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【旅行記】教師を休んで東京の最南端「青ヶ島」に行った話

私は9月に休職をした。
(休職した経緯については↓↓をご覧ください。見なくてもOK。)


行くまでの話&予約(飛ばしてOK)

休職したはいいものの、、、とにかく暇すぎた。

10時ぐらいに起きて、コーヒーを飲む。
その後、日課であるネイティブ・キャンプを行い、昼食を食べる。
またコーヒーを飲みながら、夕方までゲーム。
この辺で家にいるのが退屈なので、2駅先ぐらいまで散歩する。
夕食を食べ、YouTubeやネトフリを見てボーっとする。
気付くと日付を超えているので、風呂に入って寝る。

こんな生活は3日間も続かなかった。
「刺激がない!今しかできないことをするぞ!!!」

そう思った自分はパッと行ける旅行先を探し始めた。
数日前に見た↓↓の動画を思い出した。

その名も「青ヶ島」。伊豆諸島の最南端の島で、人口は200人未満。
島に行くには船orヘリしかなく、船は就航率が50%とのこと。
つまり、行ける可能性も低いし、行けたとしてもいつ帰れるか分からないのだ。

「時間が有り余ってる自分にちょうどいいや」
そう思った自分は、気付いたら、荷物をまとめていた。

ダラダラ旅の記録を書く前に結論から。
八丈島はまあまあ楽しい。青ヶ島は死ぬ前に1回は行ってみてほしい。

結論

八丈島はほどほどの南国が羽田から50分で行けるのが魅力だ。
でも特段すごいわけでもないので、初の離島にはちょうどいい。

青ヶ島は絶対行った方がいい。
何日もいるような島ではないが、普段味わえない経験ができる。
RPGのような世界が待っている。

後は私の旅の記録だ。見たい人だけ見てってね。

1日目 東京→八丈島

東京から八丈島までは「船」か「飛行機」がある。
船は片道1万で10時間、飛行機は1.4万程度で50分だ。

私は船で行った。理由は安いからだ。
最後にも書くが、移動は絶対に飛行機のほうがいい。
4000円我慢して、大揺れする船で夜を明かすのは、どう考えてもわりに合わないからだ。

以下は私の旅の記録である。

船は浜松町から徒歩数分の「竹芝桟橋」から出航する。平日のせいか人は少なく、閑散としていた


子どもが各島の魅力を伝えるポスターがあった。職業柄、こういうの見ちゃうんだよねぇ。
奥には、島民専用の待合室も。残念ながら中には入れず。
この日は条件付き運航。天候によっては引き返すんだって。それだけは勘弁。


乗船開始。この瞬間ってワクワクするの自分だけ?
今日の寝床。10人部屋だけど、今日は2人だけ。
雑魚寝で過ごす。毛布は100円で借りれる。コンセントは4口だけ。
レインボーブリッジもいいねぇ


いい感じの日の出だが、波が大荒れで全く寝れず。
しかも三宅島は欠航だから通過中。本当にたどり着けるのか?


ようやく八丈島。無事に接岸できるっぽい。
本当はこのまま青ヶ島行の船に乗り換えたいが、今日は欠航とのこと。
次に出航する2日後まで八丈島で過ごす。


港から1時間ほど歩いて宿に到着。「ケンチャ・ルマ」という宿。
90分間草抜きバイトをすると3,700円で個室に泊まれるコスパ最強宿。
市街地中心にあって買い物や食事も便利。まじでおすすめ。


たまたま散歩してたら見つけた小学校。
校門が無く、南国っぽい樹木がある。


公園に行ったら子どもが元気よくあいさつしてくれて、そのまま子どもと遊んだ。
島の子は人懐っこくてかわいいね。


今日の夕飯は、↑↑で遊んだ子からおすすめされた「八島」。
でもごめん。餃子とラーメン、全然おいしくなかったぞ。

2日目 八丈島観光


この日は宿のレンタカーを借りて島をぐるっと一周。
どこ撮っても自然豊かですごいね。



山の7合目までやってきた。
八丈島って2つの山に囲まれて、その間に街があるんだね。


「大坂トンネルの展望」というところ。
田舎なのに、都会のようにめちゃくちゃ道がきれい。凸凹がない。
やっぱり東京都ってお金あるんだねぇ。


無料で入れる露天風呂。ちょいぬるいぐらい。
左にいるおじさん、上裸のまま車で帰ってった。ロックすぎる。


行きたかった見晴らしの湯は定休日だったので、代わりに「ふれあいの湯」に。
大浴場と露天風呂が1つずつ。どこにでもありそうな風呂場だった。


アイスクリームがおいしい「むかしのとみじろう」へ。
雰囲気よし、風呂上がりにはおいしいけど、どこにでもあるアイス。
中には、昨日遊んだ子が書いた新聞が飾られていた。びっくり。


レンタカーを返すためにガソスタへ。さすが島の価格。ベリーハイ。
軽油の方が高いのはなぜ?
宿の草抜きバイトはこれ。庭の雑草をひたすら抜くバイト。
私は30分間×3回に分けてやった。タイミーみたいだね。

