【ドバイ&NY旅行記③】NYはさすが世界一の街だが、全部ではない話
↓前回の旅行記↓(読まなくても分かる。読んだら私が嬉しいだけ)
空港のタクシーの客引きに気をつけろ
空港から市街地(マンハッタン)までは
・電車
・シャトルバス
・タクシー
・ライドシェア(UberやLyftなど)
の3択だろう。
今回は一番楽そうなタクシーで行くことに。
タクシーは、定額で市街地まで行ってくれる。
料金は70ドル+もろもろ+チップで、どんなに高くなっても90ドルはいかない。
空港を出ると、黄色いタクシーが列を成してるので、先頭に行けば、受付のお姉さんが案内してくれる。
ただ、客引きでぼったくってくる人もいるので気をつけてほしい。
とにかく黄色いタクシーに絶対乗って。
私はタクシーの受付直前で、きれいな格好をしたお姉さんに
「タクシー乗りたいの?こっちおいで!」と誘われた。
お姉さんは、英語で本物っぽい名札をかけている。
でも誘われる先は、黄色いタクシーと真反対の方向なのだ。
一瞬信じかけたが、インドの客引きを経験している自分は、
そんな手には乗らない。
「自分は黄色いタクシーに乗りたい!本当か?」と言い続けたら、
「Bye」と言ってどこかに去った。
やっぱり怪しいお姉さんだったんだな。
その後、数メートル先にいた黄色いタクシーの受付に声をかけて、
無事にタクシーに乗ることに。(黄色いタクシーの受付、めっちゃ近くで客引き合ってるんだから、少しぐらい声かけてくれよ)
NY市街地は常に大渋滞&せっかち
NYはいつでも大渋滞
NYはマジでどこも渋滞している。
空港からホテルまでは約26kmなのだが、1時間半もかかった。
つまり、1km進むのに3分以上もかかっているのだ。
同じ信号で何回もつかまるのは当たり前。
マンハッタン市街地では、50mぐらい進むと信号があるので、
ちょっとスピード出たなぁと思ったらすぐ止まってしまう。
そのせいで、滞在中はずっと地下鉄とバスを使っていた。
NYの地下鉄は東京と同じぐらい張り巡らされており、山手線と同じぐらいの感覚でやってくる。
昼間だったら、タクシーの3倍のペースで目的地まで辿り着く。
ニューヨーカーはせっかち。車のマナーは酷い。
これは意外な発見なのだが、車の運転マナーはよろしくない。
初めのタクシー運転手なんか
・高速の出口渋滞してるのに、出口ギリギリで割り込む。
・赤信号になって2秒間ぐらいは進む。
・青信号になったら、とりあえずクラクション。
・渋滞したら10秒に1回は車線変更。
こんなんばっかだ。
日本と同じようにタクシーの運転手が悪いのかな?と思ったら、そうじゃない。
どの車も大体同じだ。
特にクラクションは日本より緩く、
ホテル滞在中は、夜中にクラクションで何回か起きるぐらいだ。
「ここは発展途上国か?」と思うぐらい。
さらに言うと、歩行者もまあまあマナー悪い。
信号無視は当たり前。
赤信号でも車を見渡し、いなければ、平気で横断している。
↑ NY市も合法にしたのだから、すごい街だ↑
「タイム・イズ・マネー」という言葉があるだろう。
あの言葉はアメリカ人が考えたらしい。(ChatGPTによると)
まさに「タイム・イズ・マネー」を象徴する交通環境であった。
同時に日本の交通マナーのよさに改めて気付いた。
「煽られた!」「これは煽りじゃない!」とか言っている内は、
まだまだ優しい方だから、安心したまえ。
もっと上位の国では、常に煽りまくってるからさ。
タイムズ・スクエアは間違いなく世界一
夜は何回かタイムズ・スクエアに来た。
まあNYに行くなら誰しも必ず訪れるよね。
感覚で言うと、渋谷+新宿×100って感じの街。
何もかもがすごい。
まず、電子広告の数。
たぶん50枚ぐらいはあるはず。24時間光り続けている。
そして人の数。
朝の新宿駅の人ごみがずっと続いてる感じ。
その中を車がずっと行き来して、客引きやら観光客やらでお祭り騒ぎって感じ。
これは意外なのだが、治安は悪くない(はず)。
観光客だらけで、警察官もウロウロしている。
観光客が多過ぎることで、悪い奴らが少数派になる。
だから、自然と治安を悪くできない感がある。
NYの演劇はレベチだから絶対観るべし
NYの演劇も見に行った。
ほぼ毎日、夜に行われていて、劇団数も多いから、好きなのを選べる。
でも、人気の劇団はすぐチケットなくなるから、ネットで予約するのもアリ。
何でもよければ、タイムズ・スクエアの近くに当日券売ってる窓口あるから、
そこで余ってるのを買うのもよし。
今回は「マイケル・ジャクソン」の回を事前にネットで予約。
