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ブレイブウィッチーズ 第一話 感想

ブレイブウィッチーズ、3度目くらいの視聴になります。
個人的にかなり好きな作品です。
好きな作品の感想を書くことで、自分の今後の創作に役立てよう!ということで感想を書いていきたいと思います。
(以降、ブレイブウィッチーズ・ストライクウィッチーズの全体的なネタバレが含まれます。)



キャラクター造形

雁淵ひかり

ブレイブウィッチーズの主人公です。
ウィッチの才能はないけど、ひたむきに頑張る姿が好きです。
1話だと特に、お弁当のシーンが好きです。
お父さんにお弁当を走って持っていき、お弁当は崩れてしまいます。
それに気づいていない、ひかりちゃんの訓練への熱中している感じとお父さんが何も言わずに、ひかりちゃんが欧州行きが決まったときに微笑んで、その崩れたお弁当を食べているのが、家族の絆を感じることができて、好きなシーンです。
ひかりちゃんはお姉ちゃん大好きっ子です。
お風呂のシーン(傷跡を見たいとねだるシーン)、お姉ちゃんのことを楽しそうに語るシーン、様々なところでお姉ちゃんへの憧れが伝わってきました。
そんなひかりちゃんですが、『お姉ちゃんに近づきたい!』(物理的にも、精神的にも)という願望(欲求)があるように見えます。
試験で3段飛びができるようになるシーンなんかはお姉ちゃんに技量的に近づけたシーンなのかなと思います。
個人的にこのシーン、悪くないシーンだと思うのですが、何かが足りないとも改めて見返して思いました。
では、何が足りないのか。
それは、ひかりちゃんの『お姉ちゃんに近づきたい!』と思うに至る動機です。
例えば、ストライクウィッチーズでは、宮藤(よしかちゃん)が戦争のせいで家族を失ったことから『戦いたくない』と強い意志を持っています。
この『戦いたくない』(戦争なんて嫌い)という意志・欲求は、戦争によって家族が傷つけられたからという過去に起因しています。
だから、宮藤に感情移入しやすかったです。
しかし、ひかりちゃんではこの感情移入が若干しずらいと思っています。
それは『お姉ちゃんに近づきたい!』という願望に対して、その理由(動機)が視聴者に伝わっていないからだと思います。
『お姉ちゃんに近づきたい!』のは、なぜなのか?
物理的側面からだと、今まで離れ離れな時期が多くて寂しかったから、お姉ちゃんと近い場所にいることで家族としての時間が欲しいといった具合でしょうか。
精神的な側面だと、町の英雄として誇らしいお姉ちゃんに近づきたいみたいな描写がありますが、いまいち動機が分からないので、『欧州に行って戦いたい!』という気持ちに付いていけない私がいました。
(大好きなお姉ちゃんと一緒に戦いたい!という理由なら理解はできるのですが、この後の展開でお姉ちゃんは離脱してしまうので、そうなったときにひかりちゃんはなぜ戦いたいと思っていたか、見返したいと思いました。)

ひかりちゃんはウィッチの才能はないけれど、ひた向きに頑張る姿に心打たれる部分があります。
(そんなところが私は好きです。)
宮藤ちゃんとは逆ですね。
(宮藤はウィッチの才能はあるけれど、他人を傷つけたくないからできるだけ力を使いたくない)
対比構造としてストライクウィッチーズとブレイブウィッチーズは面白い主人公の対比になっていると思います。
両作品ともに、好きな作品なので、どこが好きかを言語化できればいいなと思いつつ、2話以降も見ていきたいなと思いました。




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