アニメ動画を自社制作しました~前編~
こんにちは、リリコです。
最近は2022年度卒の学生に向けたPR動画を作成しています。
「冒頭にアニメを差し込みたい」というお上からの無茶ぶりに応え、はじめてアニメ動画を作成しましたので、その記録を残したいと思います。
「自社でアニメを作りたいけど予算が無い」という人や、私のように「ツールはあるけどスキルはない」という人の参考になるかも知れません。
あと、「あの動画どうやって作ったかしら」と自分が思い出すための備忘録でもあります。
大前提として、Adobe CC コンプリートプランに加入していますので、Adobe製品を使っていきます。
まず困ったのは、動かすキャラクターです。
普通のアニメのように、1コマずつ絵を描いていく方法は素人には不可能です。
パーツごとに分かれている素材はないか、ということでAdobe Stockのベクターイラストから探してみました。
検索条件に合った素材が色々と出て来ます。
Adobe Stockから何個かダウンロードして、イメージに合いつつ、体の部位ごとにレイヤーで分かれている人を見つけました。
もう一人分の素材と背景も同様に見つけて、これでキャラクター問題は解決です。
次に、動かすソフトをどうするか。
After Effect, Character Animatorなど使いこなせば色々選択肢はありそうですが、チュートリアルをやって「初心者でもこれならなんとか…」と思ったのがAnimateでした。
チュートリアルではベーコンと目玉焼きを乗せた豚を走らせます。どういう世界観なのでしょうか。
数フレーム後にこの位置に動かす、というのが直観的に作りやすいので、初心者でもなんとか使えます。
さきほどのベクターイラストを取り込んで関節の設定をしていきます。
動きの軸を設定することで、人体に合った動きをさせることができます。
なお、動かしたいパーツごとに事前にIllustrator上でグループ化しておき、パーツごとに別々のレイヤーで取り込んでいます。
アニメーションの作成はモーショントゥイーンという機能を使っています。
各パーツごとに動きをシーケンサーで設定して、「首をかしげる」「メガネをさわる」「驚く」といった動きを作っていきます。
一通りの動きをさせたものがコチラです。
すべてをAnimate上で作成すると不慣れなため時間が掛かりますので、あとは動画編集ソフトでいじっていきます。
次回、Premiereでの動画編集です。
To Be Continued...