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WiseとRevolutどっちがおすすめ?利用歴2年以上の海外在住者が徹底比較

海外留学や海外旅行、さらには海外駐在をされる方にとって「Wise」と「Revolut」はどちらもとても便利なサービスですが、それぞれの強みや違いがあるため、どちらを使うべきか迷うことも多いですよね。

この記事では、両方を2年以上愛用している筆者が、「Wise」と「Revolut」の基本情報から、各種サービスの比較、両替のシミュレーションでどちらがお得なのかなどさまざまな視点から徹底解説します。

どちらにしようか悩まれている方の参考になれば嬉しいです。


WiseとRevolutの基本情報

まずは、WiseとRevolutのそれぞれのサービスについて解説します。

Wiseとは

Wise(ワイズ)は、2011年にイギリスのロンドンにて誕生した「海外送金サービスの会社」です。

世界中で利用者数は1300万人以上がWiseを利用しているほどの人気と安全性を誇っています。
毎月の送金取扱額は80億ポンド(1兆3000億円)にも上ります。

具体的には、下記のサービスを提供しています。

Wise(ワイズ)のサービス内容

・実際の為替レートで銀行より最大6倍安く送金できる海外送金
・約50通貨を保有する他通貨口座(マルチカレンシー)口座
・外貨のままお得に決済できるデビットカード

安く、簡単に、素早く海外送金をしたい場合は、Wiseがおすすめです。

Wiseについての詳しい説明は、下記記事をご覧ください。


Revolutとは

Revolut(レボリュート)は、世界で4,000万人以上が利用する金融アプリで、国内外のお支払いや両替をスマホひとつで簡単に行うことができる決済サービスです。

Revolutは、日本において財務省より第二種資金移動業者としての登録を受けていますので、安心してご利用いただけます。

複数の通貨を同時に所有し、スマホアプリ1つで外貨両替、デビットカードの発行(リアルカード、バーチャルカード)、海外ATM、海外/国内送金、資金管理などを行えるのが特徴です。

・平日は為替手数料が無料
・仮想通貨や株式投資、旅行保険など、多様な金融サービスを提供
・外貨のままお得に決済できるデビットカード

Revolutについての詳しい説明は、下記記事をご覧ください。



WiseとRevolutを徹底比較

WiseとRevolutを対応通貨や為替手数料など様々な観点から比較していきます。

WiseとRevolutの比較表

Wiseは、特に国際送金や多通貨での残高管理が得意なプラットフォームで、従来の銀行よりも低コストで送金ができる点が人気です。

Revolutは、国際送金や多通貨管理に加えて、仮想通貨や株式投資、旅行保険など、金融サービスの多様さが魅力です。

WiseとRevolutの比較表

サービスによって違いはありますが、どちらのデビットカードも、世界中の主要な店舗やオンラインショップで使用可能です。特に海外旅行時に便利で、安い為替手数料で現地通貨に両替し、現地通貨での支払いが可能です。
海外旅行によく行かれる方はぜひ持っておきましょう!


対応通貨数を比較

【Wise】

Wiseは、50通貨以上をサポートしています。これにより、複数の国に渡る送金や外貨管理を一つのアカウントで簡単に行うことができます。
特に、Wiseは多国籍のユーザーに対応しているため、アジアやアフリカなど、他のサービスでは対応していない国の通貨にも対応している点が強みです。

例えば、USD、EUR、GBPなど主要通貨はもちろん、インドルピー(INR)やブラジルレアル(BRL)、南アフリカランド(ZAR)といったマイナー通貨にも対応しています。

この広範囲な対応通貨数は、海外に住む人や国際的なビジネスを行っている人々にとって大きなメリットです。


【Revolut】

一方で、Revolutは35通貨以上に対応しています。
Revolutの強みは、特に欧州や北米の通貨に強い点です。基本的な通貨としては、USD、EUR、GBPなどがあり、これらの通貨を使うには問題ありませんが、Wiseと比較すると対応通貨数は少なく、特定の地域の通貨には対応していないこともあります。