選んだ理由は、英語が分からなくても、なんとなく分かりそうだからだ。
チケットの値段は5万円ほど。
東京タワーから落ちるぐらいの気持ちで買った。
結果として、観に行ってとても良かった。
正直、セリフパートの英語は何言ってるか1割も聞き取れないが、
マイケル・ジャクソンの歌パートも多いので、結構盛り上がれる。
最も驚いたのは、その歌パートだ。
CDの音質と全くと言っていいほど同じである。
最初に聞いたときは「CDを流してるのか。そうだよね。」と思ってたが、
マイケル・ジャクソンの子ども時代の役をしていた子どもが歌い始めたり、
終盤にはバンドが横からスーっとやってきたりしたのを見て、
全部、生演奏だということに気付いた。
自分は結構、いろんなライブやフェスに行っているが、
その全てが小さく見えるほど、圧巻の演奏と歌唱力だった。
観終わった後には、5万円のチケットが安く感じたぐらいだ。
どんなに興味がなくても、1回は観に行ってほしい。
屋台のご飯は安くておいしい
NYのレストランは、円安のせいで高く感じてしまう。
節約したいときは、屋台を駆使しよう。
NYには屋台がめちゃくちゃある。
日本でいうキッチンカーのようなお店だ。
拾い画だが、写真のような「チキンオーバーライス」が食べられる。
タイ米のようなお米にチキンやミートボール、キャベツが入っていて、BBQソースのようなものをかけてある。
普通の人なら1つで十分腹一杯になるし、なんなら2人でちょうどいいまである。
これで10ドル(約1500円)だし、とってもおいしい。
自分は旅行中、3回食べた。
NYはこのようなお店が乱立している。
レストランの方が断然おいしいが、お金を節約したいときはぜひ活用したい。
ベーグルは案外簡単に買える
NYと言ったら、ベーグルも有名だ。
ベーグル屋は数百軒あると言われており、どれも朝から営業している。
ニューヨーカーのモーニング、またはランチの定番となっている(らしい)。
しかし、注文方法が難しいらしい。
ベーグルの種類、トースト有無、具は何を入れるか?など事細かに聞かれる。
まるで、サブウェイのように。
しかも、「タイム・イズ・マネー」とと言われるニューヨーク。
おどおどしていると「Next!!」と言われ、注文させてくれないらしい。
そんな怖い噂にビクビクしながらベーグル屋に。
結論から言うと、拍子抜けするほど簡単だった。
注文させてくれないどころか、親身になって教えてくれる店員ばかりだった。
私は英語が全然できないし、メニューも読めなかったので。
「私は初めてベーグル屋に来た。君のおすすめを1つ作ってほしい。」
とだけ伝えた。
正直、ベーグルが食べたいだけで、中身は何でもよかった。
そうしたら「オッケー!任せな!」と快諾してくれた。
店によっては、
「肉が食べたければこれがいいよ」
「ベーグルはどうする?私のおすすめはこれ。」
のように、親身になっていろいろ教えてくれた。
正直「Yes!」としか言えないが、教えてくれようとしている姿勢は伝わる。
おかげでベーグルは難なく手に入れることができた。
どの店も最後に「どこから来たの?」と聞かれるので、
「Japan!」と伝えると、「ようこそNYへ」と歓迎される。
海外に行くと、日本人がいかに信頼されているかが分かる。
余談だが、親身になってくれた人にはチップを多くあげた。
大体の店で「15%〜」選べるが、親切な店員には「20%」にした。
これで、初めて来る日本人がまた親切にされることを願う。
【結論】NYは確かに世界一の街だが、全てではない
確かにNYは世界一の街だ。
あるニューヨーカーが言っていたが、
「ニューヨークが終わるときは、世界が終わるときだよ。」
と言われたのが、実際に行くとよく分かる。
だが、日本も勝る部分は十分あった。
まず、交通マナー。間違いなく日本が世界一だ。
とにかくクラクション、車線変更、煽りなどがすさまじい。
歩行者も信号無視が当たり前。
そして、空気。
ニューヨークは意外とクサい。
自動車の数が多いのもあるが、排水溝から湧き上がる生臭さも合わさる。
信号待ちで排水溝が近くにあると、最悪だ。
最後に治安。
マンハッタン中心地は特に危ないと感じなかったが、
ちょっと遠くに出かけると、夜は恐ろしい。
灯が急に無くなり、路上で寝ている人も増える。
黒人の割合も増えるので、慣れない日本人には怖い。(差別ではない)
それ以外はNYの方が上かな。
エンターテイメントのクオリティも、街並みも、観光客の数も。
次はどこに旅しようか。