3日目 八丈島→青ヶ島

3日目にしてようやく青ヶ島行きの船が出発する情報を手に入れ、
急いで荷物をまとめて宿をチェックアウトする。
宿のレンタカーを借りたので、港までは宿の人が送ってくれた。


青ヶ島までの船。
片道3,700円。3時間ほどの船旅。


青ヶ島が見えてきた。
どこに港あるの?ってぐらい崖しかない。


港が見えた。
写真じゃ伝わらないけど、遊園地の船のアトラクションぐらい揺れてる。
こりゃ就航率50%だわ。


船から降りる。
船から降ろしたコンテナを島民が手分けして車に運んでいる。
ヤマトとかいないもんね。助け合って生きてるんだなぁと思う瞬間。


レンタカー屋「青ヶ島レンタカー」に連絡して迎えに来てもらうことに。
↑↑で積んだ荷物をいろいろな家に運んでいる。

青ヶ島の住所は「東京都青ヶ島」で終わりで、番地はない。無番地。
後は名前を書けば荷物が届くんだって。そりゃ届くよな。

今日と明日の相棒。1日4,500円。帰りは港に乗り捨てしてOK。
よく見ると「品川」ナンバーなんだね。憧れのナンバーをゲット。


民宿「杉の沢」に到着。新館だからめっちゃキレイ。
タオルや布団類からすんごくおじいちゃんのニオイがする。私はキツかった。
よくも悪くも親戚の家みたいな感じ。
1泊2食付きで1万円。

青ヶ島はレストランがない。居酒屋が数軒と商店が1軒だけ。
だからどの宿も食事付きが一般的らしい。
(宿のご飯は全然おいしくなかった。素泊まりにして、居酒屋と商店のご飯で乗り切るのも悪くないと思う)


島で唯一の学校。全校生徒6人。
サッカーとか野球はどうするんだろう。


島で唯一の信号。
無くてもいいんだけど、子どもの教育用のためにあるんだって。
信号を知らずに島を出たら大変だもんね。


商店で買った食べ物を地熱窯で蒸してみる。
これが結構熱い。卵は10分もすればゆで卵になった。
こういうのって案外おいしいよね。
島にはぬこがいっぱい。結構近づいたのに全然逃げない。
ネズミを追い出す目的で猫を野に放ったら、大量に増えたんだって。

この辺で隣で食事をしていた観光客と仲良くなって、一緒に観光した。
女性で、仕事を辞めて世界一周するとのこと。
そういう人生もいいなぁ。

そんなすてきなお姉さんのブログもぜひご覧ください。

青ヶ島の頂上から見える「大凹部」。有名な二重カルデラはこれ。
火山の中にさらに火山があるようなイメージ。
写真じゃ感動が全然伝わらないけど、本物はもっと感動するぞ。


島の周りはうっすら見える八丈島と地平線だけ。


地熱を利用した「ふれあいサウナ」へ。一人300円。
小さい風呂とミストサウナがある。風呂場のタイルが地熱で激熱。
残念ながら何をしても冷水は出ないので、ととのえない。


夕飯を食べ終えて、居酒屋「一人」へ。
島の焼酎「青酎」をいただく。
30度のロックは香りがいいけど、キツい。焼酎は苦手だ。

4日目 青ヶ島→羽田

大凹部に感動したので、日の出に合わせてもう1回。
この感動伝わる?

朝7時になると島内放送が入る。
「おはようございます。今日の船は~」と流れる。
今や聞かない住民向けの放送。クラシカルな雰囲気がよい。

今日は船が出航するとのこと。
船はいつ出航するか分からないから、帰れるときに帰った方がいいとのこと
1泊だけだったけど、十分に楽しめた。

ここが唯一の商店「十一屋商店」
レンタカー、商店、ガソスタを運営してるんだって。島のインフラを支えまくってる。
たぶん唯一の公園。休日なのに誰もいなかった。
↑↑の商店の店員に聞いたら、島の子は小屋とか作って遊んでるんだって。
そういう自由な感じ、好きだなぁ。
トンネル出口。THE・インスタ映えってやつだね。


帰りの船に乗るために港で待機。
港付近は土砂崩れしないようにコンクリで固めてある。
そりゃ港が使えなくなったら詰みだもんね。
さよなら青ヶ島。
船の中にこんなのが。子どもの作品っていいよね。
八丈島の港からタクシーに乗り換えて空港へ。
日曜日のせいか、ほぼ満席。
たった50分だから、ジュースを1杯もらったらすぐ着陸した。

やっぱり東京⇔八丈島の移動は絶対に飛行機がおすすめだ。

船の最安値は1万円、飛行機は1.4万なので、船の方が安い。
だが、船は深夜便のみ。最安値の部屋は雑魚寝で10時間過ごす。

これが結構辛かった。
寝ている時に船が揺れると、体の中の水分がかき回される気分になる。
それが気になって全然寝れず、しかも気持ち悪くなった。

一応、部屋もグレードがいくつかある。
しかし、次に安い部屋が1.7万するので、飛行機より高い。
だったら、4,000円多く払って9時間短縮するほうが絶対にいい。

どうしても船で行きたい人は覚悟して臨もう。

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