【比較結果】

対応通貨数では、Revolutが35通貨以上に対し、Wiseは50通貨以上とより多くの通貨に対応しているため、Wiseの方が優勢だと思います。
もし、特に多くの通貨を扱いたい場合はWiseが適しており、欧米圏を中心とした利用であればRevolutも十分に選択肢となります。


海外送金・為替手数料を比較

【Wise】

Wiseは「実際の為替レート」を使用する点が特徴です。

これにより、銀行や他の金融機関が提供する為替レートよりも有利な条件で両替ができます。Wiseの為替両替手数料は、基本的に「為替レート + 0.35%〜1%」という形で設定されています。両替前に手数料がいくらかかるのか明確に記載されるため透明性があり、予測可能なため、多くのユーザーから信頼されています。


【Revolut】

Revolutは、平日の両替手数料は無料で、実際の為替レートを使用して取引が行われます。しかし、週末(ニューヨーク時間で金曜日17:00から日曜日の18:00までの時間)になると、外貨両替の場合為替レートに0.5%〜2%の追加手数料がかかるため、注意が必要です。


【比較結果】

両者の主な違いは、週末の手数料に関してRevolutが追加料金を取る点にあります。これに対して、Wiseは常に安定した手数料で両替を提供しており、予測可能性を重視するユーザーにはWiseの方が有利になるでしょう。


ATMからの現金引き出しを比較

【Wise】

Wiseでは、ATMからの現金引き出しに関して、月に2回までは最大3万円まで無料で引き出しが可能です。
それを超えると、3回目以降は固定の手数料70円がかかり、また、3万円相当以上を引き出す場合には1.75%の変動手数料が適用されます。

この制度は、通常の利用であれば手数料が少なく、かなり使い勝手が良いです。ただし、引き出しの頻度が増えると手数料がかかるため、頻繁に現金を引き出す予定の方は注意が必要です。

【Revolut】

RevolutのATM引き出し手数料は、選んだプランによって異なります。基本プラン(無料プラン)では、月に最大5回または最大約25,000円相当まで無料で現金を引き出すことができます。それを超えると、2%手数料が発生します。

プレミアムプランやメタルプランにアップグレードすることで、より多くの無料引き出し回数や引き出し上限額が増えるため、よくATMを利用する方には有利です。


【比較結果】

WiseとRevolut、どちらもATMからの現金引き出しに関して一定の制限があります。どちらも差はそこまで大きくないですが、回数・金額ともに少しRevolutの方が優勢です。


入金方法を比較

【Wise】

・銀行振込
・デビットカード

※デビットカードからの入金の場合3.3%の手数料がかかる


【Revolut】

・銀行振込
・クレジットカード
・デビットカード
・プリペイドカード
・Apple Pay

※カードからの入金の場合1.7%の手数料がかかる
※銀行振込以外はATMでの引き出し、外部への送金、他のユーザへの送金不可の制限あり


【比較結果】

Revolutの方が選択肢は多くあるように見えますが、手数料がかかったり一部制限があるので、結局どちらも銀行振込から入金する形がおすすめです。
そう考えると入金方法については、引き分けかなと思います。

カードでの入金は手数料はかかるのでかなりもったいないです。日本円を入金する際は、基本銀行振り込みにしましょう

どちらを使う場合も入金時にアプリで手数料の確認が可能です。



WiseとRevolut:どっちがお得?

実際に両方使っている私が、WiseとRevolutで同じ日の同じ時間帯に同じ金額を両替しようとした場合、どのくらい違いがあるかをシミュレーションしてみました!

