナ見てるとモンスリー思い出す)


何度も見たはずなのに、セリフも言えるシーンでぶわっと泣いた。


家で見るのと劇場で見るのは全然違う。
携帯の電源を落として、生活音が全く聞こえない、映画だけに集中できる。
一生やってほしい。

「もののけ姫」

石田ゆり子さんのサンめちゃくちゃ良〜〜〜〜〜〜(鑑賞後第一声)

アシタカかっこよすぎだし(声アスベル)、ヤックル可愛すぎ、、、

劇場で見ると音が爆音なので、もとから良い音響が数万倍良くなってて最高だった。

弓を射る音とか音楽も、特に無音のとこが強調されて、ぐっと物語にのめり込める。

映画館で見る映画が最高だって改めて思った。


エボシ様まじで美しすぎるし、タタラ場の女に生まれたすぎる〜〜〜


「あんたも女に生まれりゃよかったんだ!」とか言いたすぎる、、、



モロの「サンは不幸な子だよ、お前にサンが救えるか!?」って言ったときアシタカが「わからない…でも共に生きることはできる!」ってシーン

前までは名シーンやなぁってだけの感想だったんだけど今は結婚を控えた身として、とても身に染みた。

私達はお互いあまり幸せな家庭に生まれなかったけど、共に生きることを選んだ、共に生きることはできるんだ、、、

作中「生きてればなんとかなる!」って何度も何度も言うんだよなぁ

結婚に際して不安なこともそりゃあるけど、共に生きることはできるんだよなぁ

サンはサンのまま、アシタカはアシタカのままで生きることができるんだよなぁってなんか嬉しかった。


シシガミ様は裁かない。
ただ生か死かを与えてるように感じた。

だから神なんだろうな。


昔はヒイ様がなんて言ってるかほとんどわからなかったけど今はよくわかる。



「曇りなき眼で物事を見定め、決める」
ヒイ様からの教えをアシタカは守っていく訳だけど、ナウシカのようだなぁと思った。
私は曇りなき眼で物事を見定められてるのかなぁ。

・2作品を通して観て思ったこと

風の谷の女も、タタラ場の女も本当に強く凛々しくて憧れる。

「ここは男がいばらないから!」って言ってわははって笑える世界観がフィクションだったこの作品は私が産まれた年に公開された。今でもフィクションだ。


私がジブリを見て産まれ育ったからきっとこんな女になったのだろうな、と思わざる得ない。


ナウシカや、サンや、エボシや、クシャナのように、信念を持ち、時には何かと誰かと共存するために、柔軟な思考を持つ。

強く、凛々しく、賢く、それは美しい。



サンは自然に生きる動物の立場で、エボシは人間の立場で、それぞれの信念を持って必死に生きていて、そこを繋いだのがアシタカだった。腐海と蟲と人間を繋いだのがナウシカ。



今日は「共存」をテーマに見ようと思ったけどジブリ作品は人間や自然や人間以外の何かとの共存を描くことが多いように感じる。

わかりやく、ポップで可愛らしいのはポニョだが、ハウルだって、アリエッティだって、紅の豚だって、トトロだって、愛や素晴らしい世界観や成長物語のようでわかりにくいが、各所に「共存」がある。



私が影響された作品には必ず、生死、自然、愛、人ではないもの、がテーマなものが多い。


ジブリや夏目友人帳、よしもとばなな先生の作品には大きく影響されたと感じてる。(本棚の中身を見せたら身バレしそうなのでこれ以上は書かない…)


強く生きる女性の美しさ、海や川や山や森など人智の届かない神聖さ、生と死は常に表裏一体であり、紙一重であるということ、生きるということ、死ぬということ、人間以外の何ものかがいたとしてそれとも共存できるのだということ。



人は本当の意味で一人では生きていけないということ。



私は海と山の間で育ったので、自然の雄大さ、ある種の神聖さは身を持って知っている。小さい頃読んだ本のように、きっと森の奥深くにはトトロがいるのだろう。あの海辺小さな林の中の神社には何度も通った。


朝靄に霞む森は不思議と何かに吸い込まれそうな澄んだ空気をしていて、夕焼けの引き潮の海は何かを隠すように砂浜だけを見せて暖かいオレンジの光で私を包んだ。小さな私はきっと私の知らない何かがいるのだろうと思っていた。


子供の頃に聞かされた、森や海に関する逸話は子供が無闇に遊びに行かないように作られたものかも知れないが、今でも少し信じてる。よく森の中で疲れたら木陰で涼ませてもらったあの大きな木はまだあるだろうか。きっとああいう木がコダマの親になるのだろう。


今は都会に住んでいるが海や川や森が恋しい。





私達は常に何かと共存している。

このnoteでもよく「共存」という言葉を使うが、「生きる」には「共存」が鍵なのではないかと思う。


共存関係を続けるのはとても大変で、たくさんの時間とエネルギーと心を遣って対話していく必要があると思う。

それが私にとって大切な信念のようなものになっている。


と、今回劇場で2作品を見て改めて感じた。


また次の機会に残りの、千と千尋の神隠しとゲド戦記を見に行きたい。

これもまた2作品共に、大好きな映画なのでとても楽しみである。




あ〜〜〜紅の豚とハウルとアリエッティと魔女の宅急便と猫の恩返しとトトロも公開してくれんかな〜〜〜毎年4作品いろいろなの公開してくれんかな〜〜〜〜頼む〜〜〜〜〜


おわり

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