【シミュレーション条件】
・実施日:2024/11/08
・両替金額:300,000円 / 1,000,000円
・円からドルへ変換


▼ シミュレーション1:300,000円の場合

【Wise】300,000 JPY → 1956.97 USD
【Revolut】300,000 JPY → 1962.10 USD
⇨ Revolutの方が5.13 USDお得

Wise
Revolut


▼ シミュレーション2:1,000,000円の場合

【Wise】1,000,000 JPY → 6,517.90 USD
【Revolut】1,000,000 JPY → 6,468.63 USD
⇨ Wiseの方が49.27 USDお得

Wise


Revolut


【比較結果】

今回300,000円と1,000,000円という2つの送金額で比較しました。
送金額が大きい場合は、Wiseの方が安くなる傾向があります。しかし、小額の送金や頻繁な送金を行う場合、Revolutの方がコストパフォーマンスが良いということがわかりました。

Wiseは、金額が大きくなる語学学校への授業料の振り込みや大学・留学などの学費の海外送金に適していると言えるでしょう。

もちろん少額の両替では大差ないので、どちらを使っても特段違いはないです。それよりも対応通貨などで使い分けるのがおすすめです。



WiseとRevolut:結局どっちがおすすめ?結論両方持ち

どちらのサービスも非常に便利ですが、使用目的によっておすすめが異なります。例えば、海外送金を頻繁に行うならば、手数料が低くて透明性のあるWiseが良いでしょう。

一方、送金に加えてさまざまな金融サービスを利用したい場合はRevolutが適しています。

個人的な結論としては、WiseとRevolutの両方のアカウントを持ち、用途に応じて使い分けるのがおすすめです。

両方持つことで、下記のようなメリットがあるからです。

・ATMの引き出し回数や金額も増える
・週末に両替が必要になったらWiseを使う
・両方対応している通貨ならレートを確認して、安い方で両替する
・どちらも無料で使える


新規登録にお得な友達紹介キャンペーン


この記事を読んでくださっている方の中には、WiseかRevolutどちらかのアカウントを作成しようと検討されている方も多いと思います。

海外旅行や出張によく行かれる方や、留学で海外に住む予定のある方に人気のWiseとRevolut、せっかく登録するならお得に登録したいですよね。

WiseとRevolutの友大紹介キャンペーンについて最後に説明します。


Wiseの友達紹介キャンペーン

現在実施中のキャンペーンでは、こちらのリンクからWiseアカウントを登録すると、最初の送金を行う際に最大75,000 JPYまでの送金手数料が無料になる送金クーポンが付与されます。

銀行や他の海外送金サービスより大幅に手数料を抑えることができるWiseですが、友達紹介リンクから登録するとさらに手数料を抑えて海外送金ができるので、日本から海外にお金を送りたい方や海外から日本にお金を送りたい方は必見です。

Wiseで早速海外送金をしたいという方は、ぜひこちらの友達紹介リンクからお得にアカウント登録してみてください。

獲得条件:こちらのリンクからアカウント登録し、海外送金をする
紹介特典:初回送金時に最大75,000円分の送金手数料を割引

Wise(ワイズ)友達紹介キャンペーン特典 | 7.5万円の送金手数料が無料


Revolutの友達紹介キャンペーン

残念ながらRevolut(レボリュート)を新しく登録する場合、現在行われているキャンペーンはありません。

時期によっては紹介する側が期間限定で受け取れる紹介キャンペーンがあります。その際は紹介された側にも特典を付与できるような独自のキャッシュバックをあらためてこちらの記事でご紹介します。



まとめ

WiseとRevolutは、それぞれの特徴を持つ海外送金サービスです。

対応通貨数においては、Wiseが若干有利ですが、Revolutも主要通貨には対応しているため大きな差はありません。
手数料では、Wiseが為替レートに基づく透明な手数料体系を提供しており、Revolutはプランによって条件が変動します。
送金のスピードでは、両者とも迅速な送金が可能です。

私の結論としては、無料でアカウントを作成できるので、両方作って用途によって使い分けるのがおすすめです。なぜならそれぞれのメリットを享受できるから。

また個人的にはWiseの方が好きです。現地の口座を持てるので、イギリスで現地の銀行口座を作成できるまでWiseで給与を受け取りができたり、留学の費用(80万程度)を格安の手数料で海外送金できたりと、ここ2年間でお世話になりっぱなしです。

でも少額の範囲でうまく使えばRevolutの方が手数料が安く済むこともあります。

この記事を参考に自分のニーズに合ったサービスを選んでみてください。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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